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2025年9月14日日曜日

もしかしたら練習するとなんでも弾けるようになるのかもしれないと思って水の戯れを弾いてみた

 夏休み以来、毎日ピアノを練習しています。

数分練習したら達成可能程度のうんと簡単な目標を決めて、数分練習して目標を達成し、小さな成功体験を得ると練習が続くことを発見しました。まあ多分この発見、今までに百回くらいしているかもしれませんが。

小さな成功体験でも重なるとそれがエネルギーとなってまた練習したくなります。

目標を達成する前に集中力が落ちたりエネルギー切れを感じたりしたら即座に休憩します。少し時間をおいてから、同じところを弾いてみたら弾けるようになったりします。

一度できたことを後で繰り返したらできなくなっていることも多々ありますが、「そういうことよくあるよね」と割り切ります。

そんな練習を続けていたら結構進んできたので、もしかしたら練習するとなんでも弾けるようになるかもしれないという甘い考えが湧いてきました。

そこで試しに水の戯れの楽譜を開いて音出ししてみました。とりあえず最初の6小節だけです。

右手だけ弾くと何だかよく分からないのですが、左手を合わせると突然「水の戯れ」の世界がパカッと開けるではないですか!これはメチャンコ楽しい。

まあ13ページもありますし、最後まで音出しできる日はきっと来ないでしょうが、絶対弾けないと思っていた曲がちょっとだけでも音出しできただけでワクワクします。

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2025年8月18日月曜日

かなり通せるようになってきました。亡き王女のためのパヴァーヌ。

 夏休みは今日で終わりです。

今日は亡き王女のためのパヴァーヌの3ページ目最上段、昨日攻めてたところですが、そこを今日も攻めました。おかげでだいぶスッキリしました。

それと1ページ目と2ページ目でメッチャつっかえるところをちょっと攻めたり、5ページ目と6ページ目の細かい音符が飛び交うところを拾い読みしたりしました。

最後に通してみたら、おお、かなり進んでいるではないですか。ここまで来ると弾くのが楽しくなってきます。

今回の勝因はなんといっても音符が最高に込み合っている47-48小節目を集中的に部分練習したことです。ここが一番嫌なところだっただけに、何とかなりそうという目途が立ったのが大きかったです。

今週末もまたレッスンなのですが、笑顔でレッスンに行けそうです。

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2025年8月17日日曜日

2025年、今年の夏休みも沢山練習しました

このブログを読み返すと去年も同じようなことを書いていましたが、今年の夏休みもピアノを頑張りました。
3月の発表会が終わってから始めたラヴェルの亡き王女のためのパヴァーヌ、前回書いたブログ記事からさっぱり進んでませんでしたので、この夏休みの間に譜読みを終わらせたい!という意欲を持って取り掛かったものの、結局全6ページの内4ページ目の終わりまでしか進みませんでした。夏休みまでに3ページ目の最上段ぐらいまで行っていたので、実質2ページです。
夏休みの最初の三日間くらいは3ページ目の2段目(主題が2回目に出てくるところ)の左手の分散和音が全然指に馴染まなくて、ずっとここばっかり繰り返してました。全然進まないのでモチベーションが上がらず、そのためあんまり練習してません。
四日目くらいだったか、朝弾いてみたらまあまあ指がはまるようになり希望の光が射してきました。これに勢いづいて練習時間もどんどん長くなりました。
練習していて思ったんですが、長々と切れ目なく練習しているよりも、ちょっと練習して、ちょっと休んで、またちょっと練習して、という細切れサイクルを何回も繰り返す方が学習効果が高い気がします。休息の間に脳だか神経だかが練習中に入力された情報を色々整えているのではないかと想像しています。検索してみると、何かの実験で同様の結果が得られたとのことで、裏付けがあって嬉しいです。
(ひょっとするとおなじことを以前にもブログで書いたかもしれません(覚えてない))
それと、疲れたと思ったら即座に休憩したことも良かったです。やはり疲れている時に練習しても身にならない感じがします。
そんなこんなで珍しく沢山練習したので昨日のレッスンは意気揚々として臨んだのですが、いつもは一杯褒めてくれる先生があんまり褒めてくれませんでした。去年の夏休みのレッスンでもブログで同じこと書いてましたが、多分先生の中では「全然練習していない→一杯褒めてやる気を引き出す」「練習している→マジ指導モードスイッチが入るので褒めない」という切り替えが行われているのではないかと想像します。
今日はレッスンでつっかえてしまった3ページ目最上段を攻略しました。覚えにくくて弾きにくいんですけど、以前先生に教わった通り右手の4指をレに置くようにしたら、ちょっとトリッキーなので弾きにくいと思っていたのが、練習しているうちにポジション移動が最小になるため非常に弾き易いということに気付きました。
覚えにくいと言えば、音符がさっぱり覚えられないです。オーケストラ版を何十年も前から繰り返し聞いていたので音を覚えているつもりでしたが、それでも楽譜を見るとそんなのは消し飛んでしまいます。なんでもないようなところでつまづくので頭が非常に悪くなったような気になります。まあ気を落とさずにコツコツやっていくしかないです。

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2024年9月8日日曜日

以前のレッスン曲を弾いてみる

 今日は以前のレッスン曲を弾いてみました。

インベンション1-6番

苦労して練習しただけあって運指を結構覚えてましたが、まあつっかえることつっかえること、30分くらいかかったような気がします。2番と5番がやはり難しい。6番は最初のリピート記号まで弾いて満足しました。

ベートーヴェンピアノソナタ30番

第1楽章。和音は大体ほぼ全て忘れていて、一つ一つ音を読まないと弾けませんでした。よくこんなの弾いたなと思いつつ最後まで音出ししました。

第3楽章第5変奏。前の先生のレッスンでは第4変奏まで終わって第5変奏に入ったところで今の先生に変わり、「この曲は難しすぎる」と言われて一旦終了になりました。最初の三声になっているところが相変わらず難しい。でも以前やっていた時よりも「楽譜を読む能力」が上がったような気がして、なんとかなりそうな気がしないでもないです。第6変奏の最後まで通せるようになったらまたレッスンして貰えるように先生にお伺いを立てたいなあ。今のままだとまだ言い出せません。

