2009年5月31日日曜日

納入調律

丁度大阪に用事があったということで、今日、白川ピアノの白川さんが納入調律に来られました。

納入調律は、本当は、ピアノが新しい環境で落ち着いてからやった方がいいんでしょうが、
昨日ぽつぽつ弾いてたら、だんだん音の狂いが気になってしようがなかったので、良かったです。

調律が終って白川さんと話しながら、ふと譜面台を外されたピアノを見ると、何かちょっと違う。


銀色に光っているのがチューニングピン、大きなネジの頭がついている金色の部分がフレーム、チューニングピンがねじ込まれているのがピン板です。ピン板は木製なのですが、金色に塗られてます。

で、何が違うかというと、下の写真を見てください。



これはヤマハのサイトから拝借してきました。金色の部分がフレームで、上のほうに並んでいるのがチューニングピンです。ピン板はチューニングピンの根元の周りにちらっと見えているだけで、ほとんどフレームに覆われてます。
こういう風にピン板をすっぽりフレームで覆うと、チューニングピンが動きにくく、よく調律された状態が長持ちしやすいそうです。

ということは、シュタイングレーバー195は音がヤマハよりは狂い易いということになります。

うん、それならこまめに調律してあげようじゃありませんか。
調律してもらうのは好きなんです。前のヤマハも意味もなく年2回調律してましたし。
おまけに温度管理も湿度管理もこまめにしてました。ヤマハなのに。
なんていうんですかねえ、ペットを飼ってるような感じですね。毎日エサをやるわけじゃないですけどね。
今度のペットは、世話のし甲斐があるというもんです。

調律が終ってからピアノを弾くと、えらく音が変わっていてびっくりしました。
ショパンのバラード第4番の冒頭をちょっぴり(自分が弾ける範囲で)弾いてみましたが、最初のソの八度からして、イキナリ引き込まれるような響きでうっとりします。
う~ん、続きを弾けないのが残念。
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追記:ヤマハのピアノで、チューニングピンの根元周りに見えている物は、ピン板ではなくて、チューニングピンとフレームの隙間を埋める木製の輪(ピンブッシュ)なんだそうです。訂正しておきます。
追記2:ベーゼンドルファーと、2003年に設計変更するまでのベヒシュタインも、同様にピン板がむき出しになっています。理由は、ピン板とフレームとの共鳴による雑音が出るのを避けるため、なんだそうです。

2 件のコメント:

長谷川 さんのコメント...

良いタイミングで白川さん大阪にいらっしゃいましたね~。
現代のピアノと比べて85鍵、2ペダルと少し違いますが違和感は有りましたか?

hotglass さんのコメント...

いや、全然違和感なかったです。言われてみればないなあ、っていうくらい。
多分最高音と最低音はなくても気がつかないです。