2009年10月31日土曜日

酔っ払い練習

10月に入ってから色々あって、
昨日、風呂に入って今月あった色々を振り返ってたら4時間経ってたくらいに色々あって、
あまりに疲れ果てたので昨日今日と寝てましたが、
やっと今日の夕方になって回復しました。

で、近所のモスバーガーで朝食兼昼食を食べて、洗濯をして、
やっとピアノに取り掛かれました。
まあ、ピアノを練習するといっても、
ワインのコルクを抜いてから、
「あ、つまみがない」と気づいて、
じゃあつまみ代わりにピアノでも練習するかな、なんていうふざけきった練習なんですけど。

それも、合間合間に、録画した「ファッション通信」とか、NHKの大河ドラマとかを見てるわけなんですけど。

あ~、大河ドラマの主人公の肌が初々しい。

年を取ったと思う瞬間として「甲子園の高校野球の選手が自分より若いと思った時」「警官が自分より若いと思った時」というのがありますが、
ここに「大河ドラマの主人公が自分より若いと思った時」というのを付け加えたい。

まあ、大河ドラマを真剣に見るのは「独眼竜正宗」以来なんで、何をか言わんやって感じもするんですが…。
そういえば、渡辺謙は、「正宗」の頃よりも今のほうがはるかに男前な感じがします。
ああいう、年を取るにつれてドンドン良くなっていく人にあやかりたいですねえ。

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色々脱線弾き

今日は、今までレッスンでやった曲をさらってました。

バイエル78番
この曲が頭の中で流れ出すと、煮物の匂いが蘇ります。
小学生の頃、いつも夕方練習していたんですけど、ピアノを置いている部屋の隣が台所なんで、夕飯の匂いが部屋にまで漂ってくるんです。
それがとっても美味しそうな匂いなんですよねえ。
他の曲では全然何も思い出さないので、この曲だけの特別な思い出です。
そういうわけで、この曲のサブタイトルは「夕飯の煮物の匂い」です。

別れの曲
4年前の発表会で弾いた曲。14ヶ月の月日を費やして何とか覚えたという労作。発表会が終わった時は、あまりに根を詰めてた反動で、一ヶ月は燃え尽き状態になりました。
が、久しぶりに弾いたら、嫌な気持ちはきれいさっぱり忘れ、まっさらな気持ちで弾けたものの、指使いまできれいさっぱり忘れたのは盲点でした。
昨晩は前半と格闘し、今日は後半と死闘を繰り広げ、なんとか思い出しました。
泣く子も黙る名曲なんで、ちゃんとレパートリー化したいもんです。

ミニヨン
シューマンのユーゲントアルバムに入っている曲。1ページしかない短い曲で、「簡単な曲を完璧に仕上げる」目的でレッスンに持っていったら、一ヶ月で終わったので拍子抜けしたという思い出の曲。でも今はつっかえつっかえでしか弾けません。ちゃんと仕上げてYouTubeにアップしたい。とってもきれいで聴き映えのする曲です。

小さなフーガ1
プレインベンションの1番目の曲。
一昨年くらいかな、譜読みで終わってしまうレッスンがあまりに多いので、譜読みの要らない曲をやりたいと、しばらくプレインベンションをやってたのですが、すごーく難しかったです。
なにしろ、左手が右手につられないように独立して動かないといけないんですけど、それが全然出来なかったので。
「テーマが分かりやすいように、テーマの出だしは強く弾いて」って何度も言われたんですが、それがすっごく難しかったです。でも出来るようになったら、ちゃんとフーガらしい曲に聴こえるようになって、感動しました。
譜面がバイエル前半並みに簡単なだけに相当凹みましたが、おかげで左手が多少動くようになりました。

幻想曲K.397
ピアノ曲ベスト10に入れた、モーツァルトの一大傑作。一昨年だったかの発表会で弾きました。
これも久しぶりに弾いたらかなり忘れてました。
これも別れの曲同様、レパートリーにしておきたいです。だからたまには弾いて油を注しておかないと。

