2010年3月24日水曜日

名前が分からない、クラシックのような曲

日曜洋画劇場のエンディングテーマ。
誰でも聞いたことはあると思いますが、名前を知っている人は滅多にいないんじゃないでしょうか。

オーケストラがドラマチックな序奏を奏で、ピアノの華麗なアルペジオを背景にオケが主題を演奏し、ピアノが主題の続きを独奏する、という
なんとなくラフマニノフ風な感じのするこの曲を、私はず~っとクラシックだと思って探してたのですが、
なんと、これ、コール・ポーター作曲のSo in Loveという曲で、
モートン・グールドという人がピアノ協奏曲風にアレンジしたものなんだそうです。

ということが分かったのが10年前くらいで、それから「で、そのSo in loveってどこのCDに入ってるのさ?」と思ってたのですが(まあ思ったり忘れたりしてたのですが)、
さきほど、ふと思い出してYouTubeで検索したら、すぐに見つかってしまいました。(っていうかアップした人が偉いんですが)
ホント、なんだか凄いですねえ。



なんでアメリカ人とかハリウッド映画は、こういうラフマニノフっぽい「華麗・豪華・憂鬱・憂愁」みたいなオーケストラ作品を量産したがるのかというと、
元々ウィーンにコルンゴルトというクラシック作曲家がいまして、子供の頃から何を書いても大成功といった勢いで華々しく活躍していたのですが、
ユダヤ系であったためにナチスドイツの手から逃れてアメリカに渡り、ハリウッド映画のために作曲しまくったという過去があります。
というわけで、華麗なオーケストラがジャンジャカ演奏するハリウッド映画音楽(スーパーマンとかスターウォーズとかみたいなの)は、ウィーン音楽芸術の正統的子孫だったりするのですね。

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