2009年11月11日水曜日

運命の靴を求めて三千里(も歩いてませんが)

ジョンロブの靴がピッタリだったので買いました、という話を書きましたが、
その翌日(つまり昨日ですが(正確には一昨日ですが))、履いたんです。
それが、羽根がピッタリくっつくので、大いにあせりました。
羽根がくっつくということは、これ以上紐を締め上げられないということで、
しかし、今までの経験から行くと、この靴もいずれは緩くなる筈で、

こんなに早く羽根がくっついてもらうと困るわけです。

そんなこんなでいてもたってもいられず、
また間の悪いことに、私、昨日から三日間の休みを貰ってるんで、
今日は一日、ジャストフィットの靴を求めて、梅田を徘徊してしまいました。
ああ、運命の靴はいづこ。

というわけで、まずエドワードグリーン。
手持ちの7ハーフE、606ラスト(←木型のこと)が緩いので、7あるいは6ハーフのDを出して貰いました。
木型は、ネット上で評判の高い202ラストを直感でチョイス。
しかし、これは踵が緩くてダメでした。羽根は閉じないので、甲のフィッティングはいい感じだったんですが、残念。
そこで、店員お勧めの木型、82ラストで6ハーフDに挑戦。
さすが、お勧めだけあって、かなり踵のホールド感アップ。
しかし、小指の付け根辺りがちょっときつい。
しかも、しばらく履いていると、踵のホールド感が落ちてくるではありませんか。
ちょっとこれではなあ、ということで退却。
今考えると、なぜ606ラストの6ハーフDを試さなかったのか悔やまれます。
まあ、これは今後の課題ということで。

次はジョンロブ。
一昨日買ったのは7000ラストで、ネット上では8000ラストの方が、甲が薄く、かつ踵が小さいらしい。これはぜひ試してみなければ。

というわけで、ジョンロブ梅田ヒルトン店を急襲。
この店は初めてなので、店員が足のサイズを測ってくれたのですが、ここで驚きの事実。
なんと、私の足のサイズは7ハーフ~8のE~Fだったのでした。
ではなぜ7000ラストだと6ハーフDがジャストなのか?
実は7000ラストはちょっと爪先が長くて、少々サイズに余裕があるみたいなんです。
それが秘密ではないかと。推測ですが。

それはそれとして、8000ラストで7Eの靴を店員が何足も出してきてくれたので、片っ端から履いたのですが、
どうにもこうにも踵が抜けます。しかも羽根が閉じます。
8000ラストの踵を削ってもらえばベストなんでしょうけど、それだとオリジナルの木型を起こすフルオーダーということになって、

ジョンロブのフルオーダーは、なんと84万円から、だそうで、

そんなの、そんじょそこらの清水の舞台から飛び降りるくらいでは到底釣り合いません。
8000ラストの6ハーフEか7Dという手があるかと思ったのですが、
店員曰く、サイズを変えても羽根はやはり閉じるとのことで、
この方面の考えは捨てました。
一足だけ、8000ラストよりも更に踵が小さいという、1105ラストの7Eの紐靴があったので、それも履かせてもらいましたが、これまた踵が抜けます。

というわけで、「お客様の場合、踵がとても小さいので、既製靴ですと、ソック(靴の内側に貼ってサイズ調整するもの)をお使い頂くしかありません」と言われながら、店員にお見送りされてきました。

三番目、非常にコストパフォーマンスが良いと評判のクロケット&ジョーンズ。

木型は調べるのを忘れました。ハンドメイドラインのオードリーというモデルで、これの6ハーフDは、今日試したエドワードグリーンのどの靴よりも踵が抜けないし、羽根も閉じないし、非常にいい感じです。
しかもエドワードグリーンよりも安い。
でも踵のホールド感は、一昨日買ったジョンロブの方がいいような感じがするなあ…。

ってな感じで、くたびれ果てた疲れを餃子とビールで癒しつつ、「今日一日は一体なんだったのか」とか思ったりしたのですが、

家に帰ってジョンロブ履いたら、足がむくんだためか羽根は閉じないし、ちょっと窮屈だけど踵のホールド感はバッチリだし、あらためて「いい靴…(しみじみ)」とか思ったり。(←懲りない奴)

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