2015年6月30日火曜日

イライラしないというだけでピアノはこんなにも楽に弾けるものだったとは知らなかった

前のポストで「ブログ復活」などと書いておきながらほったらかしにしておいてすみません。
なにせ全然やる気がわかないもんで、ピアノも去年の8月頃からずっと弾いてませんでした。

というのも、例の双極性障害という奴ですが、これがさっぱり良くならなくて、会社もずっと休んだままです。
「会社をずっと休んでるならピアノ弾きたい放題だね!」と言いたいところですが、世の中そんなにうまく行かないもので、病気のせいか薬のせいか分かりませんが、本当に全く何にもやる気が起きないのです。
死なない程度にご飯を食べて、夜寝て朝起きるのが一日の仕事、みたいな感じ。そんな感じじゃピアノを弾く気にならないし、「何でピアノなんて買ったんだろう」なんて思ったり。たまにピアノブログを見ても、みんなのやる気パワーにクラクラしてそっと閉じたり。

しかし、今日はどうしたわけか、久し振りにピアノブログを見る気になり、見ているうちにピアノを弾きたくなり。

それで、ようやっとピアノの前に座れたのでした。
曲はショパン=リストの六つのポーランドの歌から「春」です。随分長い間この曲ばかりやっていたせいか、結構指が覚えていてくれました。
とは言ってもそこはそれ、つっかえつっかえ弾いているわけです。

ところが、つっかえたら以前だと非常にイライラするのですが、今は全然イライラしない。
実はイライラは双極性障害の症状の一つだそうです。ということは、これは病気が良くなってきたということで喜ばしいことですが、もう一つ嬉しいのは、

イライラしないとピアノが楽に弾ける。練習が楽しい。間違えても楽しい。

ということです。
フカフカの新雪の中をスキーで滑ると、たとえ転んでも楽しい。いや、転んで雪の中に突っ込むのが楽しい。そんな感じ。
ピアノを楽しく練習する為には間違いを楽しむ位の気持ちが必要、ということは頭では分かっていましたが、今まではなかなか心がついてきませんでした。今やっとそういう気持ちになれて実にハッピーです。


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