2023年9月2日土曜日

先生が代わりました

長らくブログを更新してませんでした。あまりにも間が空くと死んだかと思っている方もいらっしゃったかと思います。大丈夫です。死んでません。

今まで習っていた先生が体調を崩され、医者に相談したところ「仕事を縮小した方が良い」と助言されたとのことで、音楽教室の講師を辞められることになりました。

それで同じ音楽教室の新しい先生に引き継いで頂いたのですが、今まで習っていた先生が仰るには「当音大の次代を担うホープ」とのこと。先生のお名前で検索すると留学歴、受賞歴など華やかで否が応でも期待が高まります。

4月から新しい先生のレッスンが始まりました。先生は非常に物腰が柔らかく、丁寧な言葉遣いの方でした。でも言うことは言う先生で、

まず姿勢を言われました。椅子が高過ぎること、背中が自由に動いていないことです。ドイツに留学したらまず最初に椅子の座り方からレッスンが始まったという話を聞いたことがありましたので、ちょっとだけドイツ留学気分を味わいました。

前の先生にはベートーヴェンピアノソナタ第30番第3楽章の第5変奏に入ったところまで見て貰ってました。でも「これは難しすぎる」ということで、2回見て貰った時点で止めになりました。まあ全然練習しないからですけれども。

そしてインヴェンションの第13番と月光ソナタの第1楽章をやることになりました。しかしこれも数回で止めることになりました。譜読みが全然進まないからです。

そこで話し合いになり、とにかく譜読みが辛いこと、ピアノに対するモチベーションが湧かず、なかなかピアノに触る気にならないことをお伝えし、既に譜読みができているシューマン「森の情景」の"別れ"を見て貰うことにしました。

この曲は譜読みができている為か指導がとにかく細かく、かつ具体的で分かり易いのです。今まで二人の先生に見て貰った曲なのですが、段違いに細かいです。弾いている曲の難易度はまるで違いますが、スーパーピアノレッスンみたいです。そうなんです。スーパーピアノレッスンみたいなレッスンを受けてみたいと思っていたので、願いが叶いました。

そんなスーパーなレッスンだった"別れ"も次回で終了です。次の曲は来年2月の発表会に出す予定です。やはり譜読みしたことのある(つまり一度レッスンにかけた)曲から選びたいと思いますが、何にするか迷います。

発表会に出してない曲にしたいと思いますが、昔から譜読みが遅いので大体の曲は発表会で弾いてしまいました。そこで出したかどうか忘れてしまった曲があります。ドビュッシーの"ロマンティックなワルツ"です。

発表会で弾いたかもしれない間接的な証拠としては楽譜の縮小コピーをテープで止めた物が残っています。こんなのを作るのは発表会くらいなので、発表会で弾いたのかもしれません。しかし発表会で弾いた記憶が全くありません。

ただ記憶にあるのは、当時の先生に「もうこの曲を止めたい」と言ったことです。「さあこれから弾き込みというところなのに、ここで止めるのは勿体ない」と先生が仰るのにも関わらず止めてしまいました。だからこの曲をちゃんと弾き込んで成仏させてやりたいという気持ちがあります。

問題は、"ロマンティックなワルツ"は"別れ"ほど惚れ込んでいるわけではないことです。来年の2月までモチベーションが保てるでしょうか?


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