左の写真はシュタイングレーバーのサイトから無断拝借してきたもので、カーボンファイバー製の響板を使ったピアノです。解説のPDFファイルを読むと、この響板は、リチャード・デーンというイギリス人が開発したものだそうです。
で、このデーンさんはまた別の発明もしていて、それが下の写真です。
何かローラーのような物の下を弦が通ってますよね。
このローラーは、下にくっついている棒を介して響板に繋がってます。
普通は、この棒に2本のピンを打ち、そのピンに弦をひっかけることで弦の振動を響板に伝えるんですが、デーンさんによると、このローラーに交換すると倍音が豊富になり、音の減衰時間がより長くなるんだそうです。それを測定したのがこちら。
音のサンプルはこちら(音が出るので注意)。ベーゼンドルファー・インペリアルとシュタイングレーバーE-272(フルコン)をこのローラーに交換したの、してないの、スタインウェイDの新しいのと古いの、合計6種類のピアノのサンプルが並んでますが、どれがどれかは明かされてません。うは、こっそり正解教えてくれないかなあ。
にほんブログ村
↑引き続き7位をキープ中です。いつもクリックして頂いてありがとうございます。
3 件のコメント:
駒ピンの代わりですね、シュタイングレーバーは画期的を色々取り入れますね。
カーボン響板はゆくゆくの木材資源の保護を考えて事かな?
http://www.hurstwoodfarmpianos.co.uk/news.php?news_id=18
を読むと、カーボンファイバーは理想的な響板材料なんだ、みたいな事を書いてます。まあ湿気には強いからそれだけでもメリットありますよね。
シュタイングレーバーでは、木製響板タイプとカーボン響板タイプを併売するそうです。カーボンだと高くなるとか書いてあったような気がしますが、どこに書いてあったか忘れちゃったい…。
その辺りは白川さんが7月にシュタイングレーバー社に行く予定ですからまた談話室でお話頂けるかも。
コメントを投稿