2020年12月31日木曜日

2020年の総括とベートーヴェンピアノソナタ第30番第1楽章について

 今年はコロナの影響で八ヶ月もの間レッスンがありませんでした。

レッスンが無いとピアノを弾くモチベーションが上がらないので、たまに思い出したようにピアノを弾くだけでした。

だからかつさんのWEB発表会やアンダンテさんのWEB練習会はありがたかったです。ありがとうございます > かつさん、アンダンテさん

そんなわけで当然進展も遅かったのですが、それでもシンフォニア第1番と手折られた潮騒が終わりました。偉い。

今やってるのはシンフォニア第2番とベートーヴェンピアノソナタ第30番第1楽章です。

が、シンフォニアを放ったらかしにしてソナタ第30番ばっかり練習しています。やっぱり好きな曲ですからね。

ブログには書いてなかったのですが、前の先生の時に第30番第1楽章をレッスンでみてもらってました。

しかし、ポツリポツリとしか弾けず、しかもそんな調子でさえほんのちょっとしか進みまなかったので、その時は2ページで諦めました。第1楽章は4ページ半なので半分もいけなかったことになります。

今回は、ポツリポツリなら第2楽章の最後まで弾けた(=音出しできた)ので前回よりかなりマシです。しかし第2楽章、聴いた感じよりもずっと難しかった…。

大好きな曲なので頭の中でメロディーが流れる位よく知っている(つもり)なのに、頭の中と鍵盤がなかなか結び付かない。そこがもどかしい。前回の記事でも同じことを書きましたが、相変わらず同じことで悩んでます。

楽譜は園田高弘版を使っているんですが、運指で変だなと思う箇所はアラウ校訂版を参考にしています。

アラウはとても手が大きかったようで、たまに指が届かないような運指だったりするのですが、音が細かく動くようなところだとなるほどと思うことがよくあり、頼りにしています。

この第30番に関しては、今のところ第1楽章が弾けたら万々歳ということで、その後のことは考えていません。第3楽章なんかとても弾ける気がしない。

でも第3楽章がこの曲のメインとか書いているサイトがあったりして、う~ん、やっぱりいつかは弾かないといけないのかなあと思ったりします。弾けたら弾きたいですけど。

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2020年12月14日月曜日

ベートーヴェンピアノソナタ第30番に再アタック

 ピアノレッスンでした。

シンフォニア第2番。練習してもまだまだたどたどしい出来。

音価をちゃんと保ってないところをちゃんとやって、テンポが上がってフレーズが繋がるようになったら終わりますと先生に言われてギョッとしました。え?そんなに早く終わるの?みたいな…。まだポツリポツリ弾いてる状態なんですけどね。

手折られた潮騒。今回はこっちにかなりの時間を費やして練習してました。おかげでちょっとテンポ遅い目に弾けばつっかえない程度には弾けるようになったのですが、その甲斐あってか、幾つか直された後、終了。え?もう終わり?みたいな…(二度目)。

手折られた潮騒の次に何をやるか、先生と相談。

先生は色々提案してくれるのですが、どれも難しそう。例えばリストの話になって「献呈って難しいですよねえ」と言うと「献呈は確かに難しいですね。でも同じシューマン=リストの『春の夜』はどうでしょう」と言ってちょっと出だしを弾いてみせてくれるんですが、なんだか簡単には聞こえない…。後で田所先生のリストを見たら、献呈は難易度24、春の夜は25でした。うちの先生の難易度感って…。春の夜断って良かった(安堵)。

ショパンは…どれも難しい、ショパンに易しい曲は無いということで意見が一致。

あれも難しい、これも難しいと話が難航する中、先生がベートーヴェンはどうですかと言うので「ピアノソナタ第30番が大好きだけど、以前レッスンに持って行ったら全然進まなかった」と話したら、じゃあ第1楽章やりましょうということになりました。いや、その、ソナタ第30番だって難しいんですけど、良いんですか?先生ノリノリですけど?

