2009年9月11日金曜日

無我の境地

夕飯がちょっとボリューム多過ぎたのか、
食べて洗い物を済ませて本を読んでたら眠くなり、
そのまま寝てしまったら、

夢の中で誰かがCDリストを眺めて「幻想即興曲…あーこれ、最初に買ったショパンです」
って言ったところで目が覚めまして、

そーいや幻想即興曲ってちゃんと弾けてなかったなあと思い出し、
突然練習し始めました。

なんか、いくら練習しても、うまくいかないところは全然うまくいかないという
イライラの塊みたいな曲で、
っていうか、すごくうまくいってるところはすごくうまくいってるのに、
そういう部分はほんのちょっぴりで、
残りの大多数はロクでもないという悲惨な状態で、

その中では12小節目なんかはまあマシな方なんですけど、
先生に何度も右手と左手が合ってないとしつこく言われた所で、
でも自分ではちゃんと弾いてるつもり、という、
特に苛立たしい箇所なのです。

で、今弾いたら、右手と左手が合ってない。
なんでかなー、右手の指がちゃんと位置を覚えてないからかなー
と思いましたが、

今、何度か試しているうちに分かったのが、
肘に不自然な力が入っていることでした。

もちろん肘に要らない力が入ったらダメってことは分かっているのですが、
力が入っているということすら気づいてなかったわけで、
気づいて直したら、
今度は左手の音の長さが不揃い(タタータ、タタータって感じ)になっているのが分かって、
これはかなり直すのに練習回数が必要でしたが、なんとか直りました。

随分長い間苦労した箇所なのに、今日は何かあっという間でした。

今日みたいな「頭が透明な感じ」「自分の弾いている音を先入観なしで聴けている」
という、無我の境地になると、学習スピードが恐ろしく速くなり、
自分が凄い天才になったような気になったりするんですが、

こういう無我の境地には時たまなるんですが、年に一、二度程度しか巡り合えないのが残念です。
天才っていうのは、こういう感じがいつもあったりするのかなあ。

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