シューマン 別れ(森の情景より)

都合三人の先生に見て貰った、もっともレッスン回数の多い曲。その甲斐あって割と覚えてました。

ドビュッシー ロマンティックなワルツ

これはさすがに今年の発表会の曲なので指が覚えてましたが、それでもよくつっかえました。もうちょっと思い出したい。

今レッスン中の間奏曲Op.118-2も弾きました。今になってもやはり1ページ目が難しい。というか出だしが難しい。前奏なしにいきなり右手が始まる為か、音量をどのくらいにするかで毎回迷います。ピアノと書いてあるんですが、あまり小さすぎると後で出てくるピアニシモで往生するんですよね。毎度「こんな感じでいいのかな」と思いつつ弾いているのでスッキリしません。

今日のまとめ

ずっと同じ曲を弾いていると気分転換が欲しくなるので以前のレッスン曲を虫干ししてみましたが、あまりにつっかえるのであまり気分転換になりません。もうちょっとどうにかしたいです。

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2024年9月1日日曜日

エモい演奏=強弱が細かくついている?

 ブラームス間奏曲Op.118-2を練習していますが、合間に今気になっている曲の楽譜を開いて音を拾ったりしています。

今日の音拾いはモーツァルトのピアノソナタ第10番K.330とショパンのノクターン13番Op.48-1でした。どういう訳かちゃんと楽譜を持っているんですよね。弾けもしないのになんでこんなに楽譜を一杯買ってあるのか謎です。

どっちも2ページしか音を拾ってませんが非常に楽しかったです。特にノクターン13番は出だしが非常にゆっくりなので気分に浸れます。

その流れでノクターン13番のYouTube動画を幾つか聴いてたんですが、最初の4小節だけ聴き比べただけでも物凄くエモい人とそうじゃない人がいることに気付きました。

物凄くエモいと思ったのは、アルゲリッチとかピリスです。

なぜエモいと感じるのか考えたら、一つ一つの音の強弱が違うのが理由かなと思いました。アルゲリッチやピリスはここぞというところで音を強めたり弱めたりしていて、強弱の使い分けが物凄く細かいです。ひょっとしたら全ての音を微妙に違う強弱で弾いているんじゃないかと思うくらいです。そしてその強弱が凄くツボを突いているという感じがします。

で、エモくない人は比べると平坦な感じがします。サラサラーと弾き流している印象です。

ということは全部の音の強弱を変えるつもりで弾いたらエモくなるのか?と思い、今練習中の間奏曲Op.118-2で試してみました。

体感ではエモさが向上した気がします。また音楽に立体感が出てきた感じがします。楽しいです。

まあ単なる独りよがりという気がしないでもないですが、こういう楽しみ方もありかなと思います。

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2024年8月25日日曜日

昨日のレッスンでは無事最後まで弾けました&遊び弾きを楽しむ週末

 昨日レッスンがありました。

前回のレッスンでは中間部の後半の、内声でメロディーを弾くところまでしか弾かなかったのですが、あれからまた練習しまして、今回は無事最後まで弾けました。

前回ではあまり褒められなかったのですが今回は一杯褒めて貰えたので嬉しいです。

一応最後まで弾けたので「では細部を見てみましょう」とのことで、

・リタルダンドを入れるところは入れる。リタルダンドと書いてないところでも、前半のフォルテになるところの直前にも入れる。正直言って今までリタルダンドは気付いてましたがガン無視していました。ちゃんと入れましょうということです。

・ペダルを楽譜通りに踏む。今までペダル記号はあまりよく見てなかったのですが、改めて楽譜を見たら1小節まるごと踏み変えないところがあったり、2小節以上もある左手の長いアルペジオのところは踏み変えない指示があったりしました。今まで気分でなんとなく踏み変えていて、しかも踏み変えていることに気付いてなかったのですが、まあそこはちゃんと踏み続けましょうということです。

レッスンの後、復習もしましたが少し違う曲にも触れてみたくて遊んでみました。

英雄ポロネーズ

出だしの「ジャーン、ジャララララ」の「ジャララララ」の右手が重音になるところです。以前ここの音を拾おうとした時は訳が分からなくなって諦めたのですが、今回はなんとか拾えるようになりました。自分が多少進化したようで嬉しいです。

ラ・カンパネラ

最後のページの音を一通り拾ってみました。難解な和音がないので音を拾うのはあまり難しくなかったです。これに気を良くして最初のページでも音を拾ってみました。ちょっと楽しい。

革命のエチュード

あるブログに貼ってある動画で、11小節目の左手のアルペジオ「ドソドレミ♭ソドレミ♭レドソミ♭レドソ」という、2オクターブと少しある音域の広いアルペジオを、指くぐりなしで弾いているのを見ました。これはひょっとして 指くぐりを使えば全部の音を繋いで弾けるのではないかと思ったのでやってみることにしました。

運指がよく分からなかったのでコルトー版を見てゆっくり弾いてみたら、指くぐりを駆使すれば全部繋げて弾けることが分かりました。別に無理して繋ぐ必要は無いかもしれませんが、繋いで弾ける方法が見つかるとやはり嬉しいです。しかし4-1の指くぐりをしないといけないので速いテンポでできるか自信が持てません。

木枯らしのエチュード

最初のページの右手をゆっくり弾いてみました。これも指くぐりを駆使して全部繋いでみました。運指をちょっと考えてみた結果、全部の音を繋いで弾くことができるということが分かったのが嬉しいです。また最終的に決めた運指に従うと、右手が尺取虫みたいに伸び縮みしながら動くのがとても面白いです。

ただプロの演奏のキラキラした音が降ってくるようなイメージには程遠く、ああいう音になる為には何が必要なんだろうかと思ったりしました。テンポの問題?

