2011年7月7日木曜日

今、私は、埼玉県民でもなく、心臓病を患わっているわけでもないということに対して、神に無限の感謝を捧げます。アーメン

聖書は正しく、進化論は間違い-クリスチャンは堂々と説明できるべき

イエス・キリストが日本社会には絶対必要

6月30日、クリスチャンアカデミー(東京都東久留米市)にて開催された第66回コーヒーアワーにて、埼玉医科大学准教授の今中和人(いまなか・かずひと)博士が「心臓外科医が語る驚異の人体」と題して講演を行った。今中氏は講演において、現在もなお日本の義務教育下で「進化論」が正しいかのように教えられていることに深い遺憾の意を表し、キリスト者である私たちは「進化論」が完全に誤った考え方であり、全知全能の神様が私たちのすべてを初めから創造されたお方であることを堂々と宣べ伝えていかなければならないと強調した。

今中氏は心臓外科医となり、生きている人間の内部にある心臓の驚くべき仕組みを発見することで、人体は徐々に進化して形成されていったのではなく、神様が御心に従って人体のすべてをご計画の通りに初めから創造されたことを確信したことを講演で証しした。

同氏は日本人のキリスト教に対する考え方として、「イエス・キリストの教えに否定的な人はほとんどいないが、イエス・キリストを通して表される全知全能の神が存在しているということを受け入れることができない日本人が多く、神の存在を受け入れられないことがイエス・キリストを受け入れられないことにつながっているのではないか」と指摘した。

特に今中氏は「進化論」については「でたらめの新興宗教である」と厳しく非難し、未だに学校教育で進化論が教えられている現状に危機感を募らせ、「進化論」の考えが日本人が神という存在を受け入れるのに大きな妨げになっていると警告した。

科学万能主義のようにも思える現代日本においては、初代教会の時代の偶像崇拝に満ちたコリントの都市での伝道と同じく、「ムードや直感に頼って行うのではなく、聖書が正しいことを理論的に証できる知識を身につけた上で伝道するべきではないか」と述べた。

心臓外科医である今中氏は、人体の仕組みについて、実際に心臓の手術中の映像を交えてリアルに説明し、「骨や筋肉というものは、非常によく考えられてつけられています。曲がるけど伸びないというところはありません。心臓が送りだす血液量は一分間で5リットルにもなります。1日に換算するとペットボトル1万5千本もの血液を送り出しています」と身体器官の驚くべき仕組みを説明した。

人体の仕組みを知れば知るほど、如何なる組織であれ、「目的も意味もなく創られるわけがない」ことが確信できるようになったという。特に心臓という器官は「小さいが凄まじいパワーの心筋があり、もとは1つの細胞だったのにもかかわらず、バックアップ機能も備わっており、全く別な組織ともネットワークを形成できている。何故こんなことが可能なのかと考えれば、神様が創造されたと考える以外には考えられない」と述べた。他の器官についても、なぜ肺が酸素を取り込めるのか、脳が記憶できるのか、感情はどこから来るのか、皮膚が熱いとなぜわかるのか、なぜ免疫が外敵を撃退できるのか、なぜ腎臓は不要物のみを排せつできるのか、すべてが神様の御業であるとしか考えられないことを証しした。

また聖書ではひとりひとりがキリストのからだとして生きることが勧められているが(Ⅰコリント12章)、人体の各器官を観察すれば、まさにキリストのからだとして機能し合っており「どの一か所として自分のものを独占しようとしているところはない。体内が既にキリストのからだを実現している」ことが痛感されることも説明した。

人体の形成について、すべては初めから神様の御心によって創造されたと考えるべきで、これをもし進化論に即して考えれるとすれば、「もし段階的に代謝能力を獲得してきたのなら、片っぱしから乳児期に死亡する時代、全員重度知的障害者だった時代などが生じたはずであるが、そのような時代があり得ないことから、『人体の組織は最初から全部できたと思われる』」と確信したという。同氏によると、人体の組織は観察すればするほど、「段階的に進化してきたとは考えられず、最初から全部できなければならないことばかり」であるという。

このことから同氏は、「イエス・キリストの弟子たちは最終的には殺されることも恐れず福音を宣べ伝え、数々の奇跡が生じました。この歴史的純然たる事実は何のためだったのでしょうか?(からだの各器官が他の器官のために機能し合っているにもかかわらず)クリスチャンは何と自分のためばかり祈ることが多いのでしょうか?私たちは主の御心のために創られました。パリサイ人は外に徴を求めたが、私たちの体内を見れば、自らの内に神が創造された創造物であるという徴を見出すことができます」と述べた。

現代教育で教えられる始祖鳥や人類の祖先などの進化論の教育について「教える人もそのことが科学的真実かのごとく教わっており、自分では確認していないのに悪意のねつ造によって作られた進化論が教えられ続けている」ことを厳しく非難し、「人類の起源の説明として未だに進化論が教えられ日本人は信じ込まされている」と警告、パウロ使徒の言葉を用いて「進化論」を「むなしい、だましごとの哲学(コロサイ2・8)」であるとはっきりと否定した。

その上で、本当に神がおられるのなら、すべての神様が創造された創造物が「どうなろうが構わないわけはないでしょう?」と疑問を投げかけた。今中氏は人体の各器官の働きやネットワークを観察すればするほど「互いに愛し合いなさい(ヨハネ15・12)、いっさいの物を共有にし・・(使徒行伝2・44)、互いの重荷を負い合いなさい(ガラテヤ6・2)、見よ。それは非常に良かった(創世記1・31)、あなたがたのからだは、あなたがたのうちに住まれる、神から受けた聖霊の宮であり、自分のからだをもって、神の栄光を表しなさい(Ⅰコリント6・19-20)」という聖書の御言葉が正に真実なものであることが痛感させられることを証しし、「私達を愛して下さる造り主は、私達の状況を気にかけておられ、私達の人生は意味も目的もある。(悲惨な出来事など)疑いたくなる現実は山のようにあるが、わたしたちの存在こそが聖書どおりの愛なる神の証明である」と述べた。

また人体のすべてが初めから神様によって創造されたものであることを確信することで、自分の人生は誰のものであるかが確信できるようになるとし、「私達が、誰でもみんな本当に選ばれ、知られ、愛されています。素晴らしいあなたがそのしるしです」と述べた。

同氏は、人体が神によって創造され、私達が聖霊の宮であるという真実を拒まず、この真理にクリスチャンは自信を持つべきであり、「自分の持っている確信を放棄してはいけません。その確信には大きな報いが伴っています(ヘブル10・35)」と警告した。

現代日本においては年間3万人以上もの自殺者が生じている。今中氏はこの状況を克服するためにも「イエス・キリストが日本社会には絶対必要であり、そのためにも神様がおられることが信じる前提になるのだから、この神様の存在をきちんと証できるクリスチャンでなければならない」と強調し、ノンクリスチャンで聖書も神様も否定する日本人の同朋に向けて、神様がおられることの「理解・納得できる根拠を示していくことが大切である」と述べた。

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今中和人氏 プロフィール

東京都在住 荻窪栄光教会会員

1982年 私立灘高校卒
1988年 東京大学医学部医学科卒
1989年 日基教団根津教会にて受洗
1999年 埼玉医科大学心臓血管外科講師
2007年 埼玉医科大学心臓血管外科准教授医学博士、心臓血管外科専門医等の資格を持ち、現在に至る。

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