バラード
ブルグミュラー25の練習曲で、ぱっと思いつくのがこの曲。凄くカッコイイので、小さい頃から大好きでした。
しかし、メインのメロディーが左手なので、左手があまり動かない自分にとっては苦手という、なんとも辛い曲。

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2009年10月30日金曜日

度肝を抜かれて真面目に朝錬

昨晩、偏差値70からの大学受験というのを何気なく読み始めたんですが、
あまりにも強烈な内容に、というか強力な気迫に引き込まれて、一気に最後まで読んじゃいました。

「自分は100努力して10しか得られないから、10倍も100倍も勉強しよう」と、この手記の主人公は2年間猛烈な受験勉強を続けるんですけど、まずこの時点で普通の人じゃないです。っていうか私なら三日でやる気メーターがゼロになっちゃいます。

まあ、それはそれとして、最後に主人公は「努力する人にとって学歴社会は優しい」と語るんですが、
実は私もピアノについて同じ事を思っていて、
アマチュアレベルなら、ピアノの巧拙って、才能じゃなくて努力で決まると常々思ってるんです。

だから、もうちょっと真面目に努力しようかなあ、と。
そういう殊勝なことを思いつつ、今朝は苦手なところを集中練習してました。

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2009年10月29日木曜日

久しぶりに朝錬

ちょっぴりずつですけど、ピアノを練習しています。
今朝は10分間だけ練習。
10分だと、だーっと流して、苦手なところを数回練習、程度しか出来ませんが、
まあ触らないよりはマシってことで。

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2009年10月22日木曜日

ゆっくり弾くのは難しい

ちょっと朝練しました。

苦手なところ、つまづくところは、決まって手首か肘が強張ってる。
もう何度も同じところでつまづいてるから、これはもう癖になってるみたい。

仕上がりのイメージは、颯爽と駆け抜けるように弾いている姿で、
その時はきっと手首も肘も柔らかくなっているはず。

強張らないように弾こうとすると、どうしても片手で、これでもかっていうくらいゆっくり弾かないと今は難しいです。

やっぱり速く弾きたくなっちゃう。
ゆっくり弾いてもやっぱり間違えたりしますし。

じゃあ、もっとゆっくり、深呼吸してもう一度、って感じで。
颯爽と駆け抜けるイメージを保ちながら、ゆ~っくり弾いてみます。

やってみると難しいです。
歩くのだって、いつもの歩幅で、いつものスピードよりもゆ~っくり歩こうとすると、バランスを失ってこけそうになります。
思ったよりも、ゆっくり弾くのって難しい。

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2009年10月20日火曜日

練習してないのにピアノが上手くなった。なぜ?

休日にネクタイ締めたらピアノを練習する気が湧くかな?なんて書いてましたが、結局ピアノに一度も触ることなく、2週間ぶりのレッスンに行ってきました。

するとね、めちゃくちゃ音が綺麗になってるんです。自分で感心するくらい。
先生に「この2週間に何があったの?」と聞かれて、「先週ご馳走を食べてストレスが発散できたから」とか思いつきで答えたんですが、

一晩明けて、ピアノを弾きながら、何が変わったかよく考えてみました。

まず、指の独立が格段に良くなってること、特に小指がよく動いてる。
で、小指が動くとき、背中の筋肉の中の細い筋がちょっぴりピクピクしている。

それで思い出したのは、先日の土曜日に散歩してたとき気づいたこと。
腕を前後に振るとき、後ろには全然動いてないんです。
前には出るんですけど、後ろ方向に動かすと、腕は体の横で止まってしまってます。
出来るだけ後ろに振ってるつもりでも、常に意識し続けないとすぐに元に戻ってしまいます。
これはナンだか変だなあと思って、散歩の間、腕を後ろに振るよう気をつけてみました。

