2010年9月11日土曜日

十数年ぶりに腕時計を買いました

腕時計というのはなければなくてなんとかすむもんで、
特に、携帯があればそれですんじゃうんですよね。正確だし。
それにピアノを弾くときには外すように先生に言われてからは、はめたり外したりするのが面倒になって、ますます縁遠くなり。

そんなこんなで、去年手持ちの腕時計を思い切って全部捨ててしまいました。
いつか買い直す時はこんなシンプルでデザインのいいのが欲しい、と思いつつ。


じゃじゃん、知っている人は知っている、パテック・フィリップのカラトラバです。
知らない人が見たら100均ショップで買ったのかと言われそうな見かけのこの時計、
先日、時計屋の広告が目に入ったのをきっかけに店に入ったところ、なんと180万円の値札をつけて陳列されてました。
それはちょっと買えません…。

しかしこれで時計熱が突然燃え立ってしまい、
あれやこれやと物色していたのですが、
結局こちらの時計で鎮火することができました。
エポスというメーカーで、3336という愛想のない名前が付いています。
実はエポスというメーカー、昨日初めて知りました。調べたら素性の怪しいものではなさそうだったので購入。
カラトラバの二十分の一という値段もナイスです。
(それでもフツーの感覚からすれば十分高いような気がするけど、気のせいかな…)
表も裏も透けていて、動いている歯車がよく見えます。
僅かに残った部分にチマチマと施された彫刻だの、せっせと動く歯車だの秒針だのを眺めているとなぜか心が和んでしまい、時間が経つのを忘れます。
秒針が動いているのを見ているだけでも5分くらいはあっという間に経ってしまいます。

腕時計(に限らず、小さくて細々したもの)に心を癒す効果があるということを、初めて実感しました。
こうやって時計マニアは生まれていくのですね、きっと…。

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