2012年8月22日水曜日

指を鍵盤につけたまま限りなく素早く下げると大きな音が出る

この間からしきりにツェルニーの話を書いてますけど、実質的には脱力の練習になってます。

で、脱力できている状態とはどういうものか、理想の姿、あるべき姿みたいなものを想像しながら練習してるんですが、

これまた「腕が5本あったらどんな風に弾けるんだろう」とか「脳が四つあったら平均律のフーガが楽々と弾けるのかな」レベルの、本当に想像上の存在みたいな、とりとめもない世界に突入していくわけです。

ところが先日、いいかげんに弾きながらハンマーが弦にぶつかるのを眺めてて思ったんですが、

ピアノの音の大きさって、ハンマーが弦にぶつかるスピードで決まるんですよね。

ということは、音の大きさは、キーが下るスピードで決まるわけで、別に特別な腕力とか指の筋力とかがいるわけではなくて、

どれだけ素早くキーを下げられるかで音の大きさが決まると。
指を押す力ではなくて、スピードとか瞬発力とか俊敏性とかが大事であると。

指先に腕の重みをかけるとかかけないとかはさておいて、指を限りなく素早く下に動かすことを意識しましょうと。

こういうことは今までにもあちこちで見聞きしましたし、先生にも何度も言われたような気がしますが、何か初めて実感できたような気がして、
試しに指を鍵盤にくっつけたまま指を思いきり素早く振り下ろしてみました。

すると、自己最高記録クラスの大きな音が出まして。

それでいながらとてもラク。
まるで自己催眠をかけているかのように腕がだんだん重くなってきて、指先の感覚が徐々に敏感になっていって。
あ、今の4はちょっと浮いてたな、とか、今の2は良かったけど3がイケてなかった、とか。

もしかしてこれが脱力というものかな、と。
もしかして今、自分は悟りをひらいているのではないかと。
もしかして今、自分に後光が射しているのではないかと。

そのように感じまして、しばらくピアノに触ってませんでした。
せっかくの悟りが夢、マボロシだったら悲しいので。

ところが、今日やってみましたら。
夢、マボロシではありませんでした。

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2012年8月12日日曜日

内反小趾が治ったかもしれない(その後の靴遍歴のその後)

アレンエドモンズの9Aの靴を買ったことはその後の靴遍歴に書いた通りですが、その後、やっぱりなんだか緩く感じ始めまして。小指の付け根が痛い。内反小趾のようです。

サイズが大き過ぎるのか幅が広すぎるのか分からなくて、比較検討用に、同じモデルの8 1/2 Bを買ってみました。するとますます小指の付け根が痛い。全く我慢できないレベル。

8 1/2 A か 9 AA がいいのかもしれませんが、アレンエドモンズのサイトを何回チェックしても、

width Aは size 9以上
width AAは size  10以上

しかない(涙)。

そこで9 AAで検索したところ、eBayで9AAとか9 1/2AAAとかが見つかりました。ただしみんな中古。
色々探したんですが、9AAは米国メーカーの中古しか存在しないようです。ヨーロッパは全滅。米国メーカーの現行品も全滅。
そこで、これはもうしょうがないと割り切って、中古の靴を買い始めたんです。

その後の靴遍歴でNettletonのローファーに触れてますが、国内で買った幅狭靴はこれ一足で、後はみんなeBayで買いました。

中には、使用感が全くない新品同様のもあったり。9AAAのローファーなんですが、幅が狭すぎて誰も履けなかったんでしょうか、デパートの名前入り値札が貼ってあったり、展示用に固定していたと思われるネジ穴が開いていたり。
この9AAAローファーは生まれて初めて出会った「幅が狭すぎて足が入らない靴」でした。

でしたというのは、昨日再挑戦したら一回でスッと履けてしまったからです。
以前はどうやっても履けなかったのに!
これはひょっとすると開帳足が改善しつつあるのかも!
内反小趾も治っているかも!

内反小趾や外反母趾で何が困るかというと、指に体重がかけられないんです。
正確に言うと、指が曲がっているというのではなくて、指の付け根の関節ごと回転して斜めになっているんです。その状態で体重をかけるともう痛くてしょうがないし、そもそも関節が動いてくれません。
そんなわけで、今までは小指や小指の付け根に体重をかけられませんでした。

しかし!9AAAローファーが履けたことに気を良くして、試しに爪先立ちになって小指に体重をかけたら!痛くない!小指の付け根の関節が動いている!ブラボー!