2時間ほど散歩している間、「腕を出来るだけ後ろに引く、引く、引く…」と頭の中で唱えながら腕を振ってたら、かなりくたびれました。

腕を後ろに引こうとすると、背中の筋肉を使わないといけないんですが、これが今まで全然使えてなかったみたいです。
で、この散歩が背中の筋肉のいいストレッチになって、小指が動くようになったと。
実際、腕を後ろに引くと、小指がちょっぴりピリッと来るんです。
きっと背中と小指を繋いでる筋があるんでしょうねえ。

そういえば、何年か前に、先生に「背中が固いのね」って言われたことを思い出しました。
その時は意味が分からなかったんですが、こういう事だったのかな。

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2009年10月18日日曜日

職人気質

トム・フォードの話は、年内はこれで終わり、と書いて早数ヶ月、依然として書きまくってますが、今日もトム・フォードの話です。ごめんなさい。

先日のオーダー会の時に、既に買ったリージェンシーモデルのスーツを、今回の採寸の結果を反映させて補正することが可能、と言われた話を書きましたが、今日はその補正の為にリージェンシースーツを持っていきました。
ちょっと気を使って、もう一着のトム・フォードのスーツを着て。こちらはバッキンガムモデル。

で、背中の余ってる分とか、袖の背中側のたるんでる部分とかを、試着室で着て鏡を見ながらピン打ちしてもらい、まあパンツの方はあんまり気になる皺がないので、じゃあジャケットだけお願いしますと言って渡したのですが、

あれ、鏡を見ながらピン打ちするんだったら、別に前回の採寸の結果とは関係なくない?
今日着てきたスーツも直してもらえるんではない?

と思い、聞いてみたら、出来るとの返事だったので、バッキンガムモデルのジャケットもピン打ちに。
このバッキンガムは、以前にもチラッと書いたのですが、首周りがちょっと大きいこと、肩幅がちょっと広すぎること、袖がちょっぴり長すぎることがずーっと気になってたのでした。要するにちょっとサイズが大きいんですよね。

背中のたるみを取るのとは違い、首周りや肩幅の修理となると、かなり沢山の部分をほどいて縫い直す大修理になっちゃいます。
そんなの無料でやってくれないよな、凄く高い修理代になりそう、と思って幾らかかるか尋ねたら、なんと無料とのこと。

なぜ無料なのか、と聞くと、こんな話をしてくれました。

先日のオーダー会で採寸をしていたイタリア人が、手の空いた時にこう言ったそうです。
何人かの客がトム・フォードのスーツを着てきたが、サイズが合ってない人が多い。これでは、お客さんが他のブランドの店に行ったとき、お客さんも恥をかくし、トム・フォードも恥をかく。サイズがきちんと合うように修理をしてから客に渡しなさい。

服の販売員って、多少サイズが合ってなくても無理やり売りつけるのが普通だと思ってたのですが、イタリアじゃ違うみたいです。
ビバ、プロ根性、職人気質。

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2009年10月17日土曜日

葱と牡蠣

1.白葱を適当な長さに切る
2.焼き網にアルミホイルで作った皿を載せ、牡蠣を焼くスペースを作る
3.葱をこんがり焼きつつ、アルミホイルの上で牡蠣に火を通す
4.ポン酢につけて食べる

もはや適当料理と呼ぶのもおこがましいですが、これがまた旨い。
今使ってる焼き網は、セラミックの白い網が中に入っており、これが遠赤外線を出すとかで、ガス火でも上手く焼けます。
この網を考えた人は本当に偉大。

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「休日にネクタイ」の意外な効用

はたと気がついて数えてみたら、スーツやらセットアップスーツやらがいつの間にか7着も貯まってました。
それなのに普段着が一枚もないのです。
あ、ジーンズがあるんで、下は大丈夫なんですけど、上に着るものがないんです。
じゃあ何か買おうと思っても、買いたいものが思い浮かばない。スエットとかセーターとかには、あんまり意欲が湧きません。

じゃ、休日もスーツ着ればいいじゃん!そーだ!そうしよう!

