2021年6月12日土曜日

三ヶ月ぶりのレッスン

 今日はレッスンでした。

前回が3月13日でしたからほぼ三ヶ月ぶりです。

その間毎日欠かさず練習したので(一度通して弾いて終わりという日もありましたが)、進歩具合に先生驚いてまして「一日何時間練習してましたか?」とか聞かれました。でも長くて3時間位かな…。

まあこれ理由がありまして、一昨年の2019年11月から鬱で会社を休職しております。去年まではとてもピアノを弾く気力がなかったのですが、今年から段々と調子が上向いていて、それがピアノに向かっているわけです。

しかし調子が上向いてきたと言うことは復職が近づいてきたと言うことでもありまして、それはそれでありがたいことなのですが、復職したらまた毎日クタクタに疲れてピアノじゃなくなっちゃいそうなんですよね。

一番良いパターンは、復職して、かつ毎日ピアノを弾く元気があるということなんですが、どうしたらそういう四方万事めでたしという具合に持って行けるのでしょうか。仕事しながらコンクールで優勝とかしている人は一体どうなっているのか不思議です。毎日5分しか弾けなくても結構違って来るんですけど、働いているとその5分の気力が出ないんですよね。

これはベートーヴェンピアノソナタ第30番第1楽章演奏時間の最新グラフです。一昨日、遂に4分23秒を記録しまして、めでたく4分30秒を切るという目標を達成いたしました。













今日の記録は4分34秒でしたが、一発撮りで、しかもほぼノーミスだったので(最近はどうにも勘弁ならない悲惨なミスをして撮り直しというパターンが頻出)、これも相当なものです。

今日のレッスンでも「もう譜読みの段階を超えて表現の域に達してますね」というありがたいコメントを貰えました。

表現の域!それこそがレッスンで教えて欲しいもので、どうしたら先生みたいにイイ感じに、つまり感動的に盛り上げて弾けるのか?プロとアマの演奏の違いはどこにあるのか?というのを知りたいんですよね。

そういう意味では私の30番第1楽章はようやく譜読みを終えてレッスンをして貰えるスタートラインに立ったのではないかと思うんですが、どうなんでしょう?ここからどれほど教えて貰えるのか未知数です。考えてみれば今までの曲って大体譜読みレベルで終わっちゃってるんですよね。ああもったいない。先生にはもっと高いレベルの事を教わりたいと思っているのに、なかなかその域にまで行けません。

高いレベルとは具体的にどういうことかというと、例えて言えば「ピティナのグランミューズB2カテゴリーで予選突破できるレベル」です。

ベートーヴェンのソナタのようなオーソドックスな曲だとコンクールではハードルが高過ぎる(審査員が厳しく見るから)と言われますが、その「高いハードル」っていうのが、練習しているうちに何だかよく分からなくなってきたんですよね。「後期ソナタに見られる高い精神性」とか言うけど、具体的になんなのそれ?みたいな…。

次回は色々話し合った結果、今ちょっとずつ譜読みしている第2楽章も少し見て貰うということになりました。第1楽章をずっとやっているのに飽きた時少し第2楽章に浮気していたのです。

第2楽章と第3楽章をちょっとづずつやっていくという話もあったのですが、第3楽章はとても弾ける気がしません(特に第6変奏)。しかしこの曲のキモはやはり第3楽章にあり、全楽章をいつかどこかで発表したい(できれば定年退職記念コンサートを開いて)という気持ちもあります。

教室の発表会が毎年年度末にあるので、そこで第1楽章を弾いてはどうかという話になりました。もう大体できているので充分間に合うでしょうとのことです。

考えてみれば、もう何年も発表会のステージに立ったことがないのです。大丈夫かな。それより復職しないと…。

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