2009年6月2日火曜日

クーラウと聞いただけで

子供のときちょろっとピアノを習ってたんですが、発表会に出たのは一度だけです。その時に弾いたのがソナチネアルバムの4番、クーラウのOp55,No.1でした。
とにかくこの曲が嫌いで嫌いで。全然好きになれないのに、発表会の為にうんざりするほど練習させられて、しまいにクーラウと聞いただけでムカツクくらい嫌いになりました。あ、クレメンティも全然好きじゃなかったです。要するにソナチネアルバムは全然好きじゃなかったということです。ツマンナイ曲があとからあとから出てくるので、砂漠の荒野を延々と歩いてるような気がしてました。あー辛かった。

という話を、今の先生にしたら「惜しかったね。もうちょっと頑張ればソナタアルバムに入れたのに」と言われて、あああああーとか思ったり。今ここにタイムマシンがあればアドバイスしにいけるんですけどね。そういう訳にはいかないですね。大変残念。

で、ピアノを再開してからもソナチネアルバムは絶対に触れたくない教本だったんですが、弾きたい曲だけを弾いていたら、技術的に進歩がないために段々弾けそうな曲が無くなって来まして、しぶしぶ基礎固めにとりかかり、ソナチネアルバムにも再登場願いました。

するとですね、結構楽しいんですね。
思いかえすと、子供の頃は音符を見て音を並べていただけで、アレグロとかスラーとか無視しまくってました。で、この曲はトロトロゆっくり弾くと全然面白くないんですが、元気ハツラツというか軽快な感じでノリノリで弾くと、とたんに生き生きとして、へー、こういう曲だったのかーと思う事しきり。

子供の頃にこういう指導をしてもらえてたらピアノを続けてたのに、と思う一方、そう言えば先生の言うことをほとんど聞き流してたような気もして。

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