っていうことで、今日からスーツを着てます。
着ているのは、一番気に入ってなくて、次にスーツを買ったら捨てる第一候補の、イオンの9800円スーツ。
そして、いつ締めればいいのか分からなくて困ってる、ピンク無地のシルクニットタイ。
捨てる前にせいぜい着ておこうという魂胆。

しかし、いくら気に入ってないといっても、スーツを着てネクタイを締めると、服を傷めまいとして、動作一つ一つに気を配ってしまいます。もう、これ、無意識にやってるんで、自分では止められません。
ジーンズなら、ちょっと疲れただけでゴロッと横になってしまえるけど、スーツにネクタイでは気が引けます。いくら捨てるつもりの服でも。

そんなわけで、今朝は家事が淀みなくサクサク進んでいます。

ひょっとして、ずーっとネクタイを締めてれば、ピアノの練習もサクサク進んじゃないかな。なんて思ったり。

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2009年10月15日木曜日

船場にネクタイを買いに行く

ネクタイを熱心に買ってたのは10年以上も前なので、今と全然傾向が違います。
昔は、大振りの柄を大胆に描いたプリント柄が多かったのですが、
今の主流は、水玉とか紋章とか幾何学模様とかの、うんと小さな柄を散らした織り柄のネクタイ多し。

そういうわけで、ありとあらゆる服が安く売っている船場センタービルに行ってきました。
船場というのは、梅田(通称:キタ)と難波(通称:ミナミ)の真ん中辺りにある、一大繊維問屋街です。
船場センタービルは、その中にあって、卸売り専門店やら小売店やらが延々と軒を並べているビルです。
ビルって言うか、阪神高速の高架下に作った建物なんで、高さはあまりないんですけど、長さはめちゃくちゃあるんです。
ここなら欲しいネクタイを格安で売っている店が一軒くらいあるだろうと期待して、ズイズイっと回ってきました。

しかし、欲しいなあと思えるネクタイは高く、
格安なのは、20年前からタイムスリップしてきたような、ヘンテコ柄のプリントネクタイだったり。
やっと、まともそうな柄の、2本で1000円のネクタイを見つけたと思ったら中国製だったり。まあそれでも6本買いましたけど。

そんなこんなで、まあこれならと思うネクタイをちょこちょこ買いつつ端から端まで歩いていたら、12本も買ってました。
ちょっと買いすぎ。

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ユニクロ+Jのテーラードジャケット

カツァリスのコンサートが終わった後、ホールの近所にある複合商業施設をざっと見て回りました。
スーパーだのユニクロだの阪急百貨店だのがザクザク入っている、まだまだ出来立てほやほやのピカピカな建物です。

先ごろユニクロでは、デザイナーのジル・サンダー(この人のことを考えると、いつもヘルムート・ラングとごっちゃになります)と組んだ+Jというシリーズを売り出したのですが、梅田でも心斎橋でも凄い人だかりで、ゆっくり服を見られる感じじゃなかったのです。

でも、ここ神戸ハーバーランドでは、かなり熱も冷めたのか、+Jコーナーは人がまばらだったので、じっくり見ることが出来ました。

試しにテーラードジャケットを羽織って鏡を見ると、おや、ぴったりじゃないですか。
肩、胸、背中、身頃丈、袖丈、全て文句なしです。
トム・フォードとは方向が違いますが、これはこれでカッコイイ。
気に入りました。

じゃ、買って帰ろうかなと思ってレジを見ると、ものすごーく長い行列が。
かなりめげまして、夕飯を食べに行きました。

食後、やはり気になって再度ユニクロに行くと、レジの行列がかなり短くなっていたので、ジャケットと、ついでにシャツも一枚買ってきました。
ジャケットにはペアになるパンツがあったのですが、かなり大きなサイズしかなかったので、他の店で探すことにしました。

で、次の日、大阪府下で+Jを置いてある店を全てリストアップし、まず開店時間が一番早い大日イオンSC店に行ったのですが、ここで重大な事実を知りました。

な、なんと、+Jのパンツは、関西では、神戸ハーバーランド店と心斎橋店にしか置いてないというのです。
そんな大事なこと、なんで早く知らせないんじゃ~>ユニクロ

しようがないので、「まあないだろうなあ」と思いつつ心斎橋店へ。
案の定マイサイズはありませんでしたが、+Jじゃないパンツで、ジャケットと同じ生地を使った物があったので、妥協してそちらを買ってきました。

