本屋でこんな漫画を見つけました。
店頭で一気に立ち読みしたのですが、
いやはや、
あんなに苦労して、骨折りながら、途方もない時間をかけて読んだ、あんな場面やこんな場面が、漫画じゃホンのヒトコマで表現されてるじゃないですか。
「スワンの恋」なんか第1巻の後半丸々全部という長さなのに、ばっさり端折られてるし。
で、すごく面白かったです。
小説ではあまりにも長すぎて忘れてしまったあんな場面やこんな場面がすっきりとつながってて、「あれってこーゆー意味だったのか!」の連続。「そーかシャルリュス男爵ってツンデレだったのか!だからあーゆー意味不明な行動を取ったのか!」みたいな。目から鱗落ちまくり。
文庫本で10冊の内容を一冊の漫画に要約してあるので、端折ってあるとはいえかなり分厚いんですが、文庫本で言えば7巻目後半あたりから怒涛の展開になり、どんどんスピードを増してラストになだれ込みます。もうこれがめっちゃくちゃ面白い。
興奮するあまり、漫画を買わないまま家に帰って、落ち着くまでのしばらくの間、ずーっと頭の中で反芻してました。
それ以来、漫画を買うか小説を買い直すか考えてたのですが、今日本屋に行って、小説をどこまで読んだか探してたら、ついつい読みふけってしまったので、7巻目を買ってきました。
どうも、自分が止めた直後あたりから面白くなるようです。
本を売った直後に要約マンガを読んで感動するなんて、なんだかタイミングが良過ぎるもんですから、きっとこういう運命というか巡り合わせだったんだろーなーと思います。
大体「マンガで読む~」って色々あるけど、原作の面白さがすっぽ抜けてて面白くないのが多いんで、面白い要約マンガって珍しいです。
←なにはともあれ、絶版本でなくてよかった
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