2009年11月に書いた冷え性改善プロジェクトで、冷え性対策として「足のサイズにあった靴を履いたら効くんじゃないか」と書きましたが、実際、今は足が冷えて眠れないということはなくなりました。

まあ、足の冷えが治まったら次は足の裏がこって眠れなくなったんですが。
足の裏のコリが治まると今度はふくらはぎのコリが辛くて眠れなくなりましたが。
そして、足指の冷えは相変わらず、といった継続的課題もあるんですが。

しかし、事態は確実に良化しつつあり、未来は明るいと言えましょう。

あ、ところで外反母趾サポーターですが、これを装着して歩くと足裏の横アーチ部分に鈍痛が走るようになりまして、どうにもこうにもならないので止めました。

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2012年8月7日火曜日

全く終わる気がしないツェルニー

ひたすら毎日ツェルニー30番の1を練習し、ちょっとは進歩した跡を認めてもらえるかなと期待しつつ臨んだ今週のレッスン。

結果から申し上げますと、コテンパンでありました。
グシャグシャになってるんだそうです。
絶対に速く弾かないこと、と釘を刺されました。

もう釘は既に50本くらい刺さってるような気がしないでもない。



これってもしかしてアレですか、ノレンに腕押しヌカに釘って奴ですか。





あと50本ほど釘を刺してもらわないといけないようです。

いや、そんなバカなことを言ってないで超ゆっくり練習をしなくては。

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2012年8月3日金曜日

日本を代表するピアニストといえば

ピアノを再開する前の話。

「野島稔プレイズリスト」というCDが、とあるメーリングリストで話題になりまして、
その際に「指先のコントロールができていない」という発言があり、これが長く気になってました。

正直いって、プロはみんな上手いとしか思わない。好き嫌いなら言えなくもないですが。
「ユンディ・リーって上手いの?」と聞かれてぐっと詰まったこともありました。
いや、そりゃ上手いんじゃないですかね…?

そんなことを思い出して、ふと野島稔を検索してみたら、なんと「日本を代表するピアニスト」とあるじゃありませんか。
偉い人だったんですね…。

しかし、次に「日本を代表するピアニスト」で検索すると、野島稔をイイヨと推す人がいない。理由を考えてみたのですが分かりません。メディアでの露出が少ないからかな?

では、現在「日本を代表するピアニスト」として挙げられているのは誰か。
ざっと調べてみて、一回でも「日本を代表する」と書かれた人を並べてみました。順不同です。

中村紘子
内田光子
仲道郁代
横山幸雄
清水和音
小川典子
近藤嘉宏
舘野泉
辻井伸行
田部京子
小山実稚恵
フジコ・ヘミング
関本昌平

あなたが思うピアニストはいましたか?

それにしても野島稔は一体どうしたんだー。

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2012年7月31日火曜日

ころころと転がる音、三善晃

ころころと転がる真珠のような粒の揃った音について考えていたら、アニメの「赤毛のアン」を思い出しました。
このエンディングテーマを聴いて「ピアノをこんな風に弾けたらなあ」と子供の頃思っていたものでした。「でもとても無理」とも。



ツェルニーを練習すれば子供の頃の願いがかなうのかな?かなうよね?

ところで、この歌は三善晃の作曲なんだそうで。
三善晃、名前だけは知ってたんですが、このアニメと結びつくとは全く知らず。
てっきり無調ばりばりのゲンダイオンガクの人かと思ってました。

どんなピアノ曲を書いているのか知りたくて動画を漁ってみましたが、
若い頃に書いたピアノソナタと、子供向けのエチュード以外は何も上がってなくて。

自分で楽譜を買って弾くしかないのかな。

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2012年7月30日月曜日

行き着くところは脱力の問題で

まあそんなわけでツェルニーの初レッスン。
同時並行でドビュッシーのロマンチックなワルツも今回から始めることになってたんですけど、やっぱりというか予想通りというか、ツェルニーでレッスンは終わってしまいました。

そして、これまたやっぱりというか予想通りというか、粒が揃ってないということで、それは脱力ができてないからということで、その為には

・一音ずつ弾いては脱力、弾いては脱力を確認する
・脱力できないテンポで弾かない
・リズム変奏を4パターン繰り返す

という、お馴染みの練習を行うこと、と。

予想外だったのは

・3指の離鍵が十分でなく、ちゃんと上がりきってない

という指摘。
4指がちゃんと動けてないのは自分でも分かってたんですが(←それならテンポ上げて弾くなよ)、
3指までも動けてなかったとは。

あと、左手の1指-1指でレガートにつなぐところが切れてしまっている、と。
これは何度もやって「今のはできてない」「できてない」「できてない」「あ、今のはできた」「今のはダメ」と言われて混乱。
そう仰られても、全然違いが分からないんですが…。