ところが、帰宅してから、ユニクロのサイトでサイズを調べると、+Jのパンツは、ウエストで合わすと太ももが入らず、太ももで合わすとウエストがガバガバになることが分かりました。
つまり、結果オーライってことで、めでたしめでたし。

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シプリアン・カツァリス@神戸松方ホール

10月11日のシプリアン・カツァリスのコンサートに行ってきました。
チケットを買いそびれたので、当日券を買うべく13時過ぎに現地入りしたのですが、開場の14時半までホールの入り口が無常にも封鎖されてました。
仕方がないので、近所のスーパーでビールを買い、ベンチに座って時間をつぶしました。

ビールの500ml缶を2本飲んだところでやっと開場時間になったので、当日券を買って入場。
ホールは立ったばかりと思しき小奇麗な建物の4階にあり、ロビーの壁面全てがガラスになっていて、神戸港を一望できます。更に広いベランダが付いていて、海風と日曜の午後の陽射しを楽しむことができます。

やっと時間になったので着席。
カツァリスは時間通りに登場し、すたすたと歩いてきてお辞儀をしたかと思うと、ぱっと座ってぱっと引き始めます。早い。
最初の方はビールの酔いが回って半分寝てたのですが、シューベルトの交響曲「未完成」ピアノ編曲版が始まると、ぱっちり目が醒めました。

おおー、凄い。第一バイオリン、第二バイオリン、ビオラ、チェロ、コントラバスの声部を軽々と弾きこなしていきます。何度見ても手が二本しかないのですが、どう考えても最低手が3本以上あるようにしか聞こえません。

それと、弱音が非常に美しいです。柔らかいのにちゃんと芯があってムラがありません。

その後、一曲はさんで、ベートーヴェンの交響曲第七番第2楽章リスト編曲版と、ピアノソナタ「悲愴」でプログラム終了。第七番はもっと聞きたかったなー。

アンコールが全て終了して、外に出たら、サイン待ちの長い行列がずらっと出来てました。みんなよくやるなあ。

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ジョン・ロブの靴のサイズ

10月3日午後の心斎橋ぶらぶら歩行で、ジョン・ロブに入りました。
あまりにも高額製品ばかり置いているので、気軽に入るには気が引ける靴屋です。

ここの靴はイギリス製なので、靴のサイズを聞かれて、イギリスサイズで7 1/2の幅Eと伝えたのですが、なぜか、現物を履いてみると、7のD、つまりサイズが1段階小さく、幅が一段階狭いのがピッタリでした。

いつぞやのエントリで「実は甲高幅広でした」と書きましたが、平均的日本人の足幅はE以上らしいので、幅がDなら全然狭くないじゃないですか…。っていうか、よそのメーカーのEがここのDなんでしょうか?

でもどこのメーカーでも幅がDとEならかなり見た目が違います。ここのメーカー同士でもやはり違います。Dはほっそりとして、とてもスマート。Eですら、他のメーカーのEよりもスマートな感じです。

長々と書きましたが、まとめると「ジョン・ロブのDは、私の足にピッタリ入る靴の中で、ずば抜けてほっそりしてスマートに見える」という印象。即ちコレ欲しい状態。

「いつかは欲しいものリスト」にまた一つ仲間ができました。

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トム・フォードのスーツの秘密

10月3日のトム・フォードオーダー会の後、トム・フォードの例のウルトラ高価なスーツを着たまま、心斎橋をぶらぶらしておりました。
すると一軒のテーラーを見つけたので、ふらっと入ってみました。テーラーカツラという店です。後で分かったんですが結構有名店らしいです。

その店で、「どうしてこのトム・フォードのスーツは頭が小さくてスラッとして見えるのか」について聞いてみたら、裁断士の方が出てこられて説明してくれました。
要点は、「肩幅が2cm広いこと、襟の幅が大きいこと」で、この二つの要因により、頭が小さく見えるんだそうです。