今までこのブログに何度も「憧れの曲」と書いてきたソナタ第30番にまた取り組めるとは夢のようです。

でも、バッハがいつも譜読み状態で辛いので、せめてもう一曲は譜読みが簡単な曲にしたい(田所先生難易度で14くらいに抑えたい)と思っていたのですが、その気持ちをあっさり裏切ってしまいました。

これまでも何度か譜読みに挑戦していたのですが、さっぱり音が覚えられないんですよねえ。

頭の中に流れる音楽と楽譜に書かれた音符が繋がらなさすぎるのです。

頭の中では音楽が淀みなく流れるんですが、その音と指が不思議なくらい連動しない。マジック。こんなの不安しかない。

というわけで、嬉しさと不安がごっちゃになった状態で帰宅したのでした。

心配なのは、憧れが強い曲ほど弾けない自分にがっかりする度合いが強くなることなんですよね。

理想の演奏が強く印象づけられているから、そことの距離が果てしなく遠く感じられてしまう。

あんまり理想を追い求めないように、自分に過大な要求をしないように努めたいと思います。

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2020年12月7日月曜日

譜読みが早くなったと褒められたが実は

 今日はレッスンでした。

レッスンが終わって先生と雑談している時、ふと「バッハをやってたら譜読みが早くなった気がする」って言ったら、先生は

「インベンションの時よりもシンフォニアに入ってからの方が譜読みが早くなりましたよ。

この分だと平均律に入った時が楽しみですね。」

って仰るんです。

あれ、そうですかねえとか返事したんですが、今になってよく考えると、シンフォニアに入ってからの練習量がインベンションの時よりずっと多いんですよ。だからその分沢山譜読みできてるだけで、実は譜読みスピード自体は全然早くなってない(という気がする)。

なんで練習量が増えたかというと、「なんじゃこりゃ?めちゃムズイ。ひょっとして壁?絶壁なの?さっぱり弾けない。指が動かん。これではレッスンで止まってしまう。やばい。」と焦りまくったからです。


うーん、ということは将来平均律に入ったらもっと焦りまくって、練習量がもっと増えて、結局つじつまが合うってことになるんですかね?

その前にいつかどこかで破綻してしまうような気がするなあ…。大丈夫かなあ。


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2020年11月16日月曜日

奇跡!遂にシンフォニア第1番が終わる!

 終わったよ!終わりましたよ!遂にシンフォニア第1番が終わっちゃいましたよ!

凄いぜ!やった~!

このブログと日記を読み返すと、始めたのが去年の11月11日だったのでほぼ1年やってたことになりますね。いや、感慨深い。

前回の記事で「レッスンが休みになっている七か月間、四日しか練習していない」みたいなことを書きましたが、それはレッスン直前追い込み練習(一回弾いて嫌になって止める日も入れて)の日数で、実は日記をよく読むと練習した日は24日もあったのでした。

アンダンテさんのWEBピアノ練習会に参加する為に練習したし(忘れてた)、思ったより結構練習してました。

まあ、本当に辛かったです。インベンションからシンフォニアに上がる時誰でもみな壁にぶつかるらしいですが、洒落にならん位高い壁でした。


それで、終わってみて思うんですけど、よく三声を練習する時に

・一つのパートだけを取り出して弾く

・三つのパートから二つを選んで弾く

・一つのパートを歌いながら残りを弾く

をやるようにってどこのサイトにも書いてあるんですが、遂にやりませんでした。

部分練習で「ここのパートどうなってるんだっけ?」と訳が分からなくなった時に一つのパートだけを弾くというのはやりましたが、それだけです。

アナリーゼとかも全然してないし。どこから主題が始まるのかは楽譜に書いてあるので(市田版)、そこは見ましたが…。

でもそれで何とかなったんだからいいや、という気持ちと、なんだか後ろめたいという気持ちがないまぜになってます。


次は2番です。閻魔帳によると第1番の難易度が17なのに対して第2番は19とえらく差があるんですが、大丈夫なんでしょうか?