と途方にくれつつ何度か繰り返すと段々聞き分けられるようになって、ほっと一安心。

うむ、これで「真珠を転がすような粒の揃った音」にまた一歩近づきましたぞ。
野望を果たす日は近い。わはははは(高笑い)

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2012年7月29日日曜日

ツェルニーには強い中毒性がある

まあ、そんなわけでツエルニー30番の1番を練習してるんですけど、
実に嫌らしい曲ですね。
なんだか同じようで微妙に違う箇所があったりして。
ゆっくり弾けばなんてことないのに、テンポアップして左手もつけると突然右手が転びだしたりして。

そんなこんなで、一週間欠かさず毎日(時間はまちまちですが)練習してきたわけで、
スラスラ弾けるようになってきたら、今度は中毒症状。
止められないんです。楽しくて。

今のところ、右手だけなら(四分音符)=162で安定的に弾けて、192がなんとか見えてきた感じ。
最終ゴールは指定テンポの200ですが、まあ頑張ればひょっとしてなんとかなるかもという気がしてきました。

そうはいっても両手で安定して弾けるのは132でして。
なんで両手を合わせると不安定になるんでしょうね。左手は簡単なのに。

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2012年7月26日木曜日

緑のカーテン(のなりそびれ)の効果

昨年の夏は、まんまと孔明の罠にかかってしまい、緑のカーテン計画はものの見事に頓挫いたしました。
朝顔の種は見つからないし、スダレを買う気力もなく、矮性ミニトマトは青枯れ病にかかって全滅。

そこで今年は捲土重来を期して、ゴールデンウィーク中に培養土とミニトマトの苗を買い揃えました。
途中、プランターが小さすぎることに気づいて野菜用プランターに植え替えるなど色々ありましたが、努力の甲斐あって今やミニトマトは私の背丈を追い越そうとしております。

また、ダイソーで衝動買いしたミニトマトの種から立派な苗が8本育ち、ベランダはミニトマトとプランターで埋め尽くされております。

おまけに、ミニトマトの苗の隣に並んでいたメロンの苗もついでに一本買ったところ、なぜかこれまたすくすくと育ち、一人前に実などつけております。

で、最近の猛暑。
西向きの我がマンションは、帰宅が何時になろうと、玄関のドアを開ければ熱風が部屋の中から溢れ出ているのが常でして、靴を脱いでまず最初にすることはエアコンのリモコンを手にすることでありました。

今年も靴を脱ぐや否やエアコンのリモコンを探しております。
なぜか。
玄関のドアを開けると、ひんやりとしているからなのです。
「しまった!エアコンのスイッチを切るのを忘れてた!」と反射的に思うからなのであります。

だがさにあらず、エアコンはオフになっている。

ということはですね、これはミニトマト達が役に立っているに違いない。
緑のカーテンと呼ぶには、窓を覆っている割合が見た目6割くらいしかないのですが、効果は覿面です。
さすが、毎日30リットルの水を飲み干すミニトマト軍団だけあって、やることがひとあじ違う。
日中の室温を下げるだけでなく、マンションの蓄熱をも防ぐ効果があるとは、全く想像してませんでした。ありがたやありがたや。

このように感動する一方で、昨日は「今日はまた一段と部屋の中が涼しいなあ」と思ってたらエアコンがつけっぱなしになっておりました。
おあとがよろしいようで。

2012年7月25日水曜日

ツェルニー30番に挑戦

先日、久しぶりにレッスンに行きました。
ずっと先生と喋ってたのでピアノはとうとう一音も鳴らさず。

色々喋ってはっきりしたのは
「未だにヨロヨログダグダな悲愴をちゃんと弾けるようになりたい。そしていつかは30番を弾きたい。それもコンクールに出せるレベルで。」
と自分が思っているということ。