というわけで楽しい週末でした。


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2024年8月19日月曜日

盛り沢山の夏休みの成果

今日で夏休みは終わりですが、この夏休みは盛り沢山の収穫がありました。

まず、今やっているブラームス間奏曲Op.118-2がゆっくりながら最後まで間違えずに弾けるようになりました。次のレッスンまでに最後まで弾けるようになるというのがこの夏休みの一つの目標だったので、無事達成することができました。

また、自分の指が今何の音を弾いているのか分かっておらず、大体この辺だろうと見当を付けて適当に弾いていることを自覚しました。前の前の先生に指摘されたことなんですが、今更ながら痛感しました。

これは「弾いている音をドレミで歌いながら弾く」ことで解決できました。この方法も前の前の先生に教えて貰ったことです。

先生曰く「歌えない曲は弾けない。弾く時は常に歌う」とのことで「じゃあ幻想即興曲みたいな速い曲も歌ってるんですか?」と聞いたら「頭の中で歌ってます」とのことでした。

それを思い出して、とりあえずメロディーを声に出してドレミで歌ってみたのですが、これが結構間違いだらけなんですよね。こういう箇所にミスタッチが多発するような気がします。

なぜ音名がすり替わってしまうのか分かりませんが、正しい音名で歌うと不思議なことにミスが減ります。

ドレミで歌いながらの片手練習も沢山やりました。最初にピアノを弾かずに楽譜を見ながら歌ってフレーズを把握し、それから歌いながら弾くと、歌わずに練習するよりも手早く成果が上がる気がします。またバスをドレミで歌いながら右手を弾いたり、右手のメロディーを歌いながら左手を弾くこともやりました。これはインベンションやシンフォニアを練習する時に学んだ方法ですが、めちゃくちゃ効きました。まあこの曲も内声の仕掛けが山ほどある多声音楽ですしね。

この曲は今一つよく分からんところがあるなーとずっとモヤモヤしていたのですが、メロディーをドレミで歌ってみたことと、バスをドレミで歌ってみたことで分かってきた気がします。それと、どこにどんな内声が隠れているか考えながら楽譜を読み直すことも役に立ちました。

歌ってみて気づいたのですが、この曲はバスが物凄くカッコイイです。これに気付けたのもまた大きな収穫でした。試しにバスの動きがよく分かるようにバスの音だけめちゃくちゃ大きな音にして両手で弾いてみると、なんかオルガン曲を聴いているような、音楽が立体的に聴こえてくるような気がします。

(この箇所、最初はバッハのオルガン曲と書いたのですが、思い浮かんだのはサン=サーンスの幻想曲第1番変ホ長調でした。バスがカッコイイです。曲全体も颯爽としてカッコイイです。)

また、ちょっとアナリーゼみたいなこともしてみました。

1ページ目になんだか訳の分からない和音が二つあります。同じメロディーの繰り返しなのに、同じ音に違う和音があてがわれているのです。何故違うんだろうとずっと思っていたのですが、面倒だったのでずっと調べてませんでした。

ようやく重い腰を上げて調べてみたら、最初の訳の分からん和音は属七で、次の訳の分からん和音は減七であることが分かりました。

「幽霊の正体見たり枯れ尾花」ではないですが、よく分からないものに名前が付くと何となく分かったような気がして嬉しいです。

という訳で充実した夏休みでした。

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2024年8月11日日曜日

急性ピアノ熱にかかる

 突然のピアノ熱にかかり、いつになく熱心にピアノを練習しています。

きっかけは職場で「来年3月の発表会に向けて練習している」(してないけど)と話したら「目標に向かって突き詰めていくところが凄い」とか「発表会に出たいと思うのが凄い」というリアクションを受けた事です。

発表会に出ることに慣れ切っていたので当たり前のように思っていたのですが、他人から見ると違うのか…と思い、何かそれでスイッチが入りまして翌日から毎日練習しています。

今は夏休み中なのでずっと家に籠って練習しています。練習して休憩してまた練習して、の繰り返しで一日が潰れます。

つっかえるところを練習すると弾けるようになるので達成感があり練習が楽しいです。2時間くらい経つとまたつっかえるので練習し直すのですが、らせんを描くように段々と上手くなっていくのでやりがいがあります。

三日後にレッスンがあるのですが、今の曲を始めてからずっとレッスン直前にしか練習してなかったので先生のリアクションが楽しみです。

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2024年7月28日日曜日

ブラームス凄い

 前回の投稿からまた間が空いてしまいました。お久しぶりです。

発表会が終わって、次の曲候補に挙げたのは

ラヴェル・亡き王女のためのパヴァーヌ(やったことない)

リスト・ヴァレンシュタットの湖にて(やったことがある)

ブラームス間奏曲Op.118-2(やったことない)

シューマン=リスト・献呈(やったことない)

の四つでしたが、

亡き王女のためのパヴァーヌ→音を拾ってみたところなかなか大変そう、しかも楽譜を見ているうちに段々やる気が薄れた

献呈→先生が「これは難しいですよ」と難色を示したため没

となり、やったことがなくて、かつやる気のあるブラームスに決定しました。

という訳で4月から取り組んで、4月、5月、6月、7月と早や4ヶ月が終了しましたが全く進みません。前半の譜読みのようなものがやっと終わって次回は中間部に入る予定。

なんでこんなに進まないのかというと、レッスン直前にしか練習しないからというのが最大の理由なんですが、全く音が覚えられないのです。いまだに最初の3小節だけで五つくらい間違えます。

なんで覚えられないかというと、同じメロディーの繰り返しなのに内声がちょっとだけ違うので混乱するのと、内声に「え?なんでこの音なの?」と思うような音がちょいちょいあるからです。なんか微妙に納得がいかないというか座りの悪い音があります。でも分かり易い音に置き換えるときっとこの曲の持ち味である仄かな翳りみたいな雰囲気が消えるんでしょうね。

なんで覚えないと弾けないのかというと、左手のちょっとした跳躍が沢山あって鍵盤をちょいちょい見る必要があり、なかなか楽譜だけ見てられないのです。

まあそんなこんなで大変めんどくさい曲なんですけど、YouTube動画でプロの演奏を聴くとやはり凄く良い曲で「なるほどこういう風に盛り上げるのか」などと参考にしつつ弾いてみると気持ち良いです。

なお、どこをどういう風に盛り上げるのかは改めて楽譜をよく見るとちゃんと書いてあって「ごめんなさいよく見てませんでした」と反省したりします。ブラームス凄い。抜かりがない。


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2023年10月7日土曜日

ミスを無くす練習をし尽して、ミスが無くなったら何をしたらいいのか

 ロマンチックなワルツをボチボチ練習しています。

ミスする箇所を片っ端から部分練習で潰したらミスがかなり減って来たんですが、ミスが無くなったらその先何を目指して練習したらいいんだろう?という事を考えています。

とは言っても、音の間違いやつっかえが無くなってきたというだけで、よくよく楽譜を見ると、

・強弱記号をガン無視

・保持音なのに保持してない

など、まだまだ楽譜に書いてある通りに弾いてなかったりします。

また、イマイチだなあと思いつつ何も考えずに弾いている箇所もあります。

そういう箇所をピックアップし、落ち着いてどういう風に弾くのが良いのか考えて、ゆっくりしたテンポで部分練習してみると良くなったり。

では楽譜の指示が全部できて、部分練習もイマイチな部分が無くなるまでやり尽したら、後は何をしたらいいのでしょうか?