更に「こういうスーツを作ることはできるか」について聞いたら「形を真似ることは出来るが、着心地がまったく同じになるかは保証しない」ということでした。

で、「仮にこのスーツと同等のものを注文したらどの位かかるか」と聞くと「30万くらいですかね…」とのこと。

昨日、あらためてトム・フォードでパターンオーダーの値段を聞いたら、マシンメイドで39万から、フルハンドで60万から(と言ってたような気がする)とのこと。 もちろん一番安い生地なので、いい生地を使うともっと上がります。

日本のテーラーで注文するか(どんなのが出来るのかわからない)、ブランド物のパターンオーダーにするか(高い)決めかねるところです。

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2009年10月7日水曜日

1Q84あっという間に読了

いやー、こんなに面白い小説、久々に読んだなー。
エンタテイメントとして練れているし、文章は更に上手くなってるし、結末に向かってぶれることなく突進していくし、クライマックスは大いに盛り上がるし、もう何も言うことないです。

冒頭の温室が出てくるシーンは、レイモンド・チャンドラーの「長いお別れ」(訂正。「大いなる眠り」の間違いでした)のオマージュだと分かりましたが、他は全然分かりませんでした。でものっけからこの調子なんで、きっと他にも色々オマージュがあるんでしょうね。もう既に1Q84研究本が何冊か出てるんで、きっとそういう本では詳細な解説が書いてあるんだろうと期待します。
チャンドラーとかカフカとかP.K.ディックとかと比べてる人がアマゾンレビューにいましたが、私は神林長平の「猶予の月」を連想しました。

以下ネタばれ。
・父親のベッドで空気さなぎが出来るっていうことは、天吾はこの時パシヴァになってたんでしょうか?それとも父親がパシヴァだったんでしょうか?
・空気さなぎの中にいるのは天吾の母親だと予想してたんですが、思いっきり外れました。
・Book3で青豆さんのドウタが出てきたら面白いんですけど、それは無理かな?
・ふかえりと天吾が反リトル・ピープルとして存在を続けるなら、1Q84は「リーダー」を失った以後、リトル・ピープルは誰を通路とするんでしょう?世界がバランスを保つためには、リトル・ピープル側の人間がいないといけないと思うんですが…。
・Book1第14章309ページで、小松が
「読者は月がひとつだけ浮かんでいる空なら、これまで何度も見ている。そうだよな?しかし空に月が二つ並んで浮かんでいるところを目にしたことはないはずだ」
と言っています。この言葉と、後の天吾の行動から、小松と天吾は元々1984の住人だったことが分かります。「空気さなぎ」の中で月が二つに分かれる瞬間を述べているふかえりも同様です。さて、この伏線はBook3でどう続くんでしょうか?
・青豆が「空気さなぎ」の本を手に取ったとき、その本が天吾が関わったものであることを知っているのですが、何で知ってるんでしょうか?ごく一部の人間が必死に隠している秘密なのに。
・1984年にマッキントッシュのカーオーディオってありましたっけ?マッキントッシュが何年からカーオーディオを始めたのかちょっと調べたのですが分かりませんでした。

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2009年10月6日火曜日

葱とチーズ

今日の適当料理、っていうか酒のつまみ。

1.白葱を一口大に切り、網で焦げ目が付くまで焼く
2.クラッカーにカマンベールチーズと葱を載せ、黒胡椒を挽いてちょっぴり振り掛ける
3.食べる
4.うまい

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2009年10月5日月曜日

1Q84読みかけ

村上春樹の1Q84がベストセラーになったということで、じゃあ古本屋に大量に出回るから、それをゲットしようと思ってたのです。
しかし、いざ古本屋を探したら、近くに見つからない。
しょうがないので、本屋で買ってきました。