それに対する先生の回答は
「ベートーヴェンのソナタをコンクールレベルで弾きたければツェルニー30番、40番は避けて通れない」。
でした。

これ、もうちょっと負けてもらえないかなーと思ったんですが。
例えば部分練習を積み重ねたら曲は完成するんじゃないかとか。

でもそうじゃないと。そういう問題ではないと。

ここで膠着状態に陥りまして、とうとう先生が一言
「とりあえず30番やってみます?」



考えてみれば、なぜツェルニーを避けるのか、実は理由はありませんでした。
子供の頃はツェルニーやらなかったし。辞めた時に使っていたのはハノン、ソナチネ、ブルグミュラー18でした。(ブルグ18で最初に弾かされた曲がスケールの塊だったので決定的に嫌気がさしたのがピアノを辞める原因になりました。しかしこれは余談です)

ツェルニーは無味乾燥でつまらない、とずっと思っていました。
しかし本当のところは、本屋で立ち読みしたくらいで弾いた経験は全くなく、ただ他人の感想だけで出来上がったイメージを抱いていただけでした。

じゃあちょっとやってみようかな。

ってなわけでレッスンの帰りに30番を買ってきました。

ネット上では30番の曲は難易度順に並んでないとか1番が一番難しいとか言われてますが、それも先生に聞いたところ
「そう?私は難易度順に並んでいると思うけど」
ということだったので、まず1番から手を付けてみました。

ざっと最後のページまで見たところ、最初の4曲くらいは一週間でレッスンに持っていけるだろう、なんて考えていたのですが、いざ弾いてみたら1番で早くもつっかかりました。
4指がね、ちょっとね、弾けてないんですよね。

ここは虚心坦懐に行くしかない。

一音ずつ区切ってゆっくり弾いてみたら、4指は別に問題なく動いています。
速く弾こうとすると力んじゃうんですよね。手首とか、肘とかね。それで4指がうごきにくくなっちゃってるんですよね。

一音ずつ、ハイ弾いて、ハイすぐにチカラをぬいて、とやっていると、なぜか心が清らかになったような気分が。
きっと、集中力を高めることで邪念が消えるのでしょう。おお、まるで座禅のようじゃ。

そうして清らかな心で清らかな音を奏でていますと(←自分で書くなよ)、
なぜかリストの「泉のほとりで」を連想します。


ベヒシュタインの音を堪能できるお気に入りの録音です。

まあ難易度とか全然違うんですが、
この演奏をイメージしながらペダルを踏みまくって弾くと、音の美しさにウットリです。陶酔です。ゆっくり弾いても退屈じゃありません。
これはなんだかいい拾い物でした。

しかし、こうなると「泉のほとりで」も弾いてみたくなるなあ…。

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2012年6月12日火曜日

戦略的撤退

会社員をやっていると覚えなくていい言葉を覚えていたりしまして、

鳴り物入りで立ち上げたプロジェクトがショボショボになって立ち消えることを戦略的撤退と呼んだり、
新規事業開拓とか勢い込んで人を集めてみたものの、手をつけてみたらさっぱりダメだったので止めちゃうことを発展的解消と呼んだり、

そういう聞こえのいい言い換え方をやたらに学んだりします。

はい、戦略的撤退、決定いたしました。
やっぱりコンクールは無理。無理。無理。全然間に合いません。

どんなに楽観的に考えても、
どんなに贔屓目に見ても、
とてもコンクールに出せるようなシロモノじゃないもんなー。

先生と小一時間話し合いまして、

・コンクールは来年出る
・今年のコンクールは見学する
・レッスンは年末の発表会の準備に変更する
・発表会が終わったら来年のコンクールの準備にかかる

ということでコンセンサスの一致をみました。

(コンセンサスってそういう意味だったかな…まあいいや)

ここまで、自分なりに頑張ったんですよ。
レッスン前の一時間、ピアノを借りて練習したり。
(このピアノレンタル料もバカにならない)
(家で練習しろって話ですが、どういうわけか家にいると練習しないんですよねえ)
(それでも朝の6時から練習して出勤したりした日もあったんですが)

でも、戦略的撤退を決めた決定的な理由は

メトロノームを使ってじっくりじんわり集中的に練習していたら、はっきりと上手くなってきまして、
あれ、もっとノビシロあるんじゃないの?ここまま練習したらどんどん上手くなるんじゃ?
などと思ってしまった次第。

自分の納得いく完成度まで持って行きたい!
今の状態でコンクールに出すのはもったいない!
という欲が湧いてきたわけです。

まあ、コンクールはもう申し込んで今更キャンセルできませんし、曲目を変えることもできませんから、当日は素知らぬ顔で客席に座ってるか、お辞儀の練習と思って出るだけ出てみるとかするしかないんですが。

