2020年10月19日月曜日

八か月ぶりのレッスン

久しぶりのレッスンでした。

 前回のレッスンが二月だったので、なんと八か月ぶりのレッスンとなります。

まずシンフォニア第1番を弾いたら、先生が「休みの間も練習していたんですか?」と聞いてくれたのでちょっと嬉しかった…「ええまあチョボチョボ練習してました」と答えましたが、これは真っ赤な嘘。ほぼほぼ練習してなかったのでした。

Googleカレンダーからリマインダーが飛んできて二週間前から「練習しなきゃな」とソワソワしていたのであります。でも結局練習した日は今日を入れてたった四日。それもシンフォニア第1番を一回通して終わり、といった体たらく。

それでも面白いのは、久しぶりにシンフォニア第1番を弾いてみたら、前よりもスラスラと弾けるようになっていたことです。

ピアノを弾かなかったから上手くなった…という訳では無くて、多分メンタルの調子が上がったからじゃないかなと思います。

そもそもピアノを弾くという行為は結構気力というか精神力というかメンタル的体力を大量に消費するようで、それがバッハだったらなおさら。インベンションでもシンフォニアでも一曲最後まで弾いたら喉がカラカラになるんですよ。物凄く緊張するみたいです。

以前だったらシンフォニア第1番はいつも1ページ目の最後の段で強烈につっかえてしまってなかなかリカバリーできなかったのですが、それが八か月間を空けただけで、多少つっかえてもすぐに弾き直せるようにまでなりました。

メンタルの改善というのは凄い効力があるようです。

また、「主題はピアノから始めて頂上でフォルテになって…」と指導されるのですが、練習してる時はそんなの奇麗さっぱり忘れててやったことがありません。でもレッスンだとなぜかちょっと繰り返しただけでできるんですよね。

どういう訳か練習している時には出来なかった事がレッスンでは出来るようになることがたびたびあります。先生に不思議な力があるのか、それとも火事場の馬鹿力で、実力以上のパワーが発揮できるのかもしれません。

ってな感じでシンフォニア第1番が終わって次は手折られた潮騒。

ここではハーフペダルを教わりました。

実はハーフペダルを教わるのはこれが初めてです。今までは「ペダルは底まで踏む」としか教わって無かったのでおっかなびっくり。「ではやってみましょう」と言われても、「こんな感じ???」できているのかいないのかよく分からない。まあこれはおいおいに…。

というわけで、久しぶりのレッスンを終えて物凄い充実感と達成感を味わいつつ帰ってきました。

レッスンが終わった直後はいつも「ピアノ弾くぞ~!」と思って帰るんですけど、帰宅してからあれこれやっているうちに折角の気分が冷めてしまうんですよね。こうして書き留めておけば少しは保存できるかな、と淡い期待を抱いたりします。


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