で、読み始めたんですけど、青豆がホテルのバーでナンパするシーンで危うく爆笑しそうに。
あまりにも唐突に、トンでもないセリフを吐くんですもん。
電車の中だったんで笑い声を必死に抑えました。
いや~、村上春樹で笑うとは思いも寄らなかった。

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2009年10月4日日曜日

トム・フォードのオーダー会に行く

遂にやって来ました十月三日、トム・フォードのオーダー会です。
もう朝からそわそわしてしまいまして、今日の日の為に取っておいた、もう何度となく書いている件のウルトラ高価なスーツを着込み、予約の時間よりも30分も前に着きました。

店の中で待って良いという店員の言葉に甘え、中に入ると、白い給仕の服を着た男登場。
本当に給仕でした。
飲み物はヴィンテージ・シャンパンとコーヒー、紅茶、他色々あるが何にするかと聞かれ、迷わずシャンパンを選択。
椅子に腰掛けて待っていると、ボランジェのグランダネ1999というのが注がれて、ちょっぴり目眩。
これって確か、カジノ・ロワイヤルで、ジェームズ・ボンドがキャビアと一緒に注文していた奴じゃなかったっけ。値段を調べたら、興味本位で買える代物ではなかったので諦めたような記憶が。
一緒にカナッペも出てきました。無駄にオシャレで恐ろしくちっちゃいのが。
こういうのが一切合財スーツの値段に含まれてるんだろうなあと思うと、途端に胃の調子がおかしくなりそうに。
シャンパンをお代わりしてその場を凌ぎました。

さて、時間になって、イタリア人二人と通訳一人が登場。
イタリア人二人は、長身・ガッチリ・ハンサムで、チェックのスーツ、チェックのシャツ、無地のニットタイという、お洒落過剰な服装を見事に着こなしてます。
モデルかと思ったら、採寸担当とメモ担当でした。
恐るべしイタリア人。

ここでちょっと説明。
トム・フォードのスーツは、ウィンザー・リージェンシー・スペンサー・バッキンガムの四つの型があり、それぞれ肩幅やウエスト周りの絞りなどがちょっとずつ違います。
最初に買ったスーツはリージェンシーモデルで、次に買ったのはバッキンガム。お気に入りはもちろんバッキンガムですが、今回の採寸では、ウィンザーとリージェンシーのどちらかしか選べないとのこと。
で、リージェンシーを選択。

用意された服からサイズが合うのを着て採寸。背中にちょっと皺が寄ってるのと、ウエストをもう少し絞って欲しいというこちらのリクエストに応えて、ピンを打って補正、また採寸。
袖丈が長いので、ピンを打って、また採寸。
パンツの内股に皺が寄ってるとの事で、また採寸(これはピンを打ってたかどうか忘れました)。
肩と胸はバッチリ合ってて補正の必要なし、とのことで、ここはスルー。

他には何もお願いしたいことはなかったので、これで採寸終了。
採寸だけでもいいですから、オーダーしなくていいですから、という約束だったのですが、きっとそんな事はないんだろうなあ、と思ってたのに、本当にこれで終了。後は生地見本を見ながら店員と雑談。
ここでまた飲み物のオーダーを取りに来ましたが、又シャンパンというのは気が引けたのでコーヒーを選択。
美味しいコーヒーでした。

気になる値段ですが、ハンドメイドで49万から、ハンドじゃなかったら42万から、と言ってたような気がします。あれ?もうちょっと高かったかな?
オーダーはきっと100万超えるんだろうなあ、と思ってたので拍子抜け。
(どちらにしても金はないので買えませんが)
注文してから出来上がるまでは大体三ヶ月くらい。

生地見本は恐ろしく分厚く、グレンチェックだけでも何種類もあるので、これはトム・フォード側から発注して特別に織らせているのかと聞くと、いや、そういうことはしていないとの事でした。
なんかね、凄く突飛なチェック柄とかあるんですけど。あれが普通に売ってるとか、予想外。

今回採寸したデータを元に、以前買ったリージェンシーモデルのスーツを修理することも出来るそうです。これは嬉しいニュース。
店を出たら、丁度予約した一時間が経ってました。

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