しかし「もう頑張らなくていい」と思ったら、なぜか帰宅してから練習に熱中してみたり。遅いっちゅーねん。

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2012年5月15日火曜日

超ゆっくり弾く

さて、「先生にどう言ったものか」と書いたコンクールの話ですが、特に反対もされず、「じゃあGWの間に練習してきてね」ということで話がまとまりました。

ここまでが4月の話。

で、5月に入って最初のレッスン。
「では通して弾いてみましょう」

うは、つっかえまくり。でもなんとか最後まで弾いたぜ。最後の方はもうヨレヨレだけどな。

…って!ダメじゃん!コンクールが迫ってるのに、今頃つっかえててどうするよ!本来なら今は表現とか細かいところを突いてるはずでしょ~が!

とセルフ突っ込みを入れる間もなく、先生の冷静なご指導あり。
ここで「こんな状態でコンクールに出たら恥をかくだけ。止めましょう」とか言わないで、最後まで諦めないのが先生のいいところ。めっちゃタフです。

言われたのは、
1.弾き込む。
2.ゆっくり弾いて、一つ一つの音を確認する。音が抜けてないか、粒が揃っているかチェック。
3.ゆっくり弾いていても、速いテンポで弾いている時と同じ気持ちで弾く。
の三つ。

まあこうやって書き出してみると、いつも先生に言われていることなんですが、
実際に超ゆっくりで弾くと、なんということでしょう、

やはりつっかえるところはつっかえていたのでした(愕然)。


しかし、これで何から手をつけていいかはっきりしたので、ちょっと一安心。

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2012年4月19日木曜日

無謀な冒険、あるいは考えなしの駆け出し

今年に入ってから一度もピアノの話を書いてなかったような気がするので、一応ご報告します。

レッスンではショパンのマズルカに取り掛かりました。
ホロヴィッツの演奏で大好きになった曲の一つです。
ご本尊はこれ↓

http://youtu.be/ea9JhI4FLcU

そして、話は前後しますが、去年の発表会。
予定通り、ショパン=リスト「六つのポーランドの歌より"春"」と、ギロックの「夏の嵐」「秋のスケッチ」「海の情景(←なんとなく冬の海っぽいので)」の取り合わせで弾きましたが、ここでよもやの全曲ストップ&弾き直し。

「簡単な曲をできるだけ完璧に弾くことで自信をつける」という目論見は儚く海の藻屑と消えたのでした。


そんなこんなで2012年、思いがけずまとまった休みが取れることになりました。

「バイロイト音楽祭に行ってパルジファルを聴きたいなあ」とか淡い夢に一旦は浸ったのですが、やはり現実は甘くなく、チケットは既に発売済み&旅行社のパックツアーは激高、で早々に諦めました。

南の島で泳ぎまくるとか考えても今ひとつ気乗りがせず。

うーん、何しようかなあ。

などとごにょごにょ考えているうちに、なぜかとあるアマチュア向けピアノコンクールに申し込んでいたのでした。



いや、あんたね…今年に入ってから何日、いや何時間、いや何分ピアノに触ったの?
正直に言うてごらん?
コンクールとか、どの口が聞いてるんや!これか!この口か!(グギギギギ)

はっはっはっ!もう遅いわ。なんと仰られよ~が、参加料は払ってしまったもんね。



ってな感じで、今、頭の中で悪魔のような何かが二匹、激しく戦っております。


しかし、来週のレッスンで先生にどう言うたもんかな~。


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2012年3月21日水曜日

New iPadのカメラ

このたび、新しいiPadでアップルデビューを果たしました。

そうなんです。今までiPodとかiMacとか一切使ったことがありませんでした。
しかし、10インチでありながら2048x1036という超精密・超高解像度ディスプレイに心惹かれ、遂に買ってしまったのでした。

で、今日初めて戸外に持ち出してみました。
おお、いい天気。

ちょっと写真に撮っておきたい花があったので、なんとなくケータイでパシャリ。



この花は多分シンビジウム・サザナミで間違いなしと思われます。 
小学生高学年の頃から大学生に至るまで育てていたので、飽き飽きするほどこの花は見てました。
花色が地味な肉色というか茶色とピンクのアイノコのようなぱっとしない色で、あまり好きじゃなかったのですが、ここで咲いている花は直射日光を受けて元気よく咲いているためか、発色が良いです。
しかし、地植えで咲くとは…大阪って熱帯に近いのかな…。

残念ながら、直射日光が眩しくて花が白飛びを起こしております。色も見た目と違うなあ。
試しにiPadでも撮ってみましょう。それ!




