2011年11月7日月曜日

性懲りもなくアットリーニ。二着目

あのね、
アットリーニでググると、このブログのこの記事が一ページに出てくるんですが、
これがヒジョーに恥ずかしい。

というのは、結局トム・フォードのオーダーはしないまま、
トム・フォードのスーツは二着とも売り払ってしまい、
その折に、もう高額の服は二度と買うまいと決心し、

なのに、先日アットリーニのスーツを新たに一着買ってしまったからなのです。

あああ、なんという煩悩にまみれた男なのかおまえは(←自問自答)。

トム・フォードのスーツを手放した原因は「皺を取ろうとスチームアイロンをあてたら、生地が波打って取れなくなったから」につきます。
生地があまりにも上等すぎ、あまりにも繊細すぎたためだと思いますが、頑固な皺を取ろうとガンガンスチームを何度もあてている内に、あてた箇所がビロンと伸びてしまったのです。
これでは先が思いやられる…と思うとげんなりしてしまって。
クリーニング屋に出せばいいのでは、とも思い、買った店でクリーニング屋を紹介してもらいましたが、会員制という敷居の高さに「一体幾らかかるんだろう?」とおののいてしまい、ついに一度も連絡を取りませんでした。

まあそんなこんなで服関係の煩悩とはしばらく無縁でいたのですが、
ある日、N...の店先を通りかかると、素晴らしくカッチョいいジャケットがトルソーにかかっていたのでした。
見た瞬間「これはアットリーニに違いない」と思い、煩悩を振り払うために足早に通り過ぎたのですが、50mも歩かないうちに逆戻りしていたのでした。

そして店に入り、店頭に飾られていたジャケットがアットリーニであることを確認し、自分のサイズのジャケットを試着させてもらい、あああでも高いしウールxシルクxカシミヤでは弱そうだしダブルブレストは着づらいしなあ、と考えていた矢先、

eBayで自分のサイズのスーツを見つけたのでした。
ウール100%、チャコールグレー、無地、梳毛、シングルブレスト、新品。
しかも大バーゲン価格。

手持ちのアットリーニ(売るかどうか散々迷って売らなかった一品)を着てシゲシゲと鏡を眺めた挙句、結局ポチってしまったのでした。
ごめんねN... そのうちまた何か買うから。

ポチってから十日、めでたく到着して早速着てみます。
おおお、ものすごくピッタリ。良かった良かった。

ってなわけで、昨日、修理屋さんに袖のボタン付けとパンツの裾直しに出してきました。
袖を本切羽、額縁仕上げ、ボタンホールを手縫い、でお願いしたため、出来上がりは半月後になるとか。

実は生地がスーパー130とかで、トム・フォードに負けず劣らず繊細っぽい感じなのですが…まあ皺になってから考えるとしよう(←現実逃避)。

それにしてもどうして服のことを考えると気分が高揚するのでしょうか。
洗濯に対しても気分が高揚すればいいのにねえ、全く。

2011年11月2日水曜日

その後の靴遍歴

靴を買ったとか外反母趾になったとか今までさんざん書いてきましたが、その後もあれこれ迷い続けていっこうに終わりません。
書いてなかった分をここで一挙公開。

ポディアのコンフォートシューズ、一足
羽根が閉じるくらい紐をきつく縛っても踵が抜けるようになり、かつ爪先が痛くなるので引退させる。

コバヤシ靴店のオーダーメード、一足目
ユルユルかつ爪先が痛くなるようになってしまった。現在休眠中。

コバヤシ靴店のオーダーメード、二足目
一日歩くと爪先が痛くて&踵の靴擦れが酷くて我慢の限界を超えてしまったため、早々に着用を諦める

トム・フォードの紐靴(外羽根式)、一足
踵が小さくできていてホールド感が良かったのはいいが、段々足が前滑りするようになったので、これまたサヨナラする。

J.M.ウエストンの紐靴(内羽根式)、三足
サイズ7、幅Bという、恐ろしく細いのを選んで購入。ついに満足できる靴に出会った!と喜んで二足目、三足目を購入したものの、踵の皮が大規模に剥がれたのを始め、絆創膏を週に一箱消費する日々が続く。
やがて紐を結ぶ辺りの関節が酷く痛むようになり、外反母趾が始まってきたので、五週間目で匙を投げる。

MBTの紐靴(外羽根式)、一足
幅が広過ぎて足が横に滑りやすい→横方向に革が伸びてますます足が泳ぐ→歩きづらくなって休眠中。

MBTのベルクロストラップサンダル、一足
足をしっかりホールドしてくれるため今年の夏大活躍。現在シーズンオフにつき安眠中。

ミズノのビジネスシューズ、一足
中敷とセットで購入。中敷を入念に調整してもらい、非常に安定して歩けるようになった(感動)。しかし一日履くと足が前滑りして爪先が痛くなる。

Nettletonのローファー、一足
サイズ9 1/2、幅AAという極細靴。ちょっと踵が抜け気味ではあるものの快適フィット。自分が極端な細幅足であることを強く思い知らされる。

アレン・エドモンズの紐靴(内羽根式)、一足
サイズ9、幅Aという極細かつデカイサイズを選択。の筈だがなぜか足に合う。指で靴底を踏みしめられる幸せを実感する。しかしまだ一週間しか履いていないため、結論を出すのがためらわれる。


こうして書き出してみると、サイズと幅が合わない靴は何をどうしても快適にならない、とつくづく思います。
これをピアノに当てはめて考えると…えーっと、どういうことかな…まあいいや…