音楽的完成度を上げる?

でも音楽的完成度って具体的に何なのか、何をしたら完成度が上がるのかよく分かりません。

今度先生に聞いてみよう。

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2023年9月30日土曜日

ロマンティックなワルツ(今の先生では)初レッスン

 本ブログを読み返すと(以前は「ロマン"チ"ックなワルツ」と書いてましたが)結構この曲のこと書いてました。なんだかんだで長い間ネチネチやってますし、2013年にはこの曲で発表会に出てます。ちょうど10年前ですね。そんなに昔の話だったとは。

この曲は発表会で弾いてないと思ってましたが、思いっきり記憶違いでした。ブログ書いてて良かった。記録が無かったら捏造記憶に上書きされていたままだったでしょう。とはいえ発表会で弾いた記憶が全くないので本当にキョトンとしています。まあ10年も経てばきれいさっぱり忘れるのも無理はないかもしれません。

というわけで、前回のレッスンでシューマンの「別れ」が終わってからちょこちょこ練習してました。主に後半でつっかえまくっているので、後半3ページ、特に最後のページを重点的に攻めました。この曲はドミソとかの読み易い和音じゃない、ぱっと見で分からない変態和音が多い(さすがドビュッシー…)ので、そこで主につっかえます。あと、どういうわけかフラット系の曲なのにドとかファに不要なシャープを無意識に付けてしまうといった事故が多発します。そういうところを攻めました。

今日のレッスンでは最初に通して弾きましたが、意外にも真ん中辺でつっかえポイントが多発しました。

重点的に指導して貰ったのは主に左手で、1ページ目の、それまでの流れとは違う音がポツンと出てきて「この音をよく味わうように」だったかな?「違う音だという事を意識して」だったかな?そういうことを言われました。

また2ページ目で、左手の和音が半音ずつ上がっていく流れがあるんですが、その流れを掴む為に何度か弾いたりしました。この箇所は左手が主旋律で右手がオブリガードになっているとのこと。全く気付いてなかったのでこの指摘には大変驚きました。

この箇所、改めて弾き直すと、2ページ目の割と弾き込んだ箇所の筈なのに結構つっかえてスムーズに弾けません。今までは後半3ページばかり練習してきたので、重篤なつっかえ方(変態和音がとっさに読めず5秒ほど固まる)は減ってきたのですが、その分、軽微なつっかえ箇所が問題として浮上してきた格好です。家に帰ってから練習しました。

家に帰ってからピアノを弾いてレッスンの復習をするというのも、考えてみれば自分としては珍しい気がします。大体は「はーレッスン終わったやれやれ」とコンビニで買ったワインを開けて祝杯をあげたりなんかしてグダグダしてしまうのですが、最近は節約の為アルコールを控えるようにしていることもあってピアノに向かう余力と時間があります。

来年2月にこの曲を発表会で弾くとして、次の曲は何にしよう?と早くも考え始めています。昔の曲の再利用じゃなくて全くの新曲も見て貰いたいという気持ちがあるのですが、そうなると今から譜読みしないと間に合わない感じがします。

ちょっと思い付いたのはブラームスの間奏曲Op.118-2ですが、田所先生の難易度が22なんですよね。難しすぎる。なんかいい曲ないかな。


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2023年9月9日土曜日

今日は一杯練習したな

 今日はレッスンでした。

予定通りシューマン・森の情景より「別れ」は今日でおしまい。

あまり何も言われなくて、最後に通して弾いて終わり。後は雑談でした。

次の曲は「ドビュッシーのロマンティックなワルツにします。」とお伝えし、来年2月の発表会で弾くということになりました。

前回の記事で「ロマンティックなワルツはそんなに良い曲にも思えない」てなことを書きましたが、家に帰ってから練習してみたら結構良い曲じゃないかと思えてきました。

今まで練習してきたどの曲にも言えることですが、最初の方はまあまあ弾けても中間部くらいから怪しくなって、最後の方になるとつっかえまくりになります。いつも頭から練習しているからそうなっちゃうんですよね。それに大体の曲は後ろの方が難しい…逆だったらいいのに。

今日はその点に注意して、全6ページのうち後半の3ページを繰り返し練習しました。

どういう訳か何だか練習に熱が入って、後半3ページを集中的にやっつけると少しずつ弾けるようになってきまして、そうすると段々楽しくなりました。気が付いたら2時間くらい弾いてたかな?もうちょっと弾いてたかな?

それと、つっかえるところを右手だけでも片手練習を数回繰り返したらちょっと楽に弾けるようになりました。今頃何を言っているのかという基本中の基本みたいな話ですが、最近ピアノに殆ど触ってなかったんで練習の仕方をすっかり忘れてしまったみたいです。

まあそんなわけで、今日は珍しく一杯練習したな、という話でした。

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2023年2月26日日曜日

今日は発表会でしたが全然練習できてませんでした

 今日は発表会でした。

散々な出来でした。何度もつっかえて弾き直しました。楽譜持ち込みで、あれほど弾けるテンポで弾こうと固く思っていたのに、結局走ってしまったようです。

弾いた曲はベートーヴェンピアノソナタ第30番第2楽章です。レッスンで見てもらってたのはずっと前で、それからしばらく毎日弾いていたのでなんとなく暗譜のようなものが若干できてたとはいえ、怪しいところもあちらこちらという状態でした。

