Steingraeberは、しゅたいんぐれーばーと読みます。ピアノメーカーの名前であり、創業者の名前でもあります。代々創業家によって経営されていて、現在は、五代目のウド・シュミット・シュタイングレーバーさんが経営しています。
ドイツ・バイロイトに工場があります。完全手作りの少量生産にこだわっていて、2008年実績で250台しか作ってないという徹底ぶりです。年に250台ですから、月産20台ちょっとというわけです。
一ヶ月の工場稼働日は、土日祝を抜くと20日前後ですから、一日に一台作れるか作れないか、そんな超スローなスピードで作ってます。1852年に作られたシリアルナンバー1番から数えて、2000年でやっと4万3千番を超えるという少なさです。
これがどんなに少ないかというと、1853年創業のスタインウェイが、同じ2000年ではシリアルナンバー55万4千番を超えてます。実にシュタイングレーバーの12倍以上です。
スタインウェイだって決してどこにでもあるというわけじゃないですよね。それが大量生産の大メーカーに見えてしまうくらい、シュタイングレーバーはちっちゃな会社なんです。
だから地元ドイツでも滅多にお目にかかれないピアノらしいです。
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