2017年4月23日日曜日

レッスンに行くだけで練習を全然しないのになぜか前進している

会社から帰るなり即眠ってしまい、土日は必要最小限しか起きていられないという日々が長らく続いてました。
なのでなかなかブログまで手が回らなかったのですが、やっと休日は起きていられるようになったので、久々にブログが書けます。

なにしろこういう感じなのでピアノも練習できない。練習してないのにレッスンに行くのも気が咎めて休んだりしていたのですが、ある日「とにかく行くだけ行ってみよう」と気持ちが切り替わり、とりあえずレッスンには通ってました。

先生には「コイツ、全く練習してないな」というのが丸わかりだと思うんですが、それでもどこをどう直せばより音楽的に聞こえるかというツボを的確に教えてくれるのが今の先生の凄いところ。
それに、たまに一部分だけ弾いてくれる模範演奏も(非常に不遜な言い方ですが)素晴らしく上手い!聴き惚れてしまいます。
先生はコンサートとかしないのかな…と思って調べてみたら、年に一回程度に何かされているようです。次のチャンスがあったら行ってみよう。

で、ですね、最初は

ハノン39番 ハ長調とイ短調のスケール
インベンション8番
ショパン=リスト 春

というラインナップから始まったのですが、レッスンを受けるだけ、練習はレッスン直前に10分だけ、というスーパーミニマムな状態なのになぜか前進し、今は

ハノン39番 ヘ長調とニ短調のスケール
インベンション2番
シューマン 別れ

となってます。
インベンション8番・春・別れは「譜読みが終わっているから」という安直な理由で選びました。

スケールをやっている理由ですが、ちょっと忘れちゃいましたね…確か、ベートーヴェンのソナタを弾く為にはツェルニーをやらないといけないと言われてやってたけど30番の1から全然進まなかったという話をして、そこからツェルニーじゃなくてスケールをやりましょう、という話になったような気がします。

しかしスケールで!スケールなのに!初回からいきなりつまづいてしまいました。
指くぐりを4と3のどっちでやるのかすぐに分からなくなっちゃうんですよね。で、折り返す時に違う指になっていて大いに慌てると。そしてカデンツを覚えてなくて詰まる、などなど。

子供の時にもハノンはやってまして、39番の途中でレッスンを止めたから一応スケールは練習したはず。その頃は指くぐりなんぞで悩んだ記憶がないので、なんで今更こんなところで…と大いに焦りましたね。でもいつの間にかなんとかなったな。なんでかな。謎です。

インベンションは、毎回新曲に手を付けるたびに思うんですが、片手ずつそらで歌えて(比喩ではなく実際に鼻歌で歌う)、手が勝手に動いて弾けるレベルでないと両手が合わせられない!

当然、直前10分練習では片手パートを覚えられるようになる訳もなく、したがって両手が合わせられないので、レッスンでは毎度片手だけ弾いてお茶を濁していたのですが、先日のレッスンではついに「次回は両手で弾いてください」と言われて凍り付いてしまいました。

「いやまだそれはちょっと…」と言葉を濁すと「(楽譜の)3段目でも4段目でもいいですから」とフォローしてもらったのですが、3段目もきついよ!
どうしましょう…いや練習するしかないんですが。

こういっちゃなんですが、ぶっちゃけインベンションって全然音楽に聴こえないんですよね。
バッハが嫌いという訳じゃないんですよ。
無伴奏チェロ組曲とか、カンタータとか、ゴールドベルグ変奏曲とかは全く大丈夫というか好きなんですが、インベンション、シンフォニア、平均律はどうも曲に聴こえないんです。
あ、平均律でも1巻1番プレリュード(ソナチネアルバムにも載っているアレ)は曲に聴こえます。

それが、「なんか変な曲だなー」と思いながらも、耳で覚えられるくらい練習すると段々音楽に聴こえてくるという…全く不思議な曲です、インベンションというのは。

で、今は、2番がまさに曲に聴こえるか聴こえないかの境目くらいです。
早く曲に聴こえるようにならないかな。

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