実のところ、ここ数ヶ月ずーっとピアノが弾きたくなくて練習してませんでした。

発表会が近づいてからまたレッスンで見て貰っていたのですが、全然エンジンがかからなくて、ピアノにほぼ手を触れず。

何をしていたかというと、暇さえあればネット。ネットを見ているだけで幾らでも時間が経ちます。起きていられる元気があれば起きてPCでネット。起きる元気がない時は布団にくるまってスマホでネット。

これは心にエネルギーが溜まってない状態なんだろうと思います。多分鬱から来るものでしょう。去年の10月に復職してからずっと週一回出社するだけの在宅勤務で、通勤地獄からほぼ解放され、仕事もストレスがかからないように簡単な物しか与えられていないのでストレスフリーだと思っていたのですが、それでもじんわり疲労が蓄積されていたようです。

それと、精神的なパワーというかエネルギーというか、そういうものが無いとピアノは弾けない気がします。ピアノを弾くより布団にもぐってスマホをいじっている方が遥かにエネルギー使いませんもん。

だから、ピアノを弾くとストレス発散になるとか気持ちがスーッと落ち着くとかいう人が凄く羨ましいんです。なんでそんな風になれるのかなあってずっと思ってました。ああ、ピアノが癒しだと言ってみたい。

なんで今のピアノが癒しにならないか考えてみました。一つ思ったのは、身の丈を超えた難しい曲を弾いているからではないかな?

そこで試しにソナチネアルバムの4番を弾いてみました。これは小学生の時に一回だけ出た発表会で弾いた曲で、発表会の時に散々練習したので指が覚えていて、ピアノを再開する時に最初にちょっと弾いてみてと言われてスラスラ弾けたので驚いた記憶があります。

で、いざ弾いてみると色々つっかえるんですがまあまあ弾けます。でもこれが楽しいとか癒しとかストレス発散になるかというと、そうかなあというやや否定的な気持ち。

今度は趣向を変えてインベンション8番を弾いてみました。両手で合わせるともたもたしてさっぱり進まないので左手だけ弾いてみたら、これが結構楽しい。久しぶりにピアノを弾いて楽しいという気分が蘇りました。ああ良かった。

今日の収穫としては、今度またピアノが弾きたくなくなったら、とりあえずやれそうなところからボチボチ攻めてみる、というところでしょうか。

今までも何度もピアノ嫌とかめんどくさいとか言っていたのですが、それでもなんだかんだでピアノ再開後二十数年経ったので、きっとこの先もこんな調子でぶつぶつ言いながら続けていくんだろうと思います。あーだのこーだの言いながらちょっとずつできることも増えてきたしね。


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2022年8月10日水曜日

ピアノを524日間毎日弾き続けた結果分かったこと

 ベートーヴェンピアノソナタ第30番第1楽章を毎日一回は必ず弾く、と決めて今日で524日が経ちました。

全然切りの良い日数じゃないですが、この話を書こうと思いつつ一日伸ばしにしていたので、今日こそ書きます。


演奏を毎日録画しているので演奏時間をグラフにしているのですが、今日現在のグラフがこれ。

こんな感じ。
524日弾いて分かったことは、自分で予想していた以上に指は回るようになるということです。
調子が良くて指がスラスラ動くあまり変に指が回り過ぎて3分22秒というのが最短記録で、いつもは大体3分30~40秒位です。グラフの通り、最近は演奏時間にあまりぶれがなくなり、安定してきました。
グラフの左端は、最初に演奏を録画した時の18分です。そんなにかかっていたことを思うと、よくここまで短縮できたものだと思います。

そんなにスラスラ弾けるようになったのなら、さぞかし自分の弾きたいように弾けるようになったでしょうというとそういう訳でもなくて、最近なんだか「これが自分の求める演奏なのか?」と思うようになりました。

そもそも自分の求める演奏ってなんだろう…?それが何だかよく分からない。最初の頃はアラウの演奏が理想だったのですが、段々それが理想ではなくなってきたんですよね。そしてその代わりがないというのが現状です。

それと、なんだか最近演奏が崩れてきたというか雑になってきました。音の長さがちょっと短くなる箇所があったり、音楽に煽られて妙に走ってしまう箇所があったり。マンネリになって来たんですかね?
その代わりと言う訳ではないんですが、多少間違っても止まらずにすっと流して弾けるようになりました。

とはいえ、未だに引っ掛かってしまい、突然全く分からなくなって元の流れに戻れずに結局最初から弾き直す箇所があります。その箇所だけ練習して再度最初から弾くとちゃんと弾けるのですが、こんなに長くやっていて未だに引っ掛かるのかと不思議に思ったり。

何度も弾き直すのは、大体遅い時間に弾いた時です。朝弾くと非常に快調で大体一発で最後まで通せるのですが、夕方以降に弾くと弾き直しが多発します。夜弾くと大体駄目です。実際眠くて頭が半ば朦朧としていてピアノを弾くどころじゃありません。

じゃあ朝弾けば良いんじゃないかという話ですが、ピアノに向かうのがとにかく億劫なんですよね。
「毎日弾くと決めたんだから」と自分を引っ張ってピアノの前に座るのですが、なかなかエンジンがかからなくて。
こんなに毎日毎日やっているのに、なんで習慣にならないんでしょうね?謎です。毎日弾く時間が違うのがいけないのかな?朝御飯を食べたら弾くという風に決めたらいいのかな?明日の朝からやってみよう。

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2021年8月8日日曜日

最近停滞してます

 前回のポストから二ヶ月も経ってしまいました。最近やる気なしモードが続いています。

今のところ、ピアノは毎日触っています。ピアノに毎日触る記録は今日で157日になりました。あとひと月ほどで半年です。

といっても、ベートーヴェンピアノソナタ第30番第1楽章、これを1回、ないしは数回繰り返し弾いて録画して、何小節目を何分何秒で通過したか12ヶ所をチェックし、どこでミスをしたのか、どこに時間がかかっているのか分析して終わり。

分析結果に従って部分練習をやらないと分析した意味が無いのですが、そこまでやる気が出ません。

そんな感じなので、45日前に出した最短記録4分21秒が未だに破れません。

目標の4分30秒は既に何度かクリアできたのでもうこだわる必要もないんですが、なんとなく記録化とグラフ化は続けています。一旦始めたことを止めるのは難しいんですよね。そういう性格なのかな。



