2018年1月6日土曜日

二十年ぶりの旅行(上)

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
さて、年明け第1弾は、先月に行った旅行の話をしたいと思います。
書こう書こうと思いつつ一日伸ばしになってましたが、冬休みのうちに書かなければもう書く気が起きることはないだろうと思い、頑張って書くことにしました。



50歳になった記念に会社が長期休暇をくれました。
一緒に、なんと旅行代を出してくれるとか。
領収書と引き換えに支給されるので、行かないと貰えません。

年季の入った出不精なので、旅行と言われても特に行きたいところが思いつかず困り果てましたが、折角なので色々考えました。
例えばパリに行ってオペラ座でオペラを観るとか。
しかしそれでは会社補助を遥かにオーバーするのでパス。

また、まだまだ精神的にエネルギーが足りず(と医者は言う)、時差ボケで生活リズムが狂うと、それがいつまでも尾を引く可能性があります。
じゃあ時差が殆ど無いオーストラリア?ぐっと近く台湾?南の海で泳ぐとか?そういえば随分長いこと泳いだことが無いなあ。

長い休みだから1週間くらい行きたい。となるとやっぱり予算の都合上海外は難しい。沖縄は?レンタカーがないと大変そう(私はペーパードライバー)。

じゃあ国内の温泉宿にでも泊まるか。寒い所には行きたくない。動き回ると疲れるから連泊したい。連泊しても飽きないところがいい。となると温泉宿ではすることなくて暇かも。本を沢山持って行くか?いや、一人で温泉宿に何泊もすると自殺志望者と間違われそう。

と、あれこれ考えた挙句、ついに見つけたのが「阿蘇山の牧場で乗馬体験ツアー」。
毎日馬に乗ってれば飽きないでしょう。

そもそも馬に乗ったことがない。
大学に入った時、サークルの勧誘がどっと押し寄せましたが、その中で悠然と馬に乗って歩き回る馬術部の姿がカッコよくて。
一瞬グラッと来ましたが、後で、殆ど厩舎に泊まり込みで毎日馬の世話をしなければならないと聞いてげんなりしました。それ以来、乗馬は遠くにありて思うもの状態。
しかしそれがここに来て一気に現実のものになりつつある。

だが、まだ心配なことがあります。
自慢じゃないが、私は体育の成績が中学の時はずっと2で、保健のペーパーテストがある3学期だけ3になるというありさまでした。高校と小学校ではどうだったか忘れましたが、まあ箸にも棒にも掛からないものであったことは確かです。

そして自動車教習所では、誰でも通る筈の第1段階で落ちるという大失態をかましたこともあります。

要するに、非常にどんくさく、鈍く、運動神経ゼロの限界に挑戦するゼロテスターなのです。

それなのに、三日間も乗馬以外に何もすることがないというスケジュールを組んでしまっていいのか。
もし最初の一回で「もうこれはアカン」となったらどうすればいいのか。
広い牧場を散歩するとか?誰もいない、何もないところをぶらぶら歩く。そういうのも悪くないかも。

念の為に、ダルタニャン物語から3冊を持って行きました。1500ページ位あるから三日は持つ筈。

読みかけのまま放ってある、失われた時を求めてにしようかなと思いましたが、あれは根気、元気、やる気が三拍子揃わないと辛いですからねえ。止めておきました。

さて、どうなるでしょうか。

0 件のコメント: