ラベル 服とか靴とか鞄とか の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 服とか靴とか鞄とか の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2014年1月20日月曜日

今日の断捨離と買い物

今日は朝から作業しまくりでした。

まず、USB-HDDを4台捨てました。
400GBと1TBがそれぞれ2台です。

5,6年前のHDDなので、独立した電源コードを持つ、重いブツです。
これの中身をPCに繋いで、捨ててもいいデータしか入っていないことを確認して、ゴミ袋に入れて(←ちょっと非道)捨てました。重かった。

実は、2TBのも1台あって、こちらも確認済みなんですが、力尽きてしまいました。

それから衣装ケース2個。
上に色々積んであって中身を確認することが出来なかったのですが、やっとできました。

中は空っぽでした。

なんでこうなったのか。
それは、つまり、衣装ケースを使うことが長らくなかったため(出し入れに不便すぎるので)、空にして捨てようとしたのですが、粗大ゴミとして届出をしないと捨てられなさげなので、意気がくじけてしまった過去があったからなのでした。

当然のごとく、今回も意気がくじけまして、元の状態に戻しました。

その次は靴。
一時期、幅の狭い靴を求めて、eBayでガンガン落札しまくったのですが、やはり狭すぎて履けない物は履けない、というブツが、数えたら8足ありました。

これを、靴を買い取ってくれる店に持ち込んで(遠かったし荷物は重いしでやむなくタクシーを利用)、無事買い取ってもらいました。

絶対に日本人には履けないような靴なんですけどよく買ってくれますよね。

って感心してたら「いやウチは家電でも買いますから」というよく分からない返事を店員氏から戴きました。

使える家電と履けない靴なら、どちらに価値があるかは考えるまでもないと思うのですが、観賞用にでもするのかな。あるいはコレクター用に売りつけるとか…。

次は服。インナーとして、あるいは部屋着として使えるものを買いに行きました。

前回の断捨離では「平日でもスーツとネクタイで充分じゃん。日曜日に公園でブラブラしていても、休日出勤している営業マンにしか見えないでしょ」という極論の元、大幅にカジュアルな服を捨てました。

しかし、休職してからは、ワイシャツをわざわざ洗うのが嫌になり(一回着ては洗うサイクルでも、なぜか襟足を別に洗ってやらないと落ちない汚れがつく特異体質なのです)、ワイシャツを着なくても、かといってジャージで誤魔化さなくてもいい格好が必要、と休職してから思い続け、やっと今日実行に移しました。

まずシャツ代わりに羽織れる布帛類を購入。ユニクロでヒートテックのタートルネックを、白、黒、ネイビー、チャコールグレーと揃えました。

また、セーターを(全く着ない期間が10年ほどあったため)全て断捨離時に捨ててしまったので、カシミアVネックセーターも購入。色はオレンジとグリーンが各一枚ずつ。グリーンと書いてましたが、どうみてもターコイズブルー、緑青色なんですが、光線の具合なのかな。

また、部屋着兼インナーとして、ウールジャージ素材のシャツジャケットを購入。これは梅田大丸のヨウジで、セールにかかっているのを偶然目にしてゲット。
最初はウールギャバジンのベストを考えていたのですが、このシャツジャケットはほぼ理想どおりでよい買い物でした。

あー、今日も長文を書いてしまった。ここまで読んでいただいてありがとうございました。

にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ
にほんブログ村

2014年1月19日日曜日

数年ぶりにヨウジヤマモトを買い、トムフォードのことは忘れることにしました

実は長年のヨウジヤマモト信者であります。
そりゃ、購買額や受注会出席率ではずっと凄い人がうじゃうじゃいることは知っています。

しかし、男でありながら「装苑」で山本耀司特集が組まれたときは必ず買っていたほどのマニアは極く限られているのではないかと思います。

(いや、必ずでもないかな、毎号「装苑」をチェックしていた訳でもないので。)

そして、山本耀司のCD(本人が歌手として活動しているもの)を2枚所持し、ライブには1回行ったことがあり、パリコレ用にマイケル・ナイマンが書き下ろしたCDすら所持している。
もちろん「都市とモードのビデオノート」は映画館で見ましたし、レーザーディスクでも持ってました。

ここまでくればかなりのヲタを自負していいのではないのかと思います。

だがしかし、私がヨウジを着ると冴えない人になっちゃうんですねえ。
所謂「脱ヲタ」というやつです。
本当に普通の、おとなしいデザインの服を選んで買うんですが、サイズ感とか色彩感とかだったり、靴とか髪とかの服以外の要素が、なんかこう、「工学部ファッション」なんですよねえ。

以前、このブログで大掛かりに断捨離を行ったことを書いたと思いますが、そのときに買いためたヨウジの服を思い切って捨てました。
市指定のゴミ袋(大)で5袋くらいありました。

服を沢山持ち過ぎて、選ぶのが心労になってたんです。
それと、やはりどれもサイズが大きいんですよね。
また、ヨウジの服は鞄を選びます。というより、デザイン的に合う鞄がないんです。一番いいのは手ぶら。でもそれだと楽譜の扱いに困りますし、本屋でちょっと買い物してもやはり困ります。

マフラーとか帽子とか極シンプルなライダーズジャケットとかは残しました。これらはずっと頻繁に使っていましたから。

~~~~~~

それ以来ヨウジには店にも近づかないようにしていたのですが、今日、阪急メンズ館に行ったら、なんと1階の出口付近に期間限定ショップができていまして。

ヨウジのレディースの服には、ほっそりと長い、シンプルなコートやドレスが昔から何度も登場しており、「ああいう感じの服をメンズでも出して欲しいのになあ」とず~っと思ってましたが、

まさに思っていたとおりのシンプルでほっそりと長いコートが真っ先に視界に入ってきました。
それでもって、試着してみたらこれがまさにピッタリ!

(…まあ、断捨離した頃よりも太ったというのもあるかもしれません)

そんなわけで、躁スイッチのことなどすっぱり忘れて、さっくり買ってきました。

今までのように大切に扱うのではなく、デニムのようにガンガン着て、自分の体に馴染ませるつもりです。そのためのウールギャバジンなので。

というわけで、今、既に着ています。鏡を見る限り、なんとなく辛気臭い顔をしたシューベルトのようです。でもそういうのも好きだなあ。

~~~~~~~

ところで、タイトルのトムフォードのことですが、今日も試着を繰り返して考え、やはりこれはヨウジと対極にある服ではないかと思い至りました。
そんなわけで、このブログをトムフォードで検索してやってくる方が非常に多いので恐縮なのですが、当分、トムフォードを買うことはないと思います。
さようならトムまた会う日まで…

~~~~~~~

店員に昔話をするのに夢中になって、ポイントカードを出すのを忘れました。ああ~ズボンも一緒に買ったので結構な額になったのにもったいない。

~~~~~~~

調べてみると、今日買ったのはヨウジヤマモトの中でも「レギュレーション ヨウジヤマモト メン」という新ラインで、お値段もデザインもシンプルなのが特徴、だそうです。
昔、ワイズフォーメン レッドレーベルという似たようなコンセプトの廉価ラインがありましたが数年で消えました。
どうもこのブランド、サブブランドの展開が下手なのが伝統芸のようで、この新ラインも数年で消えることを想定して、欲しいものはすぐ買うようにしておいたほうがいいかもしれません。

2013年3月25日月曜日

アットリーニ→キートン→ブリオーニ→アットリーニ

またまた服の話です。ピアノ関係の話を期待していた方はごめんなさい。





ってなわけで!一年ぶりに服の話です!
この一年間、ろくに服を買ってませんでしたが、久々に買っちゃいました!しかも大物!

-----------------

昨年はブリオーニのジャケットを大興奮しながら買った話を書きました。
うん。あの時はアレが最高にフィットすると思ってたんですよね。

しかし、今日、更にその上をいくジャケットに巡り合ってしまったのでした。

------------------

いつものようにいつものごとく、ふらっとアットリーニを見たいなと思って、ふらっとN...の店に入ってみたのでした。
アットリーニでググるとこのページが出てくるのですが、この頃はサイズ44と46の間で迷ってたんですねえ。
今は44とか、とても小さすぎて無理です。かといって48ではどうしてもダボつくので、今は46です。迷うことなく46です。

ってな感じで46を適当に試着。
ちょっと細身に仕立てたスーツがあったのですが、正面や横向きで見た限りは、そんなに凄いとも思えなかったのです。
それで、もう帰ろうと思いつつ最後にもう一度、背中のフィッティングを確認しておこうと思ったのが間違い大当たりだったのでした。

後背筋というんでしょうか、腋の下から背中側に回ったところ辺りの筋肉が薄いのか、私の場合たいていのジャケットはその辺りで皺が寄ります。
皺が寄るからといって、お直しで皺の分だけ縮めてもらうと今度は肘が突っ張って動きにくくなります。
これは昔からの課題で、動き易さを選ぶか皺のない状態を選ぶかの二者択一をいつも迫られるのでした。

そこに現れたのが、皺が段違いに少なく、かつ肘が自由に動ける、Kiton LASAモデルでありBrioni Via Benetoモデルでありました。
そりゃもう感激しましたね。積年の課題を一掃する素晴らしいフィッティング!背中にピッタリと張り付いて、なおかつ重みを感じない!

ところが、今回のアットリーニは違う!圧倒的に違う!皺がない!背中のどこもかしこも皺がない!それでいて肘が突っ張らない!

そして背中が実にかっこよく見える!
これはKitonで初めて感じたことですが、今回それがより強力に感じられました。
なるほど、男の背中が語るというのはこういう感じなのか…。「喋ると馬鹿っぽいよね」とよく言われる人なので、背中が何かカッコいいことを語って頂けると大いに助かります。もうこれからは喋るの止めて背中を見せるだけにしようかな…(←おまえは何を言ってるんだ)。

煎じ詰めると、今回のアットリーニはこれまでのどのジャケットよりも肩幅が狭いモデルだった、ということに尽きるんですが、だからといってどこのメーカーでもいいから肩幅の狭いジャケットを買えばいいのかというと必ずしもそうではないということがこれまで6着ぐらい買ったスーツカンパニーのスーツで判明しているわけで、これは買ってみて着尽して研究するしかないであろうと。

そう考えて買ってしまいました。

ただ問題なのは、このスーツ(スーツでした)、秋冬ものの起毛素材で、結構暖かい、というか暑いんですよね。
この春がうんと冷えることを祈ります。

2012年8月12日日曜日

内反小趾が治ったかもしれない(その後の靴遍歴のその後)

アレンエドモンズの9Aの靴を買ったことはその後の靴遍歴に書いた通りですが、その後、やっぱりなんだか緩く感じ始めまして。小指の付け根が痛い。内反小趾のようです。

サイズが大き過ぎるのか幅が広すぎるのか分からなくて、比較検討用に、同じモデルの8 1/2 Bを買ってみました。するとますます小指の付け根が痛い。全く我慢できないレベル。

8 1/2 A か 9 AA がいいのかもしれませんが、アレンエドモンズのサイトを何回チェックしても、

width Aは size 9以上
width AAは size  10以上

しかない(涙)。

そこで9 AAで検索したところ、eBayで9AAとか9 1/2AAAとかが見つかりました。ただしみんな中古。
色々探したんですが、9AAは米国メーカーの中古しか存在しないようです。ヨーロッパは全滅。米国メーカーの現行品も全滅。
そこで、これはもうしょうがないと割り切って、中古の靴を買い始めたんです。

その後の靴遍歴でNettletonのローファーに触れてますが、国内で買った幅狭靴はこれ一足で、後はみんなeBayで買いました。

中には、使用感が全くない新品同様のもあったり。9AAAのローファーなんですが、幅が狭すぎて誰も履けなかったんでしょうか、デパートの名前入り値札が貼ってあったり、展示用に固定していたと思われるネジ穴が開いていたり。
この9AAAローファーは生まれて初めて出会った「幅が狭すぎて足が入らない靴」でした。

でしたというのは、昨日再挑戦したら一回でスッと履けてしまったからです。
以前はどうやっても履けなかったのに!
これはひょっとすると開帳足が改善しつつあるのかも!
内反小趾も治っているかも!

内反小趾や外反母趾で何が困るかというと、指に体重がかけられないんです。
正確に言うと、指が曲がっているというのではなくて、指の付け根の関節ごと回転して斜めになっているんです。その状態で体重をかけるともう痛くてしょうがないし、そもそも関節が動いてくれません。
そんなわけで、今までは小指や小指の付け根に体重をかけられませんでした。

しかし!9AAAローファーが履けたことに気を良くして、試しに爪先立ちになって小指に体重をかけたら!痛くない!小指の付け根の関節が動いている!ブラボー!

2009年11月に書いた冷え性改善プロジェクトで、冷え性対策として「足のサイズにあった靴を履いたら効くんじゃないか」と書きましたが、実際、今は足が冷えて眠れないということはなくなりました。

まあ、足の冷えが治まったら次は足の裏がこって眠れなくなったんですが。
足の裏のコリが治まると今度はふくらはぎのコリが辛くて眠れなくなりましたが。
そして、足指の冷えは相変わらず、といった継続的課題もあるんですが。

しかし、事態は確実に良化しつつあり、未来は明るいと言えましょう。

あ、ところで外反母趾サポーターですが、これを装着して歩くと足裏の横アーチ部分に鈍痛が走るようになりまして、どうにもこうにもならないので止めました。

にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ

2012年2月22日水曜日

ブリオーニのジャケット

キトンのジャケットのインプレを書こうとしつつ、先延ばしを繰り返してきましたが、
そんなことをしてる間に!
ブリオーニのジャケットを買ってしまいました!
人生初キトンの次が人生初ブリオーニ!

このジャケットがまた、
まるでオーダーしたかのような、強烈なジャストフィット!

ジャストフィット。
この言葉を何度このブログに書いたでしょうか。
これではまるで狼少年ではないのか。

ええ、その通り。

自分でも余りにも調子が良過ぎる、これはきっと幻覚でも見ているに違いないと思い、試着しては「いや、今はちょっとのぼせてるだけだから…頭を冷やしてから出直そう」と店を出ること3回。

4回目の昨日の夜。さすがにもう売れているだろうと半ば期待しつつ、先回りして失望するリハーサルなどしつつ、さりげなく店の前を通りすがるふりをしてちらりと覗いたら、

ありました。

着てみました。

やっぱりジャストフィット。
自分のために仕立てられたとしか思えないようなピッタリ感。
おまけに生地も大好きなツイード風ヘリンボーンときたもんだ。
初めて試着した時から一ヶ月経った今でも、見れば見るほど惚れ惚れする奴です。
もうこれは買うしかない。よし決めた。

というわけで購入。

ところで今まで書き損ねてましたが、前回のキトンも今回のブリオーニもセールで3割引でした。それでも高かった!

2012年1月21日土曜日

Kiton LASA ジャケットに魅入られる(その二)

Kitonの2011秋冬カタログに載っていたラサモデルの説明を転載します。
このカタログ、グーグルで検索すると見つかるのですが、Kitonのサイトからはたどり着くことができないのです。なんでかな?

This is our oldest and finest model. We produce only a few of these suits a year, made from start to finish by a single tailor who devotes 40 hours to each individual garment.

The LASA model follows the shape of the body so closely that it seems sewn on.
This is even more apparent in the sleeves, tapered at the forearms, making the jacket as soft as a shirt.
When worn, the suit never feels tight, but extremely light, almost intangible, thanks to the fabric of which it is made, an ultra-fine linen.
Fine tailoring gives the unpadded shoulders natural wearability. The only padding is found at the top of the sleeves, as support.
The wrinkles around the arm are characteristic of Neapolitansleeves, which are prepared and sewn by hand.
In making this suit, nothing is left to chance.
Meticulous care is devoted to each stage, especially the modeling, ironing and sewing at the neck, details that make this garment one-of-a-kind.
Last but not least, the tailor does not cut a pattern for the suit but designs it with chalk directly on the fabric, based on the specified measurements; and of course, shapes it by ironing at every stage.

Antonio, Arcangelo, Armando, Ciro, Domenico, Gennaro, Mario, Maurizio, Paolo and Pasquale are the 10 tailors selected by Kiton to create this very special garment.
Each one of them is your own personal tailor.

というところで一旦ポスト。

2012年1月19日木曜日

Kiton LASA ジャケットに魅入られる

年が改まって、またまた服の話です。

ついに初めてキトンで買い物をしてしまいました!
しかもジャケット!

ああ、感無量すぎてまともな文章が書けない。

この話、続きます。

あ、ピアノの話題もあるんですよ。ネタが腐らないうちにまた書きます。

2011年11月7日月曜日

性懲りもなくアットリーニ。二着目

あのね、
アットリーニでググると、このブログのこの記事が一ページに出てくるんですが、
これがヒジョーに恥ずかしい。

というのは、結局トム・フォードのオーダーはしないまま、
トム・フォードのスーツは二着とも売り払ってしまい、
その折に、もう高額の服は二度と買うまいと決心し、

なのに、先日アットリーニのスーツを新たに一着買ってしまったからなのです。

あああ、なんという煩悩にまみれた男なのかおまえは(←自問自答)。

トム・フォードのスーツを手放した原因は「皺を取ろうとスチームアイロンをあてたら、生地が波打って取れなくなったから」につきます。
生地があまりにも上等すぎ、あまりにも繊細すぎたためだと思いますが、頑固な皺を取ろうとガンガンスチームを何度もあてている内に、あてた箇所がビロンと伸びてしまったのです。
これでは先が思いやられる…と思うとげんなりしてしまって。
クリーニング屋に出せばいいのでは、とも思い、買った店でクリーニング屋を紹介してもらいましたが、会員制という敷居の高さに「一体幾らかかるんだろう?」とおののいてしまい、ついに一度も連絡を取りませんでした。

まあそんなこんなで服関係の煩悩とはしばらく無縁でいたのですが、
ある日、N...の店先を通りかかると、素晴らしくカッチョいいジャケットがトルソーにかかっていたのでした。
見た瞬間「これはアットリーニに違いない」と思い、煩悩を振り払うために足早に通り過ぎたのですが、50mも歩かないうちに逆戻りしていたのでした。

そして店に入り、店頭に飾られていたジャケットがアットリーニであることを確認し、自分のサイズのジャケットを試着させてもらい、あああでも高いしウールxシルクxカシミヤでは弱そうだしダブルブレストは着づらいしなあ、と考えていた矢先、

eBayで自分のサイズのスーツを見つけたのでした。
ウール100%、チャコールグレー、無地、梳毛、シングルブレスト、新品。
しかも大バーゲン価格。

手持ちのアットリーニ(売るかどうか散々迷って売らなかった一品)を着てシゲシゲと鏡を眺めた挙句、結局ポチってしまったのでした。
ごめんねN... そのうちまた何か買うから。

ポチってから十日、めでたく到着して早速着てみます。
おおお、ものすごくピッタリ。良かった良かった。

ってなわけで、昨日、修理屋さんに袖のボタン付けとパンツの裾直しに出してきました。
袖を本切羽、額縁仕上げ、ボタンホールを手縫い、でお願いしたため、出来上がりは半月後になるとか。

実は生地がスーパー130とかで、トム・フォードに負けず劣らず繊細っぽい感じなのですが…まあ皺になってから考えるとしよう(←現実逃避)。

それにしてもどうして服のことを考えると気分が高揚するのでしょうか。
洗濯に対しても気分が高揚すればいいのにねえ、全く。

2011年11月2日水曜日

その後の靴遍歴

靴を買ったとか外反母趾になったとか今までさんざん書いてきましたが、その後もあれこれ迷い続けていっこうに終わりません。
書いてなかった分をここで一挙公開。

ポディアのコンフォートシューズ、一足
羽根が閉じるくらい紐をきつく縛っても踵が抜けるようになり、かつ爪先が痛くなるので引退させる。

コバヤシ靴店のオーダーメード、一足目
ユルユルかつ爪先が痛くなるようになってしまった。現在休眠中。

コバヤシ靴店のオーダーメード、二足目
一日歩くと爪先が痛くて&踵の靴擦れが酷くて我慢の限界を超えてしまったため、早々に着用を諦める

トム・フォードの紐靴(外羽根式)、一足
踵が小さくできていてホールド感が良かったのはいいが、段々足が前滑りするようになったので、これまたサヨナラする。

J.M.ウエストンの紐靴(内羽根式)、三足
サイズ7、幅Bという、恐ろしく細いのを選んで購入。ついに満足できる靴に出会った!と喜んで二足目、三足目を購入したものの、踵の皮が大規模に剥がれたのを始め、絆創膏を週に一箱消費する日々が続く。
やがて紐を結ぶ辺りの関節が酷く痛むようになり、外反母趾が始まってきたので、五週間目で匙を投げる。

MBTの紐靴(外羽根式)、一足
幅が広過ぎて足が横に滑りやすい→横方向に革が伸びてますます足が泳ぐ→歩きづらくなって休眠中。

MBTのベルクロストラップサンダル、一足
足をしっかりホールドしてくれるため今年の夏大活躍。現在シーズンオフにつき安眠中。

ミズノのビジネスシューズ、一足
中敷とセットで購入。中敷を入念に調整してもらい、非常に安定して歩けるようになった(感動)。しかし一日履くと足が前滑りして爪先が痛くなる。

Nettletonのローファー、一足
サイズ9 1/2、幅AAという極細靴。ちょっと踵が抜け気味ではあるものの快適フィット。自分が極端な細幅足であることを強く思い知らされる。

アレン・エドモンズの紐靴(内羽根式)、一足
サイズ9、幅Aという極細かつデカイサイズを選択。の筈だがなぜか足に合う。指で靴底を踏みしめられる幸せを実感する。しかしまだ一週間しか履いていないため、結論を出すのがためらわれる。


こうして書き出してみると、サイズと幅が合わない靴は何をどうしても快適にならない、とつくづく思います。
これをピアノに当てはめて考えると…えーっと、どういうことかな…まあいいや…

2010年12月25日土曜日

MBTシューズ三日目:尻が筋肉痛で寝込む

昨日はMBTを履いて初めての出勤でした。
帰りがけにちょっと頑張って通勤路沿いに6km歩いたら、なんと1時間10分ほどで歩けてしまいました。

この間、同じ道を歩いたんですが、その時は2時間くらいかかったんじゃないかな。
ここ数年、歩くスピードが非常に遅くなってたんですが、見違えるようなスピードアップです。
こりゃ凄いわ。

と一人興奮しながら帰ってきたのですが、起きたら尻の上半分辺りが筋肉痛。
何気なく片足立ちすると特に痛みます。
痛いので今日一日寝てました。
ちょっと頑張り過ぎたようです。

2010年12月23日木曜日

「裸足で歩くような感覚」のMBTの靴を買って歩いてみた

「Born to Run~」に出てくる靴に、ビブラムファイブフィンガーズというのがあります。
読んで字のごとく、爪先が五本指に別れた靴で、これを履くとまるで裸足で走っているような感覚になるらしい。
探してみたのですが、ブームが知らない間にやってきて去っていったようで、通販以外では見つからない。

それでキーワードを「ベアフット シューズ」に変えて検索してみたところ、MBTというのが引っかかりました。
この靴も裸足感覚が得られるらしい。しかも履くだけで姿勢が良くなるらしい。インナーマッスルが鍛えられて基礎代謝が高まり、免疫力が向上するらしい。痩せるらしい。

とまあ色々いいことずくめらしいので、ちょっと買ってみました。

この靴、専任のインストラクターにコーチして貰わないと買えないシステムになっています。というのは、わざと不安定な作りになっていて、靴選びから立ち方、歩き方まで教えてもらわないと簡単にこけてしまうからだそうです。

だそうです、と書くのは、実はすぐに慣れてしまい、よろけるチャンスがなかったのでした。
しかも、慣れると歩くのが実に楽しい。楽しいのでその場で履いて帰りました。それが昨日の話。

で、今日は2時間かけて散歩してきました。

これがね、履いて歩くだけで汗だくになりまして。
というのも、背筋を伸ばして正しい姿勢を保たないと上手く歩けなくて、
上手く歩こうとすると体中のあちこちの筋肉が総動員されるらしく、どんどん暑くなってきます。

脱げる服はどんどん脱いで、最後は長袖Tシャツ一枚になりましたがそれでも暑い。

歩いているうちは楽しいのでどんどん歩いてましたが、
家に帰りついたらいきなり疲れがどっときて、そのまま2時間ほど寝てました。

通勤でも使えるよう、普通の革靴のようなスタイルのを買ったので、
早速明日の出勤に履いていくつもりですが、
この分だとコートとマフラーは要らないかもしれません。
ひょっとしてジャケットも要らないかもしれません。
でも真冬にシャツ一枚で歩いていたら、変な人に思われそう。どうしようかな。明日が楽しみです。

2010年12月10日金曜日

発表会に向けて散髪してきました

ここ数年、髪は同じ美容院で切っています。
今は美容院って言わないのかな。ヘアサロン?とにかく、散髪屋じゃないところです。

男が散髪屋で一番悩むところは、どういう風に切るか髪型を質問されるところじゃないでしょうか。

今の美容院が気に入っているのは、初めて行ったとき「かっこよく、似合うスタイルに切ってください」と無理難題をお願いしたら、
本当にかっこよくて似合っていて、かつケアが簡単な髪型に切ってくれたからで、

なるほど、そこらの散髪屋とはここが違うんだな、と深く納得させられたのでした。

今日は「ピアノの発表会にふさわしい髪型を」と禅問答のような注文をしてみました。
こんなことを散髪屋で言ったら無視されそうですが、ここは真顔で聞いてくれます。

まあ、いつもの髪型とどう違うのかよく分からない仕上げだったんですが。

難点は、カットだけだと肩身が狭いところ。
美容院はパーマとかカラーとかで稼ぐのが普通らしいので、いつもカットだけではちょっと申し訳ない。かといってパーマとかカラーは気が進まない。
そんなわけで、今日はヘアワックスとスプレーを買ってみました。

いつもは鏡など見ないまま家を出るので
(寝癖とか気にしない。全く気にしない)
ワックスだのスプレーだの面倒くさいものとは無縁なのですが、

試しに付けてもらうと、垢抜け感が目に見えて向上。

身だしなみに気を使うというのは
実はストレス解消に役に立つんだそうです。

猫が興奮しすぎると、突然立ち止まって体を舐め始めるのと同じ衝動なんだとか。

発表会当日は鏡の前で奮闘することにします。

にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←段々気持ちが高まってきました
にほんブログ村

2010年9月11日土曜日

十数年ぶりに腕時計を買いました

腕時計というのはなければなくてなんとかすむもんで、
特に、携帯があればそれですんじゃうんですよね。正確だし。
それにピアノを弾くときには外すように先生に言われてからは、はめたり外したりするのが面倒になって、ますます縁遠くなり。

そんなこんなで、去年手持ちの腕時計を思い切って全部捨ててしまいました。
いつか買い直す時はこんなシンプルでデザインのいいのが欲しい、と思いつつ。


じゃじゃん、知っている人は知っている、パテック・フィリップのカラトラバです。
知らない人が見たら100均ショップで買ったのかと言われそうな見かけのこの時計、
先日、時計屋の広告が目に入ったのをきっかけに店に入ったところ、なんと180万円の値札をつけて陳列されてました。
それはちょっと買えません…。

しかしこれで時計熱が突然燃え立ってしまい、
あれやこれやと物色していたのですが、
結局こちらの時計で鎮火することができました。
エポスというメーカーで、3336という愛想のない名前が付いています。
実はエポスというメーカー、昨日初めて知りました。調べたら素性の怪しいものではなさそうだったので購入。
カラトラバの二十分の一という値段もナイスです。
(それでもフツーの感覚からすれば十分高いような気がするけど、気のせいかな…)
表も裏も透けていて、動いている歯車がよく見えます。
僅かに残った部分にチマチマと施された彫刻だの、せっせと動く歯車だの秒針だのを眺めているとなぜか心が和んでしまい、時間が経つのを忘れます。
秒針が動いているのを見ているだけでも5分くらいはあっという間に経ってしまいます。

腕時計(に限らず、小さくて細々したもの)に心を癒す効果があるということを、初めて実感しました。
こうやって時計マニアは生まれていくのですね、きっと…。

2010年9月2日木曜日

足は不実な生き物

日中は相変らず暑いですが、朝の涼しさに、着実に秋の気配を感じる今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。

とか書くのは、とにかく「秋」という言葉を書きたいからであって。
秋というと、「早生の青いミカン」「運動会のピストルの音」「高い空」「キンモクセイの香り」とか、色々連想も湧いたりしますが、今日のお題は靴です。

秋といえば、茶色のスエードのハーフブーツ。
昔からそう思い込んで一歩も引かなかったのに、どうしたわけか茶色のスエードのハーフブーツを買ったことが一度もありませんでした。

そんなわけで、積年の思いを晴らすかのように衝動買いしたのがこれ。

今日買ってきたブーツ
あまりの嬉しさに、店の外で靴を履き替えて帰ってきたのですが、なにかおかしい。
店で履いたときは「おお、ぴったりジャストフィット」とか思ってたのに、
歩いているうちに足が少しずつ痛くなってきたような。

普段履いている靴はこちら。

去年買ったコンフォートシューズ
下に敷いたボール紙は全く同じものです。
靴の大きさが、特に幅が違うような…。
普段履きのほうは、ちょっと幅が緩いかなーと思いつつ履いているのですが、
それにしても違いすぎ。

数ヶ月前に買った靴

こちらも、買った当初は「ジャストフィット!」などと思ってたのですが、次第に足の裏の筋肉がちょっぴり突っ張るような感じがしてきて、現在ちょっと疎遠になりつつあります。

どの靴も他の二者とは大きさが違うんですが、どうして最初履いた時はどれも「ジャストフィット!!」と思ったんでしょうか…。
まことに、足は不実な生き物だと思うものであります。

2010年8月18日水曜日

コバヤシ靴店2足目のオーダー仮縫い3回目

前回ではまだ注文をしただけだったオーダー靴ですが、その後出来上がりまして、日常のローテーションの中に入っております。

この事をなぜ書かなかったかというと、見た目が非常にブサイクだから。
ジョンロブやガジアーノガーリングを見せて、「この美しい流線型のフォルムを自分の足に合う通り作ってくれ」と言ったのに、まったく反映されてなかった。
何の甲斐もなかった。
どこにも、何の気配すらなかった。
単なるアンパンマンの出来損ないみたいなパン、じゃなかった、靴が出来上がってきました。

履き心地はいいです。っていうか、ジョンロブとガジアーノガーリングの履き心地が最悪であったから(JLとG&Gの悪口を言いたくはないけど、内反拇指になっちゃったんじゃね)、それに比べると天国のようです。

しかしね、ちょっとサイズがゆるい。どこもかしこもゆるい。
ここのところで店主とひと悶着。
店主は「靴は緩めを履くもの」と主張し、こちらは「オーダー靴はタイトフィッティング命」という姿勢を意地でも崩さないわけですから。

そんなわけで、延べ数時間のやり取りを経て、やっと私の望む「流麗で流れるようなフォルム」「打倒ジョンロブ7000番」プロジェクトが軌道に乗ったわけです。

そして仮縫い第1回。
おおお、私の望む、翼を付ければ今にも空を飛んでいきそうな、華麗で流麗なフォルム。
ただ、足を入れると指が全般的に痛いんですよね。
でも見た目は満点なので、直すか直さざるべきか悩んでいると、店主が「こりゃどうみても小さいわ。指が痛いでしょ。直しましょう」の天の一言。毎回思うんですけど、なんで見ただけで触りもしないのに分かるんでしょう?

仮縫い第2回。小指の当たる先を膨らませたそうで、足を入れてもどこも痛くならないのですが、見栄えが悪くなってしまいました。これをどう説明しようと考えていると、「ちょっと先を長くしてほっそりした感じに見せるから。ほっそり見せたいんでしょ。」という天の声が再び。

仮縫い第3回。木型の先を単純に長くしたんじゃなくて、木型のボールジョイントの先全般に薄いシートを貼り付けたそうです。履いてみるとばっちり。どこも痛くない。それでいて見た目は想像通り。
幅をうんと狭くしたので、物凄くほっそりした出来上がりになっています。
底革をつけて出来上がった姿が楽しみです。

にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←発表会にはこれを履いていこうかと取らぬ狸の皮算用
にほんブログ村

2010年6月17日木曜日

アットリーニ、キトン、トム・フォードの間を揺れる

今回もまたスーツの話です。すいません。

昨日、何の気なしにN…のお店をのぞいたら、
サイズ44のアットリーニのスーツがあったので、
ちょっと着てみました。

今までのアットリーニの常識を覆す細さで、
ウエストはそんなにきつく絞ってないものの、
全体にすらっとしたイメージ。
色は明るい目の紺で、近くで見ると細かいストライプが入ってますが、
2メートルも離れると無地に見えるレベル。

あ~これ欲しい。

しかし、セール価格でも結構な値段なので、熟考の価値あり。

というわけで、とりあえずキトン@梅田ヒルトンを見てきました。

キトンは非常に有名なメーカーで、
一部の男性ファッション雑誌の中では神格化が過ぎているきらいもあったりなかったり。

ここの、ニューKBモデルというのを着せてもらいました。
サイズ46でおおむねピッタリ。
印象としては、なんかね、ホノボノとした良さがありますね。
陽だまりでホッコリ、みたいな。
スーツ価格で50万円代から…という、ものすごく値の張るブランドですが、
着た感じは少しも威張った感じのない、
初めて着たのに、まるで昔から着込んでいたかのようにフィットする、
不思議な感じの服です。

で、トム・フォード。
サイズ44のバッキンガムと、サイズ44のコルト(着丈が短い)のリージェンシーの
両方を着せてもらいました。

キトンは胸の丸みを覆い切れなくて、下襟と体の間に隙間が空いてしまうのですが、
トム・フォードは胸板の厚みをある程度想定して作っているようで、
全然隙間が空きません。
そしてウエストの激しい絞り。
背中の、首から腰にかけての複雑なカーブ。
肉体の三次元的曲線的うねりを服が忠実になぞっていて、
これがトム・フォードの色気と呼ばれるものの実体のようです。

なるほどね。

やっぱりアットリーニはやめて、
トム・フォードでバッキンガムをオーダーすることにしました。

トム・フォードの店員の話では、9月にイタリア人技術者が来日してオーダー会を行うそうです。
それに備えて、当面は買い物を控えることにします。
9月までガマンガマン。

ところでですね、
以前、スーツをオーダーした話を書きましたが、
なぜ、その店でオーダーせずに、
トム・フォードのような、いかにもブランド料を大量に上乗せしてそうな、
どうみても割高な店にオーダーするのかと言いますとですね、

これはMen's Exという雑誌の別冊「本格スーツ大研究」によるところが大です。

このムックにスーツのディテールの解説がありまして、
その一つに「バナナ」というのがあります。
「バナナ」の説明をこのムックから紹介すると、
「殺し襟の作業を簡略化するために襟首につけ接ぎ合わせることで襟を丸く形作るためのパーツのこと」
ということです。

…まあ現物を見ないと何のことか分からないと思うので、
細かく説明はしませんが、
(バナナありとバナナなしの両方を見れば一目瞭然です)

要するに、
バナナが付いているのは、
技術レベルがその程度である
と言えるかもしれません。
(違うかもしれません)
(やろうとしたらできるけど意味が無いからやらないだけかもしれません)

で、バナナが付いてないのは
(つまり、殺し襟が出来ているのは)、
私の手持ちのスーツでは、アットリーニとトム・フォードだけでした。
他のスーツには全てバナナが付いてました。
もちろん、以前オーダーしたスーツにもです。
(バタク・ハウスカットもバナナ付きでした。12万もしたのにバナナ付きだなんて…。結局一度も着ないまま捨てました)

そういうわけで、少なくとも今までオーダーした店を再訪する気にはなれません。
バナナが付いているかどうかで着心地が変わるかどうかは分かりませんが、
アイロンワークができない(=コテの技量に不足がある)テーラーってどうなの?
って、
つい思っちゃうんですよね。
(3ピースのスーツ1着で22万も取る店なのにです)

トム・フォードのスーツはエルメネジルド・ゼニアの工場で作っているそうですが、
ゼニアのスーツは何回試着してもオッサン臭いとしか思えないので、
どうにも受け入れられません。
ゼニアの客は腹ボテおっさんばっかりなんでしょうか?
あれはもうちょっとなんとかならんもんかなあ…。

2010年5月26日水曜日

スーツのジャストサイズに対する意識がガラッと変わった

さてさて、
スーツカンパニーで19,950円のスーツを買って、家でしげしげと鏡を見て考えました。
あんまり細身じゃないやん。
いや、細いんですけど、全然ピチピチピタピタじゃないんです。
ちょっと袖が長いし。

スーツカンパニーでは、身長の5cm刻みにスーツを展示してありまして。
174cmの私は迷わず175cmのスーツを選んでいたのですが、これが敗因だったのかもしれない。
翌日、再度スーツカンパニーに行き、170cmのサイズの物を買ってみました。
先に買ったのは黒だったので、今度はライトグレー。
キッドモヘヤ15%入の、ちょっとイイヤツです。29,925円(裾直し代込み)。

これも早速着てみたのですが、
あにはからんや、
全然ピチピチじゃない。
パッツンパッツンでもない。
見た目の違和感がない。
むしろ、今まで買ったスーツの中では一番似合っている気がします。
っていうかカッコいい。

服そのもののサイズはものすごく小さいんですよ。
オーダーメードで作ったスーツと比べると、肩幅で3cm程度の差があります。

今までは、ジャケットは肩パッドも芯地もガッチリ入れて上半身をマッチョに見せるのが本道だと思っていたのですが、
そういうわけで、トム・フォードも、リージェンシーモデルより肩パッドが張り出していて肩幅を広く見せるバッキンガムモデルの方が好きだったのですが、
補正パーツを山盛り入れなくても、細い体をそのまま見せても、別に問題ない、っていうかむしろカッコいい。

今まで自分が信じていたのはなんだったんだ?という気分です。
一晩で意識が反転してしまいました。

困るのは、トム・フォードのスーツがブカブカに見えてしようがないということ。
生地も作りも、もちろんトム・フォードの方がずっと上なんですが、
(値段も20倍以上違いますが)
サイズが合ってないと思うと着る気が…。
どうしようかなあ…。

ポジティブに考えれば、
これを糧にして1ステージ上がったのだから素直に喜びましょう、

ということで。

にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←今日もピアノの話が書けなかった
にほんブログ村

2010年5月22日土曜日

ピタピタスーツの風潮に負ける

昨晩ふと気づいたら、春夏物のスーツが一着もなかったのでした。

去年の暮れにスーツをオーダーした話を書きましたが、
皺になりにくいように分厚く硬く織った、ハリもコシも強烈にある生地を選んだので、
真冬に着る分にはいいんですけど、
春に着るにはめちゃくちゃ暑いんです。

去年、色々沢山の物を捨てましたが、あれからスーツが増えまして、
今数えたら8着ありました。

その中で最も愛用しているのはイオンの9800円スーツです。
ウール50%ポリエステル50%の生地で、
毎日着ても皺になりません。

スラックスは畳んでネットに入れて洗濯機で洗い、
シワを伸ばして日陰干しにしたら、
アイロンをかけてないのに皺が綺麗に取れてました。
イオン恐るべし。

そんなイオンスーツにも不満あり。
肩幅がちょっと余るんですよね。
それが微妙に気にかかります。
もうちょっとフィットしたスーツが欲しい。

ユニクロの+Jのセットアップスーツもありましたが、
皺になりやすいのと、
袖丈がちょっぴりだけ、しかし見逃せない程度に短いのが気になって、
殆ど着てません。
このままだとゴミ箱行きになってしまいそうです。

去年の9月にオーダーしたスーツは、サイズはピッタリだし、
ウール50%ポリエステル50%の生地で皺になりにくいし、
問題はないのですが、
イオンの9800円を着潰してやろうとしているうちに出番がなくなってしまいました。
しかも、イオン、なかなか着崩れしないし。

で、ここからが本題なのですが(すみません前振り長くて)、

大阪のJR環状線を、朝のラッシュ時に乗っていると、
何か違和感をヒシヒシと感じます。

周りは一面のダークスーツ姿。
それも、体にピッタリ張り付くようなスーツの着用率が異様に高いんです。

こういうピタピタスーツが何年も前から流行していることは知ってましたが、
アレは20代くらいの人が着るものだと思ってました。
大体、動きにくいしね。
何度か試着してみましたが、椅子に座るのにも、ジャケットを羽織るにも一苦労です。

そう、ジャケットを羽織ると何気なく書きましたが、
ジャケットって着物感覚なんですよね。
しかし、
ピタピタジャケットは、
羽織るというよりは装着するという感じがピッタリです。
袖を通すとき、気をつけないと背中が破れそうになります。

このような、
全く実用的でない、
体の線をピッタリ出して何が嬉しいのかと問い詰めたくなるような代物が、
環状線のホームにも車内にも着々と広がっておるのです。

「スーツは動き易いのが一番」
と割り切っていたのですが、
なんだか、最近の圧力に耐えられません。

そんなこんなで、春夏物のスーツを買うと決めたとき、
選択はピタピタスーツの一択のみだったのでした。

あ、オーダーで作るという手もあるんですけど、
去年オーダーした店は二軒とも、
「これ以上胴回りを詰めるとポケットに物が入らなくなりますよ」
と渋るなど、とてもピタピタスーツを作ってくれと言える雰囲気ではなく。
(トム・フォードでも同じことを言われました)

第一、ピタピタスーツってすぐに破けそうじゃないですか。
そんなのに金をかけるのはモッタイナイ。

ネット上で肩幅の詳細なサイズを公開しているメーカーを調べて、
肩幅と胴回りが一番細いのを試着してきました。

ザ・スーツカンパニーで、\19,950でした。
この値段でウール100%なんですけど、一体全体、これでどうやって利益を出しているのか?
謎です。

去年ここで試着した時の感想を読むと、
肩幅を合わせると胴回りがちょっと緩いとか書いてますが、
今の手持ちのスーツと比べると全くの誤差範囲です。

ちょっと背中のベントが割れてますけどね。
まあこれも誤差範囲ということで。
試着一着目で購入決定。
近年になく素早い意思決定でした。

これで手持ちのスーツは9着になりました。
もうクローゼットは満杯なので、
愛着の薄れたイオンのスーツとユニクロ+Jのセットアップスーツはそのうち捨てることになるでしょう。
モッタイナイお化けが出そうです。

にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←ピアノも弾かないとモッタイナイお化けが出そうです
にほんブログ村

2010年2月6日土曜日

高級寿司屋で腹一杯食べると幾らかかるのか

コバヤシ靴店でオーダーした靴も2回目の仮縫いが終わって、今は出来上がりを待っている最中なのですが、
仮縫いの時に、去年の11月に怒涛の勢いで買った靴を履いていったんですけど、
どちらも足に全然合ってないと言われて、
確かに仮縫い中の靴のピッタリフィッティングに比べると、
所詮既製靴、どれもこれも足が痛くなるだけで、
全然足に合ってないんですよねえ。

そんなわけで、部屋の飾りと化した高級既製靴ですが、
買取をしてくれる店があったので
(靴を買い取る店があるなんて知りませんでした。なんでも検索してみるもんですねえ)
全部買い取ってもらいました。
ジョン・ロブ、エドワード・グリーン、ガジアーノ・ガーリング、その他。
17万の靴が買い取り3万とは泣けてきますが、まあ仕方がない。

なぜこんなに靴に大金をはたく羽目になったかといえば、私の足が極端な甲薄(らしい)で、どんな既製品も合わないからです。
なんでもそうですけど、何かを追求すると金がかかるもんですねえ…。
でも、これで爪の内出血やマメから解放されると思うと嬉しいです。