グラフの通り、最近は5分をちょっと切るくらいで安定しています。調子のいい時で4分35秒くらいです。これでノーミスだったらいいんですが、未だにミスをする箇所が数箇所あります。つまり最短記録4分21秒に近づけないのはミスをしているからで、ノーミスだと21秒にかなり近づくんですよね。う~む。

次は第2楽章も持って来て下さいね、と、この間のレッスンで先生に言われたのですが、というかもう何度か言われているのですが、そんな調子なので全然譜読みが進んでません。今年の四月くらいの「練習嫌い克服法」を書いていた、やる気満々の自分は一体どこに行ってしまったのでしょうか?もう一度自分のブログをよく読んでみないと。

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2021年4月5日月曜日

練習嫌い克服法

毎日練習するようになって丸一ヶ月が経ちました。

そろそろ練習嫌いの名前を返上しても良い頃かなと思い、練習を続けられるように今まで工夫したことをまとめたいと思います。


・大原則:ピアノの音を味わう気持ちを忘れない

ピアノの音は好きなのですが、練習中はピアノの音を味わうということをついつい忘れてしまい、雑な音を出してしまいます。

雑な音を聞き続けるのは苦痛なので耳が拒否反応を起こし、練習が嫌いになります。

雑な音になってるなあと思ったらすぐに手を止めて、なんでもいいので奇麗な音を出してみて耳をリフレッシュ。ピアノって良い音だなあとしみじみしたら元の練習に戻ります。


・練習時間にこだわらない

3分でも練習は練習。

インベンションに悪戦苦闘している時は、朝5分だけ、つまづいている箇所の二つの音だけ、1小節の半分の更に半分だけ練習するということをやっていました。朝の急いでいる時でも5分とか3分とかならなんとかひねり出せます。そんなものでも毎朝やっていると不思議と少しずつ進みます。

時間がある時でも、根を詰めて長時間練習するより、ちょっとピアノを弾いて、ちょっと雑用をやったり気分転換をしたりして、またちょっとピアノを弾いて、と交互にやる方が進むような感じがします。


・テンポ

弾けるテンポで弾く。間違えたりするのはテンポが速すぎる証拠。でもポジション移動だけは可能な限り素早く行うように努める。

間違えると間違えた音を耳が覚えて指が再現しようとするので、間違いは全力で防ぐ。

分かっていてもつい速く弾いちゃうのが問題…そして間違える…


・必ず練習課題を設定してから練習する

最初の通し練習で今日の練習課題を何にするか決め、その後の部分練習で課題を解決します。

今絶賛練習中のベートーヴェンピアノソナタ第30番第1楽章では、目下演奏時間の短縮がテーマなので、通し練習の録画を見てどこに一番時間がかかっているか、どこが一番手っ取り早く直せそうか見当をつけて、なぜ時間がかかっているのかをはっきりさせてから練習にとりかかるという流れでやっています。


・問題箇所の原因を考察

今のところ、間違えて弾き直したり、頭がフリーズして止まってしまう為に時間がかかっています。

間違えたり止まったりする問題箇所は、問題の音とその直前の音の二つだけを弾いて観察し、問題発生の原因を探ります。

原因は大体、

1.音が頭に入っていない、歌いながら弾いていない、楽譜に集中せず目が楽譜の上を滑っている

2.運指の問題(運指が不明確なまま弾いている、弾き易い運指を検討していない、運指が指に馴染んでいない、決めた筈の運指と違う運指で弾いている)

3.指や手、手首、肘、ほか体のどこかの動作に無理・無駄がある

4.呼吸をしていない、息を止めて弾いている

5.喉が渇いている

の五つに集中している感じです(例外も多々ありますが)。

二番目の運指は一番良いやり方が見つかるまで何度も考え直します。多い所だと楽譜の書き込みを5回くらい書き換えている気がします。テンポが上がると最適だと思っていた運指が実は変えた方が良いということもよくあり、なんか弾き辛いと思ったら即座に変えます。

今使っている楽譜は薄くて軽くて大き目で見易い園田高広版ですが、運指に関してはアラウ版の方が参考になります。

アラウってよっぽど手が大きくて器用だったのか「いやそんなの無理ですから」っていうのもあるんですが、「なるほどねえ」と思うことも多いです。なので結構アラウ版から書き写しました。

三番目の問題はなかなか自分では気づけないので動画を撮って観察したりします。これで一つわかったのが、アルペジオを弾く時に肘と手首を思いっきり回していることです。

「そんなの当然でしょ」と思っていたのですが、ググったらアルペジオの時は肘も手首も回さないんですね…これにはビックリでした。

前の先生に教わったことを思い出して、指くぐりの時に親指を付け根から思いっきり素早く大きく曲げるようにしたら肘を回さず弾けるようになりました。まだ手首はちょっと回ってますが。

また、最近気づいた癖として、間違える箇所の直前に、知らず知らずのうちに左の肩をすくめたり、左の足を突っ張ったりしていたというのがあります。

弾いている最中に時々「足が突っ張ってないかな…肩は降りているかな…」と気を付けるようにしています。これで結構間違いが減った感じがあります。

四番目の息を止めている、これもよくあります。先生は幾つかのコンクールで審査員をされているんですが「呼吸が上手くできていない人をよく見る」と仰ってましたので、コンクールに出るほど弾き込んできた人でも呼吸を忘れてることがあるようです。いやコンクールだからこそ呼吸を忘れるのかもしれませんが…。あがっちゃいますもんね…。

ピアノを弾く時にどう呼吸すればいいのか、ググってもあんまり出てこないんですが、「上行で息を吸い、下行で息を吐く」「クレッシェンドで息を吸い、ディミヌエンドで息を吐く」というのがあったので、前にやっていた「手折られた潮騒」で試してみました。すると間違い根絶とテンポアップを同時に達成できました。

五番目の喉が渇くというのは…動画を撮って気が付いたんですが、難しい所を弾く時は口が半開きになってるんです。だから喉が渇くんですが、そうなるとイライラして精神的な余裕がなくなるんですよね。だから練習の合間も、そうでない時もこまめにお茶を飲むようにしています。