あれ?
白飛びが起こらないどころか、えらくリアルな色合いなんですけど?
なんでこんなに違うの?

写真のプロパティを見ると、露出時間の違いが効いているようです。
iPadの方がずっと短い。

このiPadのカメラパーツはiPhone4と同じものなんだそうですが、してみるとiPhone4ユーザーの皆さんはこんな綺麗な写真をバシバシ撮っておられるのでしょうか…。
ケータイで梅の花を撮って感心していた自分は、なんと井の中の蛙であったことでしょうか。
いやいやそんなことにめげてはならない。これから盛大に写真を撮っていきたいと思います、iPadで。

2012年2月27日月曜日

散歩、梅、ケータイのカメラ

近所を散歩していたら、公園で梅が咲いていました。
よしよしブログねたにしてやろうじゃないか。

ケータイで適当に一枚撮ってみたら綺麗に写ってオドロキ。
上の写真はトリミングしただけで、色調補正もコントラスト修正もしていません。

接写できるし、色が変になったりしないし、今まで使ってきたケータイとは雲泥の差であります。
テクノロジー万歳。

2012年2月22日水曜日

ブリオーニのジャケット

キトンのジャケットのインプレを書こうとしつつ、先延ばしを繰り返してきましたが、
そんなことをしてる間に!
ブリオーニのジャケットを買ってしまいました!
人生初キトンの次が人生初ブリオーニ!

このジャケットがまた、
まるでオーダーしたかのような、強烈なジャストフィット!

ジャストフィット。
この言葉を何度このブログに書いたでしょうか。
これではまるで狼少年ではないのか。

ええ、その通り。

自分でも余りにも調子が良過ぎる、これはきっと幻覚でも見ているに違いないと思い、試着しては「いや、今はちょっとのぼせてるだけだから…頭を冷やしてから出直そう」と店を出ること3回。

4回目の昨日の夜。さすがにもう売れているだろうと半ば期待しつつ、先回りして失望するリハーサルなどしつつ、さりげなく店の前を通りすがるふりをしてちらりと覗いたら、

ありました。

着てみました。

やっぱりジャストフィット。
自分のために仕立てられたとしか思えないようなピッタリ感。
おまけに生地も大好きなツイード風ヘリンボーンときたもんだ。
初めて試着した時から一ヶ月経った今でも、見れば見るほど惚れ惚れする奴です。
もうこれは買うしかない。よし決めた。

というわけで購入。

ところで今まで書き損ねてましたが、前回のキトンも今回のブリオーニもセールで3割引でした。それでも高かった!

2012年1月21日土曜日

Kiton LASA ジャケットに魅入られる(その二)

Kitonの2011秋冬カタログに載っていたラサモデルの説明を転載します。
このカタログ、グーグルで検索すると見つかるのですが、Kitonのサイトからはたどり着くことができないのです。なんでかな?

This is our oldest and finest model. We produce only a few of these suits a year, made from start to finish by a single tailor who devotes 40 hours to each individual garment.

The LASA model follows the shape of the body so closely that it seems sewn on.
This is even more apparent in the sleeves, tapered at the forearms, making the jacket as soft as a shirt.
When worn, the suit never feels tight, but extremely light, almost intangible, thanks to the fabric of which it is made, an ultra-fine linen.
Fine tailoring gives the unpadded shoulders natural wearability. The only padding is found at the top of the sleeves, as support.
The wrinkles around the arm are characteristic of Neapolitansleeves, which are prepared and sewn by hand.
In making this suit, nothing is left to chance.
Meticulous care is devoted to each stage, especially the modeling, ironing and sewing at the neck, details that make this garment one-of-a-kind.
Last but not least, the tailor does not cut a pattern for the suit but designs it with chalk directly on the fabric, based on the specified measurements; and of course, shapes it by ironing at every stage.

Antonio, Arcangelo, Armando, Ciro, Domenico, Gennaro, Mario, Maurizio, Paolo and Pasquale are the 10 tailors selected by Kiton to create this very special garment.
Each one of them is your own personal tailor.

というところで一旦ポスト。

2012年1月19日木曜日

Kiton LASA ジャケットに魅入られる

年が改まって、またまた服の話です。

ついに初めてキトンで買い物をしてしまいました!
しかもジャケット!

ああ、感無量すぎてまともな文章が書けない。

この話、続きます。

あ、ピアノの話題もあるんですよ。ネタが腐らないうちにまた書きます。