ちょっと弾いてみたらなんか聞き覚えのある曲でした。これはありがたい。


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2020年10月19日月曜日

八か月ぶりのレッスン

久しぶりのレッスンでした。

 前回のレッスンが二月だったので、なんと八か月ぶりのレッスンとなります。

まずシンフォニア第1番を弾いたら、先生が「休みの間も練習していたんですか?」と聞いてくれたのでちょっと嬉しかった…「ええまあチョボチョボ練習してました」と答えましたが、これは真っ赤な嘘。ほぼほぼ練習してなかったのでした。

Googleカレンダーからリマインダーが飛んできて二週間前から「練習しなきゃな」とソワソワしていたのであります。でも結局練習した日は今日を入れてたった四日。それもシンフォニア第1番を一回通して終わり、といった体たらく。

それでも面白いのは、久しぶりにシンフォニア第1番を弾いてみたら、前よりもスラスラと弾けるようになっていたことです。

ピアノを弾かなかったから上手くなった…という訳では無くて、多分メンタルの調子が上がったからじゃないかなと思います。

そもそもピアノを弾くという行為は結構気力というか精神力というかメンタル的体力を大量に消費するようで、それがバッハだったらなおさら。インベンションでもシンフォニアでも一曲最後まで弾いたら喉がカラカラになるんですよ。物凄く緊張するみたいです。

以前だったらシンフォニア第1番はいつも1ページ目の最後の段で強烈につっかえてしまってなかなかリカバリーできなかったのですが、それが八か月間を空けただけで、多少つっかえてもすぐに弾き直せるようにまでなりました。

メンタルの改善というのは凄い効力があるようです。

また、「主題はピアノから始めて頂上でフォルテになって…」と指導されるのですが、練習してる時はそんなの奇麗さっぱり忘れててやったことがありません。でもレッスンだとなぜかちょっと繰り返しただけでできるんですよね。

どういう訳か練習している時には出来なかった事がレッスンでは出来るようになることがたびたびあります。先生に不思議な力があるのか、それとも火事場の馬鹿力で、実力以上のパワーが発揮できるのかもしれません。

ってな感じでシンフォニア第1番が終わって次は手折られた潮騒。

ここではハーフペダルを教わりました。

実はハーフペダルを教わるのはこれが初めてです。今までは「ペダルは底まで踏む」としか教わって無かったのでおっかなびっくり。「ではやってみましょう」と言われても、「こんな感じ???」できているのかいないのかよく分からない。まあこれはおいおいに…。

というわけで、久しぶりのレッスンを終えて物凄い充実感と達成感を味わいつつ帰ってきました。

レッスンが終わった直後はいつも「ピアノ弾くぞ~!」と思って帰るんですけど、帰宅してからあれこれやっているうちに折角の気分が冷めてしまうんですよね。こうして書き留めておけば少しは保存できるかな、と淡い期待を抱いたりします。


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2020年2月23日日曜日

雲上の存在・平均律に近づく?

チャイコフスキーの秋の歌は練習の成果もあって首尾よく終わり、無事手折られた潮騒に入ることができました。

一方で、ちんたらやっているシンフォニア第1番ですが、レッスンで先生がひとくさり喋った後、こんなことをおっしゃる。

「シンフォニアは全部やりません」
「平均律にもシンフォニア程度で弾ける曲があります」

果たして先生の真意は?
もしかして私が"シンフォニアには飽きた。早く平均律に入りたい"と思っていると思ったのでしょうか?
いや全くそんなことは思ってないんですが…。

平均律と言われても「この曲が好き、弾きたい」とパッと思いつく曲が出てきません。
平均律はいつも全曲をまとめて聞いているので完全に聞き流しモードになっており、"あ、これいいな"と思っても何曲目を聞いているかなんてイチイチ確認しないからです。