・部分練習は二つの音だけから始める

問題が右手にあるなら右手だけ練習します。二つの音だけの練習で問題が解消できたら、そのまた直前の音を足して三つの音だけの練習をしてスラスラ弾けるかどうか確認。こうして少しずつ音を増やしていって適当な長さになったら左手も付けて練習。


・解決したい課題は一度に一つだけ

練習をする時には、解決したい課題は一度に一つだけに絞ります。一回の練習に課題を二つ詰め込んで解決できたためしがないです。


・課題はできるだけシンプルで直ぐに解決できそうなものにする

解決がそれだけ早くできるので、少ない練習で成果を上げられるというメリットがあります。

また、課題が解決できなくても、課題をもっとシンプルな課題に分割できたり、課題の本質が実は練習前に思っていたのとは違っていたと分かったなど、何か発見があれば練習の成果はあったものととらえ、メデタシメデタシで練習を終われます。


こんな感じで、練習を単なる反復練習ではなく、観察・思考・実験と考え、僅かでも着実に成果を上げることを目指すことにしたら練習が楽しくなりました。

特に、今やってるような自分の身の丈を遥かに超える難しい曲に手をつけている場合、終わりが見えなくて挫折し易いので、ほんの少しでも前に進んでいるという達成感があると心強いです。


以上で解決できない問題は、定番ですがリズム変奏を思いつく限りのパターンで試してみるとか、曲の流れを掴むこととかですかね。

曲の流れに関して、和音が延々と続いて何をやっているのか訳が分からんという箇所があるのですが、一番上の音だけを見たら

ファxソ♯ラ♯シ

ラ♯シド♯レ♯

ド♯レ♯ミ♯ファ♯

ミ♯ファ♯ソ♯ラ♯シ

ソ♯ラ♯シド♯レ♯ミ

ド♯レ♯ミファ♯

レ♯ミファ♯ソ♯ララ♯シ

と、順次進行が7回続いた後に半音進行が少しくっついているだけでした。

今はまだゆっくり弾いている段階ので、なかなか順次進行しているという事が分かりにくいのですが、そのうちテンポを上げれば分かるようになる筈です。というか、なって欲しい。

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2021年3月28日日曜日

毎日練習、毎日録音

さて、目下絶賛練習中のベートーヴェンピアノソナタ第30番第1楽章ですが。

なんと驚くなかれ、この練習嫌いな私が、3月5日から今日までの24日間、毎日練習しています。凄い。天変地異が起こるんじゃないかな。大丈夫かな。
そのモチベーションのネタがこれです。
練習前に通して弾いたのをスマホで録画しています。その演奏時間をGoogle spreadsheetに記録したのが上のグラフ。
録画を見て、どこをどうしたら演奏時間を効率よく縮められるのか検討し、練習します。それが毎日のルーチン。
なぜ練習前を録音するのかというと、突然「ピアノ弾いて」と言われてもウォーミングアップ無しでパッと弾ける状態でいたいからです。まあそんなこと滅多にないんですが。
グラフの通り、そんなに首尾よく毎日縮むわけではなくて、それだけに1秒でも縮むともうガッツポーズものです。
グラフは真ん中から始まっているように見えますが、実は左端と真ん中ちょっと左に点があります。
左端が2月21日の18分39秒、真ん中ちょっと左の点が3月7日の12分59秒です。そして今日3月28日は、な、なんと7分23秒です。
偉い!
凄い!
よく頑張った!
一週間前には「今週中に9分切れたらいいな」と思っていたのですが、大幅に前倒しすることができました。
最終目標は4分だったのですが、このトラーゼの演奏を聴いてゆったり弾くのも良いなと思い、4分半に変更しました。
ということは、あと2分53秒(←細かい)縮めれば目標達成です。
20分近くかかっていた時には一体どうなることやらと思っていましたが、いやあ、練習すればちゃんと短くなるんですね。
とはいえ、時間を気にして弾けるところだけやけに早くなったり、焦って必死になったりすると、後で聞いた時にひどく気になってイライラするので、あくまで落ち着いて力を抜いて弾くことを心がけたいと思います。

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2021年3月14日日曜日

初めての1時間レッスンに向けて全力投球

 前回のポストから一ヶ月、ベートーヴェンピアノソナタ第30番第1楽章も早や6回目のレッスンが終わりました。

この第1楽章はプロが弾くと4分弱なんですが、2月21日に初めて録音した時は18分39秒もかかりました。大体5倍弱くらいかかってます。

弾いているとそんなに長大な時間がかかってるとは全く気付いてないのですが、改めて考えると凄いですね。ピアノの前に5分と座ってられない人がよくそんなに長く弾いてられるもんですね。

時間がかかる原因は、弾き慣れた最初の数小節以外の音が全然覚えられなくて、毎回見るたびにほぼ初見状態になっている為です。特に和音がさっぱり覚えられない。もう痴呆が始まっているんじゃないかと疑問を抱くくらいです。馴染みのない和音の構成音を一つ一つ読んで指使いを考えて…とやってると幾らでも時間が経ってしまいます。

ちなみにこの第1楽章は丁度100小節ありますので、大体90小節くらいは迷ってます。1小節に2回「ああ何だか分からない…」と考えているとすると、180回くらい考えている計算です。そりゃ終わらんわ。

3月14日の今日、朝練習前の録音では10分40秒でした。半減とまではいかないものの、かなり早くなりました。というのも練習の甲斐あって間違えたりつっかえたりがかなり減ったからです。録音を聞きながらメモったら問題ある箇所は24箇所でした。よくここまで減った!凄い!偉い!

