2021年3月14日日曜日

初めての1時間レッスンに向けて全力投球

 前回のポストから一ヶ月、ベートーヴェンピアノソナタ第30番第1楽章も早や6回目のレッスンが終わりました。

この第1楽章はプロが弾くと4分弱なんですが、2月21日に初めて録音した時は18分39秒もかかりました。大体5倍弱くらいかかってます。

弾いているとそんなに長大な時間がかかってるとは全く気付いてないのですが、改めて考えると凄いですね。ピアノの前に5分と座ってられない人がよくそんなに長く弾いてられるもんですね。

時間がかかる原因は、弾き慣れた最初の数小節以外の音が全然覚えられなくて、毎回見るたびにほぼ初見状態になっている為です。特に和音がさっぱり覚えられない。もう痴呆が始まっているんじゃないかと疑問を抱くくらいです。馴染みのない和音の構成音を一つ一つ読んで指使いを考えて…とやってると幾らでも時間が経ってしまいます。

ちなみにこの第1楽章は丁度100小節ありますので、大体90小節くらいは迷ってます。1小節に2回「ああ何だか分からない…」と考えているとすると、180回くらい考えている計算です。そりゃ終わらんわ。

3月14日の今日、朝練習前の録音では10分40秒でした。半減とまではいかないものの、かなり早くなりました。というのも練習の甲斐あって間違えたりつっかえたりがかなり減ったからです。録音を聞きながらメモったら問題ある箇所は24箇所でした。よくここまで減った!凄い!偉い!

おかげで昨日のレッスンでは最初に弾いた時、先生に「随分練習されたのではないですか?」と聞いて貰え、感無量でした。めちゃくちゃ(当社比)練習したもんね。

何でそんなに必死になって練習したかというと、昨日のレッスンは1時間だったからです。

去年の十月だったか、レッスンが一回先生の都合で抜けてしまい、その振替を今月やると言われまして、1回増やすかそれとも30分レッスンを二つくっつけて1時間にするか聞かれて、先生にお任せしますって言ったら1時間になったのでした。

今までは30分レッスンしか受けたことがなかったので1時間レッスンは初体験です。

別に練習していかなくても叱られるわけでも先生の態度が変わったりもしないのですが、やっぱり気まずい。まるっきり練習していかなかった時の30分は永遠のように長く感じられます。それが1時間だったらそりゃもう、どんな心境になるか想像もできませんが、ヤバい予感しかしません。

ってことで必死に練習せずにはいられなかったのでした。

この頑張りのおかげで1時間のレッスンはあっという間に終わってしまいました。体感40分という感じ。本当は合間に5分間の休憩が入る筈だったのですが、どっかに消え失せました。ということは実は1時間5分のレッスンをして貰ったということになります。そんなに長かったのか。

いつもはあんまりお手本を弾いて貰えないのですが、今回は一杯弾いて貰えました。それもきっとレッスン時間が長かった為と沢山練習していった為ですね。ありがたい。

それにしても先生の高速アルペジオは速すぎて何回聴いても度肝を抜かれます。毎日地道にアルペジオを練習すればああなれるって本当ですか?信じられない…。


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