私はオーディオに凝ってます。凝っているほうです。
だからというわけではありませんが、録音も興味があって、自分のピアノを録音する時は、ちゃんとマイクを二本、マイクスタンドに付けて立ててます。ちなみにマイクは今ので三代目になります。みな安物ばかりですが、毎回あーでもないこーでもないと言いながら選んでます。
録音自身はPCで行うのですが、高音質を狙いたい場合、たいていはマイクの出力はマイクプリアンプというのを経由してPCに入力します。
このマイクプリアンプにもそこそこ金をかけて、RMEというメーカーのFireface400というのを使っています。
が、しかし、YouTubeは動画付でないとアップできないという壁がありました。それでビデオカメラで動画を撮って、音声はビデオカメラの外部入力端子にマイクプリ経由でマイクを繋いでいたのですが、それが悪いのか、それともビデオカメラ付属の、動画を簡単にYouTubeにアップするツールがヘボなのか、音が悪かった。これがうちのピアノの音です、とはちょっと言いにくい嫌な感じのする音でした。
(音量大きめです)
(音量小さめです)
そこで一大決心をして、というより今日は3時半に目が覚めてしまったので、それから夜までかかってあれこれやって、なんとか思い通りのことができるようになりました。
それでやっと出来上がったのがこちら。
(音量大き目です)
演奏のほうは…まあなんか酷いことになっていますが、とりあえずピアノ自身の音の美しさに注目していただきたいです。そして、久しぶりに聞いた以前の録音は(バッハは記憶に残っていたほどには悪くはありませんでしたが)ちょっとこれはいただけないという残念な音でした。
弾いている人間からすると、こんなに響きの美しい音が出ているのかと驚きます。鍵盤の前ではもっと無表情な感じを受けます。客でなければ絶対に聴けない音です。
自分でもいい音で聴きたければ、自身でこまめにマイクセッティングして録音するしかないようですね。
それにしてもいい音です。
元々は知人が持っていたヤマハS400Bが良い音だったので、ヤマハのS4Bを買うぞ!と思ってました。ディアパソンDR300がいいなあと思って梅田のカワイに取り寄せてもらって指弾したこともありました。ベヒシュタインには本当に夢中になって何台か弾きました。カワイSK-2はやはりいいなあと思ったりしましたし(でもSK-5のほうが更に良かった)、ブリュートナーmodel6は指弾もして見積もりまで出してもらい、ほとんど買うところまでいきました。あと、もちろん、スタインウェイ、ベーゼンドルファー、それからグロトリアン、ザイラー、ザウター、ファツィオリなど…。
しかし、こうしてマイクで通して聴く、このシュタイングレーバーというピアノは本当にどのピアノとも違う、独特の美しさ、というような言葉では言い表せない、強固な世界観みたいなものがありますね。
本当に不思議です、こんなにばらつきがあるというのは。
←練習しないと折角のピアノも勿体無いよね
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