おかげで昨日のレッスンでは最初に弾いた時、先生に「随分練習されたのではないですか?」と聞いて貰え、感無量でした。めちゃくちゃ(当社比)練習したもんね。

何でそんなに必死になって練習したかというと、昨日のレッスンは1時間だったからです。

去年の十月だったか、レッスンが一回先生の都合で抜けてしまい、その振替を今月やると言われまして、1回増やすかそれとも30分レッスンを二つくっつけて1時間にするか聞かれて、先生にお任せしますって言ったら1時間になったのでした。

今までは30分レッスンしか受けたことがなかったので1時間レッスンは初体験です。

別に練習していかなくても叱られるわけでも先生の態度が変わったりもしないのですが、やっぱり気まずい。まるっきり練習していかなかった時の30分は永遠のように長く感じられます。それが1時間だったらそりゃもう、どんな心境になるか想像もできませんが、ヤバい予感しかしません。

ってことで必死に練習せずにはいられなかったのでした。

この頑張りのおかげで1時間のレッスンはあっという間に終わってしまいました。体感40分という感じ。本当は合間に5分間の休憩が入る筈だったのですが、どっかに消え失せました。ということは実は1時間5分のレッスンをして貰ったということになります。そんなに長かったのか。

いつもはあんまりお手本を弾いて貰えないのですが、今回は一杯弾いて貰えました。それもきっとレッスン時間が長かった為と沢山練習していった為ですね。ありがたい。

それにしても先生の高速アルペジオは速すぎて何回聴いても度肝を抜かれます。毎日地道にアルペジオを練習すればああなれるって本当ですか?信じられない…。


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2021年1月29日金曜日

レッスンでアガってしまう

今更遅すぎるのですが、あけましておめでとうございます。今年も本ブログをよろしくお願いします。

皆さまのピアノ弾き初めは何だったでしょうか。私は一年の計は元旦にありということで、なんとリストのロ短調ソナタを譜読みしました。

ポツリポツリ弾いて最初の1ページだけなんとかこなしました。まあ音数も少ないし、なんとかなるもんです。

そしてポツリポツリの割には満足度が高い。「あのロ短調ソナタに遂に手を付けてやったぜ!」ってなもんです。


ところで、前回の記事から色々ありました。

まず、なんとシンフォニア第2番が終わりました。

途中なんだか分からなくなって止まってしまったのに、「音の間違いも無かったし、三声の弾き分けもちゃんと出来ているのでこれで終わりにしましょう」と先生に言って貰えました。

本当かなあ。全然弾き分けできてる気がしないんだけどなあ。

また、ベートーヴェンのソナタの譜読みがあるのでバッハは一旦中止することになりました。

正直に言ってこれは嬉しい。譜読みしないといけない曲が二つもあると苦しいししんどいです。


そしてベートーヴェンのソナタ第30番第1楽章の初レッスン。

練習を始めた時は全然弾けなくて、一音二音弾くたびに止まって楽譜見て、また鍵盤見て一二音弾いて止まって、という悲しい状態でした。

しかし、

運指を何度も考え直して一番楽な動き方を研究したり、

三度上がってから四度下がってまた二度下がって…と音の動きを一つ一つ書き出してみたり、

頭の中の鍵盤で頭の中の指を動かしてみるシミュレーションをやってみたり、

と色々やっているうちに、止まる個所が無数にある状態から数えられる程度に減りました。まだ最初の2ページだけですが。

年末まではこんな具合にして、自分としては珍しく毎日練習してました。

年明けからはちょっと軽い燃え尽き状態になって殆どピアノに触ってませんでしたが、レッスン三日前からまた練習を始めました。

そして迎えたレッスン当日。なんとアガってしまい体が強張って指が動きません。ちょっと込み入った和音を間違えてしまい、何度も弾き直してしまいます。そんなことはピアノを再開した頃以来です。

なんでアガってしまうんでしょう?発表会でもないのに?

後でつらつら考えた結果、出した結論は

「自分への期待値が高過ぎるから」

ということです。

あれだけ練習したんだから、その結果を出さなければ。上手くやらなければ、いや上手くやれるはず。

と気負いこんで手の動きが固くなってしまったのではないか。

実際、次のレッスンにはあまり練習しないまま行ったのですが、今度はアガらずにいられたので、前回ほどの酷い弾き直しもなく進みました。ちゃっかり3ページ目後半まで進んじゃったしね。

普段でも、気が付いたら息を止めていたり体に力が入って固くなっていることがあるので、むしろ今までリラックスしてレッスンを受けていたこと自体が不思議。

リラックスを心がけたいと思います。

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2020年12月31日木曜日

2020年の総括とベートーヴェンピアノソナタ第30番第1楽章について

 今年はコロナの影響で八ヶ月もの間レッスンがありませんでした。

レッスンが無いとピアノを弾くモチベーションが上がらないので、たまに思い出したようにピアノを弾くだけでした。

だからかつさんのWEB発表会やアンダンテさんのWEB練習会はありがたかったです。ありがとうございます > かつさん、アンダンテさん

そんなわけで当然進展も遅かったのですが、それでもシンフォニア第1番と手折られた潮騒が終わりました。偉い。

今やってるのはシンフォニア第2番とベートーヴェンピアノソナタ第30番第1楽章です。

が、シンフォニアを放ったらかしにしてソナタ第30番ばっかり練習しています。やっぱり好きな曲ですからね。

ブログには書いてなかったのですが、前の先生の時に第30番第1楽章をレッスンでみてもらってました。

しかし、ポツリポツリとしか弾けず、しかもそんな調子でさえほんのちょっとしか進みまなかったので、その時は2ページで諦めました。第1楽章は4ページ半なので半分もいけなかったことになります。

今回は、ポツリポツリなら第2楽章の最後まで弾けた(=音出しできた)ので前回よりかなりマシです。しかし第2楽章、聴いた感じよりもずっと難しかった…。

大好きな曲なので頭の中でメロディーが流れる位よく知っている(つもり)なのに、頭の中と鍵盤がなかなか結び付かない。そこがもどかしい。前回の記事でも同じことを書きましたが、相変わらず同じことで悩んでます。

楽譜は園田高弘版を使っているんですが、運指で変だなと思う箇所はアラウ校訂版を参考にしています。

アラウはとても手が大きかったようで、たまに指が届かないような運指だったりするのですが、音が細かく動くようなところだとなるほどと思うことがよくあり、頼りにしています。

この第30番に関しては、今のところ第1楽章が弾けたら万々歳ということで、その後のことは考えていません。第3楽章なんかとても弾ける気がしない。

でも第3楽章がこの曲のメインとか書いているサイトがあったりして、う~ん、やっぱりいつかは弾かないといけないのかなあと思ったりします。弾けたら弾きたいですけど。

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