2009年8月27日木曜日

物を捨てる~未使用の切手と官製はがき篇

未使用の切手は、現金と同じ価値があるんですけど、だからといって現金と交換できるわけではなくて、せいぜい金券ショップで買い叩かれるのがオチなわけです。

宅配便とメールがある今日、切手やはがきはさっぱり使わなくなりましたが、
過去に使いそびれた切手とか、書き損じの年賀状とかが溜まり溜まって、
かつ捨てるかといえば、現金と同じ価値があるわけで、なんか勿体無い。
50円玉を捨てる人は滅多にいないと思いますが、未使用の50円切手をゴミ箱に投げ込める人もやはり滅多にいないと思います。

そんなわけで、1550円分の未使用切手および官製はがきを持て余していた訳ですが、
遂に、切手を郵便局で現金化する方法を発見しました。
っていうか、現金化する方法を書いたサイトを発見しました。

カギは、損害賠償郵便料金返還請求書という書類にあります。

まず、切手とはがきを郵便局に持っていって、なるべく高額切手に交換してもらいます。
交換手数料が必要なのですが、この手数料は切手でも支払いが出来ます。
そんなこんなで、1000円切手と500円切手の一枚ずつに交換してもらいました。

で、次がめんどくさいんですが、いきなり郵便を送りつけても構わない相手を探します。
元のサイトでは、多少の失礼が許される友人か家族を選べとありましたが、
それもちょっとアレなので、
考えた挙句、
とっくの昔に解約したカード会社のDMに入っていた、カード会社の宛名が印刷してある封筒を使いました。

この封筒に1000円切手と500円切手を貼り、差出人(自分)の名前と住所もちゃんと書いて、封をして、大きな郵便局の切手販売窓口に行き、「余分な額の切手を貼ってしまったので、払い戻しをして欲しい」と頼みます。

ここで、損害賠償郵便料金返還請求書が登場します。
この書類に住所と名前を書き、印鑑を押し、本人確認のための身分証明書を見せ、郵便料金の80円を引いた額を払い戻してくれというと、
(はがきに貼れば50円で済みますが、さすがにはがきに1500円分の切手を貼る勇気はありませんでした)
1420円分の切手を出そうとしてくるので、「ちょっと待って。ゆうちょ銀行の口座に現金を払い込んでくれ」とすかさず頼みます。
そして、損害賠償郵便料金返還請求書に、ゆうちょ銀行の口座番号を書き込みます。
(ゆうちょ銀行でなくてもいいんですけど、振込み料がかからないのはゆうちょ銀行だけみたいです)

これで、(窓口のおっちゃんが言うには)2週間ちょっとで、1420円が振り込まれるらしいです。

今日、この手続きをしたんですけど、自分が窓口に並んだ時は全然待たなかったのに、おっちゃんが書類を探しに行ったり、身分証明書をコピーしに行ったりしているうちに長蛇の列が後ろに出来てて、冷や汗をかきました。

郵便局で切手を現金化出来るということは、これで納得できましたし、金券ショップの買取レートよりも遥かに高いレートで換金できることも分かりましたが、あまりに面倒なので、極力やりたくないです。

元サイトの人は1000円切手を4枚貼ったはがきで実行したみたいですが、
1000円切手って、結構大きいんですよ。
これを4枚はがきに貼ったら相当なインパクトです。
元サイトの人は、理由欄に「書留、配達証明、差出時刻証明、速達、本人限定扱いをやめたため。ならびに1000円切手しか持っていなかったため」と書いたそうです。へー、はがきでも書留とか配達証明とか出来るんだ…知らなかった…。確かにこれだけオプションをつけたら、3000円は越えてしまいそうです。

どういう裏づけがあるのか気になって調べたら、日本郵便のこのサイトの「内国郵便約款」のpdfファイルに書いてありました。第67条の第3項です。注記に現金での払い戻し方があります。

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