そのほか、ヨウジヤマモトの、スエードのコート・カシミアのコート・ウールギャバジンのドレープのたっぷりしたコートも買い取ってもらいました。どのコートも10~20万くらいしたような覚えがありますが、買い取り価格は一着5000円。
でも、どれも着てないから、まあいいや…。なんだかんだいって、コートはお気に入りの一着しか着てないもんなあ…。
それにしても、スエードのコートもカシミアのコートも「これは一生物だから」と自分に言い訳して買った記憶がありますが、服の一生物って本当に存在するのかなあ、としみじみ思ったりします。
ジョン・ロブの靴も一生物だと思って買ったのに、10回も履いてないもんなあ。

まあそんな感じで、色々思い入れの詰まった一山をごっそり処分したら腹が減ったので、
ホテル・リッツカールトン大阪のフレンチレストラン、ラ・ベに行って晩御飯を食べようとしたのですが、
あいにく予約で一杯ということで、
(ここは大体いつ行っても席が取れたのに、ミシュランで一つ星を取ってから急に席が取れにくくなって困ります)
腹が減ってしょうがないので、同じフロアで鮨を食べてきました。

というわけで本題の「高級寿司屋で腹一杯食べると幾らかかるのか」ですが、
結論から先に申しますと、
34335円でした。
あと、酒代とサービス料がついて、43665円。

回転寿司で腹一杯食べたことがありますが、その時は4000円くらいかかってびっくりしました。
なるべく安いネタを選んで食べて4000円です。
何も考えずに食べたら8000円くらいになるんじゃないかな。

今日の寿司は、他に客がいないカウンター独占状態で、かつ全くお任せで握ってもらったことを考えると、費用対効果は高いような気がします。高いネタもバンバン出たしね。

でも淡路島にものすごーく安くて美味しい寿司屋があるので、高速バスに乗って食べに行くほうが安くて楽しめるかな、と思ったり。

にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←とりあえず回転寿司は費用対効果悪すぎ
にほんブログ村

2010年1月6日水曜日

堂々巡りの2時間

昨日のマフラーがあんまり気に入ったので、
色違いがあったら買ってもいいかな、と
また同じところを見に行ったのです。

色違いというか、なんていうか、非常にビミョ~な感じのする柄と色のものはあったのですが、どうにもこうにも食指が動かないので、そのまま他のマフラーをあれこれ見てたわけです。

やはりというかなんというか、同じカシミヤ100%をうたっていても、ブランドによって手触りが違う。

へえ~面白いなあ、じゃあ他のところじゃどんな風になっているのかなあ、とフロアを移動してみました。

バランタイン、プリングル、クルチアーニ、ブルネロ・クチネリと、カシミアで有名なブランドを巡ってみましたが、触ってみたいマフラーに出会えず、最後にロロ・ピアーナのブースへ。
ここでやっと触ってみたいマフラー登場。
しかもセールにかかっているじゃありませんか。
店員に断ってマフラーを広げ、昨日買ったマフラーと並べて交互に手触りを確認してみました。

こ、これは…。

ロロ・ピアーナの方が肉厚で、光沢も段違いであります。
見れば見るほど、触れば触るほど違うのであります。

試しに首に巻いてみました。
選んだのは青緑色です。

ロロ・ピアーナの方がゆったりと大きく波打ってます。
これは一体なんとしたことか…。
う~む、う~む、う~む。

「ちょっと考えます」と言ってひとまずその場を去り、
鴨南蛮そばを食べながら考えました。

頭の中に浮かぶ光景はこんな具合です。

「ママ~!あのリカちゃん買ってぇ~」
「ダメよ!おうちに帰るのよ!」
「イヤ!イヤイヤ!買って!買ってぇ~」
「まあまあ美代子さん、さっちゃんに買って上げなさいよ」
「お義母さん、ついこの間お人形を買ってあげたばっかりなんですよ。それをこの子ったら三日で飽きてしまって」
「リカちゃんはお人形じゃないもん。リカちゃんはリカちゃんなんだもん。だから買ってぇ~!」
「さあさあ、さっちゃん泣かないでね、おばあちゃんが買ってあげるからね」
「お義母さん、この子を甘やかさないで下さいな。ホントにもうしつこいんだから!帰るのよ!言うこと聞かない子は置いていくわよ!」
「イヤ!イヤイヤ!ミホちゃんだって買ってもらったのにぃ!」
「だったらミホちゃんのうちの子になりなさいっ!ママ、ミホちゃんのママにお願いしにいくからっ!!いいのねっ!!!」
「イヤ~ッ!ママのばか~ぁ!(大声で泣く)」

おっと。
妄想に熱が入って、本題を忘れるところでした。
マフラーを買うかどうかでしたよね。

もう一度マフラーを見に行ってみました。

素晴らしい、何もいうことはない。
だがしかし、だがしかし、だがしかし、セールとはいえ3万円。

しかも昨日マフラーを買ったばかりだというのに、
なにゆえにまだマフラーを買うのか。
君の首は一つしかないではないか。

しかも、今この時点で3万円の出費は痛い。
第一、3万円あれば色んなことが出来るはず。
例えば…
例えば…

例えば…

え~と、何があったっけ?

何があったか思い出すために、もう一度売り場を離れました。
地下街をテクテク歩くこと1時間。
アップルマンゴーシャーベットを食べて気を落ち着かせ、
あちこち見て回って、
トイレで沈思黙考して、

何も思いつきませんでした。

こうなれば頼みは唯一つ。
誰かがあの青緑色のマフラーを買って、
売り切れになってくれてないかな…。

な~んて願いもむなしく、
売り場が閉まる10分前に着いて、物陰のそばからそっと見やると、
青緑色のブツはまだありました。

まあね。
子供の頃よく考えたもんですよ。

地震が起きて学校だけ崩れてくれないかな、とか、
突然超能力に目覚めたりしないかな、とか。

そういう儚い望み達を一つ一つ自らの手で潰して、人は大人になっていくのですね…。

なんて他人事のようなことを考える暇もなく、
足は売り場へ、手はマフラーへ。

売り場でためらう素振りをちょっとしてから、
買いました。

買ってしまいました。

家に帰ってから、包みを開け、しばし恍惚感を味わいながら鑑賞。
光沢といい手触りといい、実に素晴らしい。
ただの首に巻く布切れのくせに、なんでここまで感動させるんでしょうか。
実にしゃらくさい。

それとも、頭の中の幸せ回路が壊れて止まらなくなったとか…。
う~む。

にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←多幸感まっしぐら
にほんブログ村