今日は発表会でした。
散々な出来でした。何度もつっかえて弾き直しました。楽譜持ち込みで、あれほど弾けるテンポで弾こうと固く思っていたのに、結局走ってしまったようです。
弾いた曲はベートーヴェンピアノソナタ第30番第2楽章です。レッスンで見てもらってたのはずっと前で、それからしばらく毎日弾いていたのでなんとなく暗譜のようなものが若干できてたとはいえ、怪しいところもあちらこちらという状態でした。
実のところ、ここ数ヶ月ずーっとピアノが弾きたくなくて練習してませんでした。
何をしていたかというと、暇さえあればネット。ネットを見ているだけで幾らでも時間が経ちます。起きていられる元気があれば起きてPCでネット。起きる元気がない時は布団にくるまってスマホでネット。
これは心にエネルギーが溜まってない状態なんだろうと思います。多分鬱から来るものでしょう。去年の10月に復職してからずっと週一回出社するだけの在宅勤務で、通勤地獄からほぼ解放され、仕事もストレスがかからないように簡単な物しか与えられていないのでストレスフリーだと思っていたのですが、それでもじんわり疲労が蓄積されていたようです。
それと、精神的なパワーというかエネルギーというか、そういうものが無いとピアノは弾けない気がします。ピアノを弾くより布団にもぐってスマホをいじっている方が遥かにエネルギー使いませんもん。
だから、ピアノを弾くとストレス発散になるとか気持ちがスーッと落ち着くとかいう人が凄く羨ましいんです。なんでそんな風になれるのかなあってずっと思ってました。ああ、ピアノが癒しだと言ってみたい。
なんで今のピアノが癒しにならないか考えてみました。一つ思ったのは、身の丈を超えた難しい曲を弾いているからではないかな?
そこで試しにソナチネアルバムの4番を弾いてみました。これは小学生の時に一回だけ出た発表会で弾いた曲で、発表会の時に散々練習したので指が覚えていて、ピアノを再開する時に最初にちょっと弾いてみてと言われてスラスラ弾けたので驚いた記憶があります。
で、いざ弾いてみると色々つっかえるんですがまあまあ弾けます。でもこれが楽しいとか癒しとかストレス発散になるかというと、そうかなあというやや否定的な気持ち。
今度は趣向を変えてインベンション8番を弾いてみました。両手で合わせるともたもたしてさっぱり進まないので左手だけ弾いてみたら、これが結構楽しい。久しぶりにピアノを弾いて楽しいという気分が蘇りました。ああ良かった。
今日の収穫としては、今度またピアノが弾きたくなくなったら、とりあえずやれそうなところからボチボチ攻めてみる、というところでしょうか。
今までも何度もピアノ嫌とかめんどくさいとか言っていたのですが、それでもなんだかんだでピアノ再開後二十数年経ったので、きっとこの先もこんな調子でぶつぶつ言いながら続けていくんだろうと思います。あーだのこーだの言いながらちょっとずつできることも増えてきたしね。
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