2020年2月23日日曜日

雲上の存在・平均律に近づく?

チャイコフスキーの秋の歌は練習の成果もあって首尾よく終わり、無事手折られた潮騒に入ることができました。

一方で、ちんたらやっているシンフォニア第1番ですが、レッスンで先生がひとくさり喋った後、こんなことをおっしゃる。

「シンフォニアは全部やりません」
「平均律にもシンフォニア程度で弾ける曲があります」

果たして先生の真意は?
もしかして私が"シンフォニアには飽きた。早く平均律に入りたい"と思っていると思ったのでしょうか?
いや全くそんなことは思ってないんですが…。

平均律と言われても「この曲が好き、弾きたい」とパッと思いつく曲が出てきません。
平均律はいつも全曲をまとめて聞いているので完全に聞き流しモードになっており、"あ、これいいな"と思っても何曲目を聞いているかなんてイチイチ確認しないからです。

というわけで平均律に早く行きたいという意欲が湧きません。
そもそも滅茶苦茶難しいシンフォニアに入れたことすらいまだに信じられないのに、平均律なんて雲の上の更に上って感じで現実味が湧きません。

いや、前の先生に習っていた時に平均律にトライしようと一度相談したことがあります。随分昔の話です。
なんかカッコいい曲を見つけたんで、それを弾きたかったのです。
でも結局「平均律が弾きたかったらインベンションをやって、シンフォニアをやって、それから」と先生が結論を下してポシャったのでした。

ところで、閻魔帳によると平均律で一番易しいのは第1巻10曲目と第2巻6・15曲目で、難易度19とのことです。
シンフォニアで一番難しいのは難易度20だから、まあ確かにシンフォニアを全部やらなくても弾ける平均律はあると言えばあるという訳なんですが、この難易度、バッハに関しては特に一つ違うだけで格段に難しく感じるのです。
シンフォニア第1番は難易度17だから、難易度19とはかなりの差を感じます。

まあとりあえず第1巻10曲目を試しに弾いてみようと楽譜を開いたら、おっと「これ弾きたいと思ってた奴やん!」。

プレリュードがめっちゃカッコいいんですよ。
最初は静かだけれども何やら不穏な空気をはらんでいて、後半のプレストで一気に炸裂するというドラマティックかつキャッチーな展開。なんだか短編映画を観ているようです。
リヒテルの演奏を貼っておきますので聞いてみて下さい。
ヨタヨタながら弾いてみましたが、運指の辻褄が時々合わなくなることと、プレストで弾くのはメッチャ大変そうということを除けばまあまあ弾けないことは無い感じ。
体感的にはインベンション第2番の時の弾けなさ具合の方がよっぽどしんどかったな。あの時は指が別の生物かと思う位動かなくって大変でした。このプレリュードでは指が動かないということは無いです。

フーガの方はね…二声ということもあって超ゆっくりでなんとか最後まで弾けたのですが、曲の魅力がよく分からないので練習が辛そう。
やっぱり曲に惚れ込まないと練習は捗りませんからね。

プレリュードだけレッスンに持って行くという訳には…やっぱりいかないんでしょうし、困った。

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2020年2月5日水曜日

秋の歌の追い込みモードに入る

前回のレッスンで不意に
「もう一回秋の歌をみて、それで終わりにしましょうか。」
と先生に言われてアタフタしました。

本当はね、本当は去年の秋のかつさんの第2回『ピアノWeb発表会』に秋の歌で参加する予定だったのです。
しかし、案の定というか全く仕上がらなかったので参加できず今日に至るという体たらくでありまして。
このブログを読み直したら去年の7月に始めたんですねえ。いやもう2月ですよ、冬も過ぎて立春も終わっちゃいましたよ。うっかりしたら1周年を迎えるところでした。

長らくダラダラと続けてきたわけですが、「次のレッスンが終わったらもう秋の歌を弾くことは無くなるのか」と思うと俄然やる気が湧いてきて、一生懸命練習しております。いやレッスンが終わっても好きなだけ弾けばいいんですが、今までの経験から言って多分そういうことは無いと断言できます。それだけに色々名残惜しくて、練習も自然じっくりねっとりとなります。

そうすると楽譜をよく見るようになって、よく間違える左手の和音も「こことここの和音一緒やん」とか気付いたりして。
今頃になってそんなこと言ってるのかという話もありますが、まあ見つかって良かったということで。

秋の歌の次は、なんとなく思い付きで三善晃「海の日記帳」から「手折られた潮騒」を選びました。テンポ速いんですよね…指が回るかな…。
次回のレッスンで秋の歌が早く終わったら、手折られた潮騒にもちょっと入る予定です。

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