2010年8月17日火曜日

近くて遠いピアノ

マンションの大家さんに借りた空き部屋に布団やら身の回り品やら(ホテルに一時移動したときの品をそのまま移動)を運び、避難食料として買い込んだクッキー(森永マリー、チョイス、ムーンライト、チョコチップ)とウーロン茶2リットルペットボトルを装備して、無事エアコン工事までの退避生活を送る用意が出来ました。

え?なんで避難食料がクッキーなのかって?

それは私が小4の時に読んだ、「ツバメ号とアマゾン号」という小説に、潜在意識レベルで影響を受けているからです。

この小説は、イギリスの湖水地帯にある一つの大きな湖で長い夏休みを過ごす少年少女の話なんですが、必ず食べ物の話がしつこく出てくるんです。
湖のほとりに町が幾つかあるような、そんな広大な湖を子供たちだけでヨットで巡るので、食料品は携帯できるものばかり。だから出てくる食べ物は、牛乳、リンゴ、ハム、大して変わったものは出てこないし、毎度毎度同じようなものばかりを彼らは食べてるんですが、全然飽きもせずに美味しそうに食べてるんですよね。

しかし、段々と

牛乳は搾りたてのもの
リンゴは、小さくて堅くて酸っぱくて香り高いもの
ハム等の燻製肉類は、本に出てくるような(多分)本格的なものを日本で買うとべらぼうに高い

ってな感じで、小説と現実の落差の中で、次々に幾つもの食品が落選していき、
紅茶
森永のマリービスケット
だけはまあそれらしいのではないかという結論になって今に至るわけです。

長くなりましたが、そんなわけで、私にとって携帯食料とは森永のマリービスケットなのです。エヘン。
まあ、あんまりよく買うので、今はちょっと飽きてますけど。

あ、前述の本にはペミカンという食べ物があって、これは長らく謎だったのですが、実はこれはコンビーフらしいということが分かって、ちょっと落胆。
うーむ、コンビーフはちょっと無理です。なんていうか味が…脂ギトギトなのが…それと臭いが…
あれは煮過ぎて固くなったイカと同様、できるなら一生無縁でいたい代物。
確か、自衛隊の携帯食料品の中に、牛肉の大和煮があったような気がします。あれがいいなあ。(←好きにしなさい…)

お、ところでやっと本題に入りますが、今日はピアノをちょっと練習しましたよ。
エアコンなしで汗だくになったところへ扇風機で強風を吹き付けると気持ちいい~。
しかし、これは20分しか持ちませんでした。
同じマンションなのに、暑くて入れない…。
あー、昔の人は30℃を越える部屋でピアノを練習してたんでしょうか。
子供のときはエアコンなしで受験勉強などしてましたが、勉強するのとピアノを弾くのはまたなんか違うような…。
そういえばバスタブの中がひんやりするので、すっぽりこもって勉強してたら親に叱られたような。エアコンがなかった時は一体何を考えながら勉強していたのか、今では想像もできません。またまた脱線しますが、最近の学校は小学校でも中学校でもエアコンがついているそうですね。いいなあ。

明日の朝、もし起きられたらまた練習します。明け方は28℃ということですから、換気をすればもっと長く弾けるはず。
というわけで寝ます。

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