というわけで平均律に早く行きたいという意欲が湧きません。
そもそも滅茶苦茶難しいシンフォニアに入れたことすらいまだに信じられないのに、平均律なんて雲の上の更に上って感じで現実味が湧きません。

いや、前の先生に習っていた時に平均律にトライしようと一度相談したことがあります。随分昔の話です。
なんかカッコいい曲を見つけたんで、それを弾きたかったのです。
でも結局「平均律が弾きたかったらインベンションをやって、シンフォニアをやって、それから」と先生が結論を下してポシャったのでした。

ところで、閻魔帳によると平均律で一番易しいのは第1巻10曲目と第2巻6・15曲目で、難易度19とのことです。
シンフォニアで一番難しいのは難易度20だから、まあ確かにシンフォニアを全部やらなくても弾ける平均律はあると言えばあるという訳なんですが、この難易度、バッハに関しては特に一つ違うだけで格段に難しく感じるのです。
シンフォニア第1番は難易度17だから、難易度19とはかなりの差を感じます。

まあとりあえず第1巻10曲目を試しに弾いてみようと楽譜を開いたら、おっと「これ弾きたいと思ってた奴やん!」。

プレリュードがめっちゃカッコいいんですよ。
最初は静かだけれども何やら不穏な空気をはらんでいて、後半のプレストで一気に炸裂するというドラマティックかつキャッチーな展開。なんだか短編映画を観ているようです。
リヒテルの演奏を貼っておきますので聞いてみて下さい。
ヨタヨタながら弾いてみましたが、運指の辻褄が時々合わなくなることと、プレストで弾くのはメッチャ大変そうということを除けばまあまあ弾けないことは無い感じ。
体感的にはインベンション第2番の時の弾けなさ具合の方がよっぽどしんどかったな。あの時は指が別の生物かと思う位動かなくって大変でした。このプレリュードでは指が動かないということは無いです。

フーガの方はね…二声ということもあって超ゆっくりでなんとか最後まで弾けたのですが、曲の魅力がよく分からないので練習が辛そう。
やっぱり曲に惚れ込まないと練習は捗りませんからね。

プレリュードだけレッスンに持って行くという訳には…やっぱりいかないんでしょうし、困った。

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2020年2月5日水曜日

秋の歌の追い込みモードに入る

前回のレッスンで不意に
「もう一回秋の歌をみて、それで終わりにしましょうか。」
と先生に言われてアタフタしました。

本当はね、本当は去年の秋のかつさんの第2回『ピアノWeb発表会』に秋の歌で参加する予定だったのです。
しかし、案の定というか全く仕上がらなかったので参加できず今日に至るという体たらくでありまして。
このブログを読み直したら去年の7月に始めたんですねえ。いやもう2月ですよ、冬も過ぎて立春も終わっちゃいましたよ。うっかりしたら1周年を迎えるところでした。

長らくダラダラと続けてきたわけですが、「次のレッスンが終わったらもう秋の歌を弾くことは無くなるのか」と思うと俄然やる気が湧いてきて、一生懸命練習しております。いやレッスンが終わっても好きなだけ弾けばいいんですが、今までの経験から言って多分そういうことは無いと断言できます。それだけに色々名残惜しくて、練習も自然じっくりねっとりとなります。

そうすると楽譜をよく見るようになって、よく間違える左手の和音も「こことここの和音一緒やん」とか気付いたりして。
今頃になってそんなこと言ってるのかという話もありますが、まあ見つかって良かったということで。

秋の歌の次は、なんとなく思い付きで三善晃「海の日記帳」から「手折られた潮騒」を選びました。テンポ速いんですよね…指が回るかな…。
次回のレッスンで秋の歌が早く終わったら、手折られた潮騒にもちょっと入る予定です。

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